神奈川工科大の学生向け講演レポート「VUCA時代に求められる人材とは」
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- 2022/05/23
インターネット・アカデミーでは、毎年神奈川工科大学で学生向けにWeb・IT技術の有用性を広めるための講演を行っています。12回目の講演となる今回は、インターネット・アカデミーの西 洸人社長が、IoTやAIなどのデジタルテクノロジーが進むなかで求められる人材について、そして、これからの時代にITを学ぶ意義についてお話させていただきました。
講演内容は、現在転職活動を検討されている方、今後スキルアップをされたい社会人の方など、多くの方に参考にしていただける内容になっています。これからの社会に貢献できる人材、更には世の中に好かれる人になるためには何が重要なのか。当日のオンライン講演内容の一部を、本記事ではご紹介します。
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目次
VUCA時代に求められる人材とは
「VUCA」という言葉を聞いたことがありますか?
新聞やビジネス誌も頻出していますが、4つの頭文字とって「ブーカ」と呼びます。
VUCA(ブーカ)とは
V ... Volatility(変化が激しい)
U ... Uncertainly(不確実な)
C ... Complexity(複雑な)
A ... Ambiguity(曖昧な)
私たちは今、このVUCA時代に生きています。変動的で、不確実で、複雑で、さらには曖昧な社会で生活していかなくてはいけないですし、ビジネスにおいてもこの社会で様々な苦難を乗り越えていく必要があります。昔のままでは通用していかないことばかりで、我々がこれからビジネスをどう展開していくかを考えていくうえで、この状況把握はとても重要です。
今、先が見通せないVUCAの世の中で、市場や世界の情勢の急な変化やバッドイベントがあると、その備えがない企業や人材は淘汰されていってしまいます。例えば、リーマンショックや新型コロナウイルスの感染拡大もその一例です。急なポジションチェンジに向けて、膝のバネを鍛えておかなければいけないスポーツと同じです。
キーワードは「MDASH」
VUCA時代で生き残るうえで、どのようなことを学べばよいのでしょうか。キーワードとなるのが、MDASHです。
MDASH
M ... Mathematics(数理)
D ... Data science(データサイエンス)
A ... AI=Artificial Intelligence(人口知能)
S ... Smart(賢明な)
H ... Higher education(高等教育)
MDASHは、文部科学省をはじめ、国が教育のプログラムとして創設した「数理・データサイエンス・AI教育」を指しています。こちらは経済産業省も絡んでいますので、民間企業の動きにも影響しています。
今後は文系であっても、数学やAIへの関心を高め、水準が高い教育を受けることが求められています。それが明確な強みになりますし、ありとあらゆる企業や組織で求められるスキルになることは間違いありません。ビジネスの選択肢も広がります。
シューカツ先取り!―企業で働くということ―
ビジネスにおいて、世の中から愛される人になるには何が必要でしょうか。
世の中で好かれている人は、「頭の良さ」×「実行力」×「コミュニケーション力」 の積が大きいと考えています。
ビジネスで求められる人材の素養 その1 「頭の良さ」
大前提として、勉強して身につけた知識が多いほうが良いに越したことはないですし、私の場合、勉強したことが社会に出てから役に立つ機会が多くありました。また、この「頭の良さ」には、生活の知恵があり、機転がきくというような意味も含まれています。
ビジネスで求められる人材の素養 その2 「実行力」
「実行力」もとても重要です。、仕事をしてお給料をいただけるということは、自分が実行したことが世の中に貢献できていてこそということです。何かしら行動する=アウトプットをして、それが人に喜ばれないと何もしていないのと同じです。公私問わず好かれていない人は批評家気質の方が多いですが、何も行動せずに愚痴や悪口ばかりしていてはいけません。、どちらの企業においても、実行力、最後までやり切る力を持っている方の評価は高いです。
ビジネスで求められる人材の素養 その3 「コミュニケーション力」
更に必要なのは、「コミュニケーション力」です。私たち人間は、それぞれの知性や知恵を持ちよってチームワーク良く動けるからこそ強いのであって、コミュニケーションがないと一匹狼と同じです。 この3つにおいては掛け算が大事なので、求められる人材を意識したときに、もしコミュニケーションに自信がなければ、実行力や頭を磨くのもいいと思います。そういった自分の売りを考えて動くと、就活しやすいと思います。いかに自分がレアカードになるかを考え続け、社会に出てからも、自分の特性や、自分がどこで貢献できるかわかっていると、キャリアアップにも繋がります。
なぜ今Webか。IoTとAIが作る未来
インターネット・アカデミーがこれまでIT研修を提供した企業様の多くは、DX化を進められる中で社員の方のITに関するスキルアップが無視できなくなり、ご依頼いただくケースです。 例えば、総合商社の営業の方、大手出版会社の雑誌の編集長の方やWeb技術がこれまでさほど関係なかった職種の方までもが受講されています。つまり、先ほどのMDASHのお話でも触れましたが、IT・Webのスキルは新規事業だけではなく既存の事業や部署においても必要不可欠な分野であり、今後のビジネスはWebスキルなしには進められないと言っても過言ではありません。
注目されているIoT(モノのインターネット)
今や家電や家自体も、あらゆる「モノ」がインターネットでつながり、年々便利な世の中になっていますが、今後もその伸びしろは大きいと言われています。様々な企業でビジネスチャンスがどんどん広がっていますし、そこに力を入れていくうえで社員のスキルアップは必須です。
2040年の未来予測
インターネットに接続されている機器数の統計データを紹介します。2010年の段階では、全世界合わせて約125億台だったと言われており、世界人口で割ると、一人当たりおよそ2台のデバイスがインターネットにつながっていました。それが2020年には既に約500億台にもなっていて、そして2040年には約10兆台にまでなるそうです。つまり、一人当たり、約1,000台の「モノ」がインターネットにつながっている時代がくると言われています。
まとめ
IoT新時代に向けて、インターネット×何かで掛け合わせることができるスキルをしっかりつけることができれば、この先も費用対効果も高く、求められ続ける人材に近づくことが可能です。多くの企業が、社員の方にIT研修してまで人材育成を行っていますのでで、入社前にスキルをつけている方が就職活動やキャリアチェンジの際に有利になることは間違いありません。
今後も進化し続けるAI・IoT時代において、理系の知識やスキルがありとあらゆるところで求められるのです。ぜひ、インターネット・アカデミーでスキルを磨いていただければと思います。ご興味があれば、ぜひ無料体験レッスンへいらしてください。
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