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フィンテック(FinTech)で広がる金融とWebサービスの連携の可能性

  • 2022/12/14
フィンテック(FinTech)で広がる金融とWebサービスの連携の可能性

最近、新聞や雑誌などのメディアで「フィンテック(FinTech)」という言葉が取り上げられる機会が増えました。金融業界に変革をもたらすフィンテックにより、新たに生まれているWebサービスもあります。本日は、そんなフィンテックとWebサービスについて、ご紹介します。

AIちゃん
AIちゃん

オンラインショッピングやQR決済は便利でわたしもよく使っています!

有村先生

金融とIT技術を組み合わせたフィンテックが急成長しています。一体どのようなものなのか、見ていきましょう。

目次

フィンテックとは

フィンテック(FinTech)とは、金融(Finance)と技術(Technology)の二つを組み合わせた造語で、ITを活用した新たな金融サービスのことです。 ここ数年、大手ICTベンダーや銀行だけではなく、様々なベンチャー企業が新たなフィンテックのサービスを提供するようになり、注目を浴びています。 日本では2014年前後からメディアで大きく取り上げられるようになりました。

個人間での少額の送金や会計時の割り勘といった、従来の銀行のシステムでは対応できなかった便利なシステムが導入されるなど、日々進歩を遂げています。

2023年以降には、フィンテック企業に対して、「全国銀行データ通信システム」への加盟を認め、異なるサービス間や銀行間での柔軟な取引が可能になるなど、今後の動向にも目が離せません。

フィンテックの身近な例とスマートフォン

フィンテックの身近な例としては、モバイル決済、送金サービスが挙げられます。オンラインショッピングやバーコード決済など、普及が進んでいます。QR決済大手のPayPay(ペイペイ)は、2022年に登録ユーザー数5000万人を突破し、2019年の同月と比較して約5倍まで伸びています。

また、ユーザーにとって便利なサービスとしては、個人財務管理(PFM)も注目されています。 PFMはお金の管理を手助けするソフトウェアの総称で、一般的には複数の銀行やクレジットカードなどの口座情報を一元的に確認できるオンラインサービスを指します。 他にも、クレジットカードの明細、電子マネーの利用履歴などから、自動で家計簿をつけてくれるクラウド家計簿もPFMの一種です。

このように、フィンテックが我々にとってより身近になってきている理由の一つに、スマートフォンの急激な普及があります。 1999年のスーパーコンピュータと最新のスマートフォンでは、スマートフォンの性能の方が30倍以上高いと言われています。高性能な機器を多くの人が持つ時代となったため、対面店舗でなくとも、多彩な金融サービスを提供することが可能になりました。

また、システムを開発する側としても「アマゾンウェブサービス (AWS)」 などのクラウドコンピューティングサービスの登場により、大規模な情報システムがなくても、アイデアとプログラミングの能力があれば、新しい金融サービスを実現できるようになっています。

フィンテックの技術をほかの分野にも応用する動き

他の有名事例としては、ビットコインを代表とする暗号通貨が挙げられます。
ビットコインは「ブロックチェーン」と呼ばれる技術を中核としています。 ブロックチェーンは送金・支払いなどの取引情報管理システムですが、従来のような中央管理型的なデータベースではなく、同一データを記録しているデータベースが複数存在するという、分散データベースの形式をとっています。

複数データベースは、一つのデータベースが壊れても、そのほかのデータベースでシステムを支えることができるといったメリットがあります。データベースが複数あるため、各データベースを整合的に更新するための「合意形成」と呼ばれる作業が必要になります。

このブロックチェーンの仕組みは、金融にとどまらず、流通や契約など幅広い分野で応用できるのではないかと考えられており、現在注目が集まっています。
そのほかにも、インターネットを通じて資金を募る仕組みであるクラウドファウンディングなど、新しいフィンテックのサービスが続々と生まれてきています。

まとめ

このように、フィンテックは様々な新しいビジネスチャンスをもたらしています。 先述しましたように、アイデアとプログラミングの能力があれば、フィンテックの新しいWebサービスを開発することができる時代となっています。インターネット・アカデミーでプログラミングを本格的に学んで、新しいWebサービスのパイオニアとなってみませんか。

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