【2024年最新】プロモーションとは？プロモーション市場のトレンドや種類をご紹介！

近年の情報社会では、マーケティングにおいてプロモーションは必要不可欠であると言えるでしょう。時代の移り変わりにあわせて、プロモーションのトレンドも目まぐるしく変化しています。本記事では、最新のトレンドとあわせて、プロモーションの大切さを解説しています。

プロモーションって商品を宣伝するってこと？

もちろん商品の宣伝活動もプロモーションに該当します。プロモーションの具体的な方法についても、以下で詳しく説明していきます！

プロモーションとは

プロモーションとは、商品・サービスの認知拡大や、潜在的な顧客の取り込み、ブランドイメージの構築を目的として、顧客へ商品やサービスの存在や魅力を伝える活動を指します。

プロモーションの主な4つの手法

販売促進活動

販売促進を目的としたプロモーション方法です。セールスプロモーションとも呼ばれます。認知度向上よりも購買行動への促進を優先した手法で、商品・サービス購入による特典獲得や、無料配布で商品を試すことにより、顧客の購入意欲を高めることができます。

具体的には、以下のような方法が販売促進活動にあたります。

次回の買い物で利用できるクーポンを発行する
商品サンプルを配布する
実演イベントを行う

PR活動

PR（Public Relations：パブリックリレーションズ）活動は、消費者との関係を深めたり、信頼関係を築いたりするために行う行動のことです。

直接的に消費者へ購買を促さず、メディアへアプローチすることで、テレビや雑誌などで自社商品・サービスが取り上げられる機会を作ります。長期的な自社商品・サービスの信頼やイメージ向上を狙い、購買行動へとつなげます。

以下は、PR活動の具体的な施策例です。

プレスリリースの配信
イベントへの協賛
慈善活動への参加

SNS

リアルタイムで発信できるSNSは、双方向でのコミュニケーションが取りやすく、消費者に親近感を持たれやすいというメリットがあります。また、少ない費用で運用できるというのも魅力の一つです。

プロモーションでSNSを活用する際は、ターゲットの年代に適したSNSを選ぶことがポイントです。たとえば、下記のグラフでは、特にLINEとYouTubeは年代に関係なく幅広い層が利用していることがうかがえます。

例えば、以下のような方法で、自社商品・サービスの認知拡大を図ることができます。

LINE公式アカウントの友だち限定でお得な割引コードを発行する
Ｘ（旧Twitter）のフォローと投稿のリツイートを条件にキャンペーンを実施する
インフルエンサーを起用して商品に関する投稿を依頼する

広告・宣伝

テレビや新聞、ラジオ、雑誌、Webサイトなどの媒体を通して、自社商品・サービスを多くの消費者に認知してもらうプロモーション方法です。

広告費はかかりますが、媒体を適切に選択することができれば、狙いたいターゲットにアプローチしやすく、大きな効果を期待できるというメリットが挙げられます。

広告・宣伝に用いる媒体は以下のようなものがあります。

テレビCM
折込チラシ
バナー広告

消費者がどの媒体から情報を得ているか、データを参考にすることもポイントです。

総務省によると、10代～40代ではインターネット、50代〜60代ではテレビの利用率が高いことが分かります。また、「信頼できる情報を得る」という項目では、年代を問わずテレビを利用する人の割合が高くなっています。このように、年代や目的によって利用する媒体は変わるため、訴求層に適した媒体を選ぶことが重要です。

【2024年】プロモーションのトレンドは？

パリ五輪2024から注目される"持続可能性"

2024年に開催されるパリ五輪は、「これまでで最もサステナブルな大会の開催」を目指しているとされています。オリンピックのような世界的で大きなイベントは、環境へ配慮した取り組みやプロダクトが注目を集めるきっかけになると予測されます。

「脱炭素化」「持続可能性」「サステナブル」などをキーワードとしたプロモーションは、今後も注目度に拍車がかかると考えられます。

再注目されるゲーミフィケーション

ゲーミフィケーションとは、ゲームが持つ競争要素やデザインをゲーム以外の物事に応用する取り組みです。2010年代に一時的な盛り上がりを見せた後、波は落ち着いていましたが、2020年代のDXブームやテクノロジーの進歩で、ヘルスケア、教育、リテール、防災などの分野を中心に再度注目されています。

主に販売促進につなげる取り組みとして、ゲームアプリで集めたポイントを自社店舗での割引や引き換えに利用できたり、オンラインでガチャを回すと特典クーポンを得られる、などのプロモーション方法があります。

診断コンテンツ

診断コンテンツ診断コンテンツはSNSのフォロワーを増やすだけでなく、優良顧客を創出できる、今注目のキャンペーン手法です。

TwitterなどのSNSや、特設サイト上で実施する、診断コンテンツを利用したキャンペーンのことです。多くの場合、ユーザーに診断結果をシェアしてもらうことをキャンペーンの参加条件としており、自然な形でUGC（ユーザーが生成したコンテンツ）を生成でき、「広告効果」「ブランディング力向上」の双方で期待できます。また診断を通して、参加者一人ひとりに合わせた商品をおすすめできるため、購入時の顧客満足度を上げることができるのも利点です。

猫ミーム

猫ミームは、バイラルコンテンツの代表的な存在となっています。バイラルコンテンツとは、インターネット上で急速に広がっていくコンテンツのことです。

猫ミームのバイラル性を生かしたプロモーション戦略は、今や多くの企業にとって見逃せないトレンドといえるでしょう。SNS上でのシェアやいいねによって拡散される傾向が強い猫ミームは、広告の伝播力を格段に高める効果が期待できます。

例えば、猫をキャラクターとしたキャンペーンでは、フォロワーによる撮影した猫の写真の投稿を促し、その中から選ばれた写真を公式の広告素材にするなど、ユーザーの参加を活性化させるアプローチを取る企業もあります。こうしたインタラクティブな戦略により、ブランドの認知度は向上し、顧客とのつながりも深めることができます。

昨今のトレンドをご紹介しましたが、やはりSNSを活用したプロモーションが多いことがわかりますね。