DoTとは?IoTに続く最先端技術!注目の技術革新について知ろう
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- 2023/10/19
「DoT」という言葉をご存じですか?IoT(モノのインターネット)が拡大を続ける中、IoTに次ぐ最先端技術として注目されているのが「DoT」です。今回はDoTについて、そしてDoTがもたらす革新について解説します。
DoTは、社会インフラとして普及しつつあるIoTに続く革新的な技術として注目を浴びています。どんなものなのか、一緒にみていきましょう!
目次
DoTとは
DoTは、「Deeplearning of Things」を略した言葉で、モノのディープラーニング化を指します。ディープラーニングはAIによる機械学習のひとつで、簡単に言うと「集めたデータをコンピューターが自ら分析し、そのデータから学んでいくシステム」のことです。
モノをディープラーニング化させることによって、モノ自身が自動でデータを解析し、その情報を処理できるようになります。さらに、学習によってモノが状況に応じて適切に判断し、行動することも可能になります。つまり、モノが自主的に学び、行動できるようになるということです。DoTは、IoT(Internet of Things)の次の技術として注目されています。
DoTによる技術革新
DoTによってどのような技術革新が期待されるのでしょうか。
現在普及が進むIoTと比べて、DoTは、情報を分析する部分がパワーアップしています。モノが情報を分析し、分析結果から学び、自主的な行動にまで結びつけることができるのです。そのため、人間側から指示を出す必要がなくなることも期待できます。
DoTはどのように活用される?
実は、現時点でもDoTが活用されている分野が多数存在しています。
農業
近年、IoTやAIなどの最先端技術を使った新しい農業の形である「スマート農業」が注目されています。
DoTがセンサーやカメラに導入されることで、農作物の状態や天候の状況、気温などを認識できるようになります。その結果、適切なタイミングで育成のために必要な作業がおこなえるため、作業が効率化され、さらには農作物の育成失敗も最大限防ぐことができるようになります。
農業におけるDoTの導入は、現在日本が抱えている農業の担い手不足を解決するための一助になるとも考えられています。
スマート家電
スマート家電は、IoTの発展の際に最も恩恵を受けた分野のひとつです。スマート家電にDoTが導入されると、データを集めることで持ち主の行動パターンを予測し、それに応じて家電が自動で調整を行ってくれます。
例えば、起床時間を予測してカーテンを自動で開けたり、GPSからの位置情報を読み取って帰宅時間を予測し、帰宅時間に合わせて室内の電気をつけたり、お風呂を沸かしたり、さらいにはエアコンをつけて適温に自動調整することも、DoTは可能にするのです。
身近な生活にDoTが導入されることで、生活がより豊かに、そして快適な環境にすることが叶います。
医療
医療分野こそ、DoTの活用を進めていくことで革新が期待できる分野のひとつです。
スマートウォッチなどウェアラブルデバイスの普及が進んだことで、心拍数や心電図など健康状態に関する情報をいつでも手軽に取得できるようになりました。スマートウォッチと連携したスマートフォンを使えば、アプリを経由して情報を読み取ることができるため、その情報を分析することで、病気の兆候や身体の状態異常などを確認できる可能性が高くなります。さらに、情報を病院と連携することで急を要する事柄が検知された場合、主治医に連絡ができたり、救急車を呼ぶこともできるようになるかもしれません。
おわりに
今回はIoTに次ぐ注目の最先端技術、DoTについて紹介しました。ディープラーニングとIoTを組み合わせることで、人々の生活だけでなく、産業もますます便利になっていくことが期待できますね。
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