フィンテック(FinTech)で広がる金融とWebサービスの連携の可能性

フィンテック(FinTech)で広がる金融とWebサービスの連携の可能性

最近、新聞や雑誌などのメディアで「フィンテック(FinTech)」という言葉が取り上げられる機会が増えました。金融業界に変革をもたらすフィンテックにより、新たに生まれているWebサービスもあります。本日は、そんなフィンテックとWebサービスについて、ご紹介します。

IT業界まるわかりガイドは、日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーが運営する業界情報メディアです。最新の業界情報を、初心者にも分かりやすくご紹介しています。

目次

フィンテックとは

フィンテック(FinTech)とは、金融(Finance)と技術(Technology)の二つを組み合せた造語で、ITを活用した新たな金融サービスのことです。
ここ数年、大手ICTベンダーや銀行だけではなく、様々なベンチャー企業が新たなフィンテックのサービスを提供するようになり、注目を浴びています。 日本では2014年前後からメディアで大きく取り上げられるようになりました。

フィンテックという言葉そのものは10年以上前から存在していましたが、以前は、銀行の勘定系システムや店舗の端末、ATM、インターネットバンキングなどといった、単にICTを使った金融サービスをフィンテックと呼んでいました。

これに対し、近年はフィンテックという言葉の使い方が変化しつつあり、革新的で、ユーザーにとってより使い勝手の良い、楽しい金融サービスを提供することをフィンテックと呼ぶようになってきています。

フィンテックの身近な例とスマートフォン

フィンテックの身近な例としては、モバイル決済、送金サービスが挙げられます。小型のカード読取装置(ドングル)をiPhoneやAndroid携帯のようなスマートフォンに取り付けるだけで、簡単にクレジットカード決済ができます。

ユーザーにとって便利なサービスとしては、個人財務管理(PFM)も注目されています。 PFMはお金の管理を手助けするソフトウェアの総称で、一般的には複数の銀行やクレジットカードなどの口座情報を一元的に確認できるオンラインサービスを指します。 他にも、クレジットカードの明細、電子マネーの利用履歴などから、自動で家計簿をつけてくれるクラウド家計簿もPFMの一種です。

このように、フィンテックが我々にとってより身近になってきている理由の一つに、スマートフォンの急激な普及があります。 1999年のスーパーコンピュータと最新のスマートフォンでは、スマートフォンの性能の方が30倍以上高いと言われています。高性能な機器を多くの人が持つ時代となったため、対面店舗でなくとも、多彩な金融サービスを提供することが可能になりました。

また、システムを開発する側としても「アマゾンウェブサービス (AWS)」 などのクラウドコンピューティングサービスの登場により、大規模な情報システムがなくても、アイデアとプログラミングの能力があれば、新しい金融サービスを実現できるようになっています。

フィンテックの技術をほかの分野にも応用する動き

他の有名事例としては、ビットコインを代表とする暗号通貨が挙げられます。
ビットコインは「ブロックチェーン」と呼ばれる技術を中核としています。 ブロックチェーンは送金・支払いなどの取引情報管理システムですが、従来のような中央管理型的なデータベースではなく、同一データを記録しているデータベースが複数存在するという、分散データベースの形式をとっています。

複数データベースは、一つのデータベースが壊れても、そのほかのデータベースでシステムを支えることができるといったメリットがあります。データベースが複数あるため、各データベースを整合的に更新するための「合意形成」と呼ばれる作業が必要になります。

このブロックチェーンの仕組みは、金融にとどまらず、流通や契約など幅広い分野で応用できるのではないかと考えられており、現在注目が集まっています。
そのほかにも、インターネットを通じて資金を募る仕組みであるクラウドファウンディングなど、新しいフィンテックのサービスが続々と生まれてきています。

まとめ

このように、フィンテックは様々な新しいビジネスチャンスをもたらしています。 先述しましたように、アイデアとプログラミングの能力があれば、フィンテックの新しいWebサービスを開発することができる時代となっています。インターネット・アカデミーでプログラミングを本格的に学んで、新しいWebサービスのパイオニアとなってみませんか。