【2024年下半期転職トレンド】未経験者歓迎の求人が増加!60%以上の求職者が未経験の仕事にチャレンジ
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- 2024/11/30
キャリア採用のあり方はトレンドがあり、年々変わってきています。転職の目的は人それぞれですが、今とは違う業界、業種に転職したい方もいるのではないでしょうか?この記事では、未経験で異業種に転職することが難しくないことや、実際に見られるスキルをご説明します。

目次
求人数の増加
2024年は求人数が増え、転職市場が活発化すると言われています。
厚生労働省によると、コロナ禍以降有効求人倍率は1以上をキープしており、「求職者数よりも求人数の方が多い状況」が続いています。全産業で一定以上の求人が出ており、人手不足の現状があります。 。
※有効求人倍率は、1を超えると「求職者数よりも求人数の方が多い状況」となります。
未経験者向け求人は4年で3倍
近年、「未経験者歓迎」をうたった求人は転職市場で増加しています。
実際に代表的な転職支援サービスを例に見ると、「リクルートエージェント」で「未経験」というワードが含まれる求人数は、2018年度〜2022年の4年間で3.2倍に急増しました。同4年間の変化を業界別で見ると、IT・通信・インターネット業界が3.0倍と増加を牽引しており、職種別では営業職、エンジニア職、接客・販売職などで増加傾向が見られます。

また、同じく大手転職支援サービスの「エン転職」でも、未経験者歓迎の求人が増加傾向にあり、今後も増えていくと予想されます。中途採用向け求人サイト「エン転職」によると、同サイトに掲載された「未経験者歓迎求人」の割合は2020年から2023年の3年間で25%増加しています。
全年齢で6割以上の求職者が異業種業務に挑戦
未経験者歓迎の求人が増加すると同時に、異業種業務に挑戦する求職者数も増加しています。 以下のグラフは、異業種からの転職割合を年代別に表しています。

リスキリング採用が主流に
中途採用は別名、「キャリア採用」と呼ばれるように、前職で得た経験を自社で活かすことができる即戦力となる人材が採用される傾向にあります。しかし、近年の深刻な人材不足を受け、中途採用で「未経験求人」を加速する企業も増えてきました。こういった企業は、未経験者を採用して研修や教育を通じ育成する採用、いわゆる、「リスキリング採用」の動きを強めています。同時に、前職の業界や職種を問わず採用する企業も増加しており、求職者にとっては新たな業界・職種にチャレンジできる機会が増えています。求人の概要を見ると、「エンジニア経験は求めるが、xx言語による開発は未経験でOK」「職種業界未経験OK、スキル習得経験歓迎」など、保有スキルだけでなく、経験・未経験の領域や自己研鑽の姿勢などにおいて解像度の高い人材要件が目立ちます。今後のキャリア採用は、「未経験者は採用しない」のではなく、業界・職種経験の有無にとらわれず、より普遍的な経験やスキル、自己研鑽姿勢などでの採用に移り変わっていくと予測できます。

未経験歓迎の求人が増えたら、一気に選択肢の幅が広がるね!
どのようなスキルが高く評価されるのか?
未経験求人の採用ではポータブルスキルが重視されます。ポータブルスキルとは、業界や職種、所属企業にかかわらずに生かせる個人の強みのことです。厚生労働省の定義では、「情報収集や分析によって現状や課題を把握できる力や計画を立てて実行できる力」、「上司や部下、社外の関係者と良好な関係を築ける力」などとされています。
また、新しい環境に適応できるかどうかもよく見られるポイントです。これまで培ってきた経験やスキルを新たな環境に取捨選択して活用したり、自分に足りないスキルを柔軟に学び直しする力があれば、未経験でも転職市場で積極的にチャンスをつかみにいけるのではないでしょうか。
おわりに
今のトレンドとして、未経験でも採用される可能性が多いにあるということをご紹介してきました。
「未経験歓迎」と書かれた求人であっても、転職時に未経験であることを不安に感じている人は非常に多く、ある統計データでは、70%以上の方が不安に思っているというデータもあります。しかし、売り手市場の今こそ、未経験の職種に転職してステップアップするチャンスです。
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この記事が、前職とは違うフィールドへの転職を考えている方の背中を押せるものになれば幸いです!