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【AI×アプリ】生活に役立つAI(人工知能)アプリをご紹介!

  • 2022/12/21
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AI(人工知能)を搭載したコンピュータソフトがプロ棋士を破ったというニュースは非常に注目を集めました。それ以来、「AI(人工知能)」が何かは何となく知っているものの、「AIは最先端の科学で、自分の生活とはかけ離れたものだ」という印象を持っている方がほとんどかと思います。しかし、近年ではAI技術の応用が進み、スマートフォンアプリにAIを搭載した手軽に使えるものが続々と登場しています。
今回はこうしたAIを搭載した便利なアプリの事例をご紹介致します。

AIちゃん
AIちゃん

AIって身近にあるものなのですか?

有村先生

最近では、誰もが使うアプリやツールにもAIは搭載されていることが多くあります。自分が普段使用しているアプリにAIが搭載されているのか、調べたら面白いかもしれませんね。

目次

アプリに活用されるAI(人工知能)の技術とは?

「AIアプリ」とはいっても、AI(人工知能)に関するどのような技術が活用されているのでしょうか。

AIアプリの開発に最も応用されているのがディープラーニング(深層学習)の技術です。2010年のディープラーニング(深層学習)提唱は、AI(人工知能)の開発においてブレイクスルーを起こした革新的な出来事となりました。ディープラーニングは様々な分野に応用されており、これからご紹介するアプリの開発においても欠かすことのできないものです。

ここではまず、アプリ開発において頻繁に活用されるディープラーニングの技術についてご紹介します。

声を聴き取る「音声認識」

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「音声認識」とは人間の声などの音声をコンピュータに認識させ、その特徴から個人を識別したり、テキストに書き起こしたりさせるための技術です。

ビジネスや学問の分野で人間が話すスピーチや発話のパターンを認識するためにディープラーニング(深層学習)の技術が活用されています。近年多くの大企業がAIの音声認識と自然言語処理(後述)に重点を置き、Google DuplexやGoogle Assistant (Google社)、Alexa(Amazon社)、Siri(Apple社)、Microsoft Translator(Microsoft社)などのAIアシスタントの開発に力を入れています。

最近ではAIスピーカーといった商品も話題となっています。今後も音声認識の技術を活用した分野での企業同士の競争が激しくなっていくでしょう。

参考

AI(人工知能)とは?古代神話から最新のAIまで歴史を徹底解説! 【2018年AI最新情報】日本発の音声認識AI技術の魅力をご紹介

意味を考える「自然言語処理」

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「自然言語処理」とは日常的に用いられている言語(自然言語)をコンピュータに処理させる技術のことです。

はじめに処理したいテキストを一つ一つの単語に分割し、文の構造を明らかにした後に最終的にテキスト全体の意味を考える、というのが自然言語処理の一連の流れです。

自然言語処理はあらゆる情報を統合的に用いる処理であるため高度な技術を要します。例えば「解釈の仕方が一つに絞れない」、「構文や単語の意味が曖昧」、「話し言葉になると音声変化が生じる」などといた厄介な問題を挙げることができます。Google社の検索エンジンや翻訳機能、Apple社のSiri、Microsoft Office Wordなどはこうした問題の解決を試みながら開発された自然言語処理の応用技術です。

参考

AIベンチャー×大企業!オープンイノベーションでAIシステムを共同開発!

写真を分析する「画像認識」

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「画像認識」とは、分析した画像や動画の背景の中に含まれる文字や人の顔、物、場所などの特徴やパターンを識別・検出する技術です。

身近なところで言うと、人の顔を識別する技術はますます高度になってきており、Facebookの顔認証タグ付け機能のように写真の中の人の顔を認識し個人名や説明文を付け加える機能も登場しています。
ディープラーニング(深層学習)を活用した画像認識の例としてはさらにIBM社の画像認識システム「IBM Watson」が挙げられます。IBM Watsonは人の顔に加えて人の表情、性別、年齢までも識別することができます。

その他にも危険物を察知して自動車運転をサポートするシステムや映像分析によるセキュリティシステム、文字認識システムなどにも幅広く応用されています。

音声認識・自然言語処理を利用したAIアプリ

実際に音声認識・自然言語処理の技術を使って開発されたアプリをご紹介します。

愚痴を聞いてくれる?生活をサポートする会話アプリ「SELF」

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SELF(セルフ)は過去の会話の内容を学習するAIロボットの「全肯定的ロボット」と選択肢を用いて会話することができるアプリです。かわいらしいキャラクターのAIロボットが日々の不満や悩みなどいろいろな相談に乗ってくれて、会話をしているうちにだんだんと明るい気持ちにさせてくれます。

会話の途中でニュースや天気予報のほか、ユーザーの一日の調子まで予測してアドバイスとともに教えてくれます。さらに会話の内容やGPSによる位置情報などからAIロボットが勝手に日記をつけてくれるので日々の生活を簡単に記録に残しておくことができます。

このアプリの特徴はその時のユーザーの状況に応じて会話内容が変わり、過去の会話や状態と比較して言葉を組み立てるという点です。
このように、「SELF」はユーザーの相談に乗るだけでなく、日々の生活の記録や管理まで行ってユーザーの生活を支えてくれます。

参考

SELF

隙間時間にビジネス英会話を身に付けられるアプリ「Speak Buddy」

隙間時間にビジネス英会話を身に付けられるアプリ「Speak Buddy」

Speak BuddyはかわいいAIキャラクターとのシチュエーション別の会話でビジネス英語を学べるアプリです。レベルはTOEICのスコア別に五段階のレベルから選ぶことができるので英語初心者から上級者まで利用できます。

自由におしゃべりするフリーモードに加えて、シチュエーション別に文章を選択する形式で会話を進めていくシナリオモードがあります。シナリオモードではユーザーは選択肢の英文を読み上げます。そうするとAIはユーザーが読み上げた内容を聞き取って、会話の流れや発音が適切かどうか判定してくれます。

英語でプレゼンをしたり海外出張をしたりと、仕事で英語を使う場面は今後ますます増えていくことが見込まれます。自分の意見を伝えるための英語力を身に付けたいという人も増えていますよね。Speak Buddy はAIが相手であるため失敗を恐れる必要もなく、いつでもどこでも隙間時間に英会話の練習ができてしまう画期的なアプリです。今後このようなアプリがさらに進化して英語学習が大きく変わる日が来るかもしれません。

参考

Speak Buddy

画像認識を利用したAIアプリ

画像認識の技術も最近では精度が上がってきており、写真や画像を読み込ませるだけで便利なサービスを利用できるアプリが次々と登場しています。今回はその中でも特に注目が集まっているものをご紹介します。

簡単にベストショットを選んでくれるカメラアプリ「Microsoft Pixカメラ」

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 Microsoft Pixカメラは連写なしでシャッターを押した前後10フレームの中からベストショットをAIが自動で選んでくれるカメラアプリです。風景や人の顔などを認知し、自動で設定を微調整してベストショットを選択して補正も行ってくれます。

被写体が動き回る場合や大人数で集合写真を撮る場合などに特に便利で、だれでもシャッターを押すだけで素敵な写真を撮ることができます。今までのように何枚も連写しなくてもこれからはこのようなアプリが勝手に選んでくれる時代が来そうですね。

参考

Microsoft Pixカメラ

絵を描くアプリ「Artomaton」

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Artomatonはユーザーが選択した写真を元にAIが絵を描いてくれるアプリです。AIは写真を解析してユーザーの指定した画材やキャンバスでスケッチやペインティングを行います。
完成した後もユーザーは線の細かさ、ストロークの長さ、明るさ、コントラストなどを調整できます。さらにArtomatonではAIが一から絵を描き上げていく様子をリアルタイムで動画としてみることができます。

絵具や紙の質感を表現しつつ少しずつ絵が完成していく様子を見るだけでも十分楽しいアプリになっており、大切な写真を手書き風にアレンジしたい方や絵の描き方に興味があるという方にお勧めのアプリです。

参考

Artomaton

写真を撮れば植物の名前を教えてくれる「Picture This-Plant identifier」

Picture This-Plant identifier

Picture This-Plant identifierはAIが植物の写真を解析して名称をユーザーに教えてくれるアプリです。名称がわからない植物や花、木に出くわしたときはこのアプリで写真を撮るかファイルをアップロードすればAIが植物の学名や植物に関する解説を即座に答えてくれます。

ユーザーが読み込んだ植物の写真はSNS上に公開されて他人の投稿を見ることができるため、植物に興味がある方やSNS感覚で楽しみたいという方にぜひ使ってもらいたいアプリです。

参考

Picture This-Plant identifier

顔を分析して、状態に合わせてリラックスさせてくれる「me-fullness」

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「疲れが顔に出る」というよく聞くフレーズを、実際に分析してくれる「me-fullness」。顔や肌の状態を1910万人以上の肌のビッグデータで解析することによって、その時の心や体の状態を教えてくれます。

自分の状態がわかった後は、その状態に合わせて、スマホの振動や音楽などによってリラックスできるような体験を得ることができます。疲れたな、と思ったときに使ってみてはいかがでしょうか。

参考

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おわりに

AI(人工知能)研究の分野では進歩が著しく、今回ご紹介したような便利なAIアプリはこれからも続々と登場するでしょう。革新的なアプリの登場で私たちの生活が大きく変わる日がいつ訪れてもおかしくありません。今後もAIアプリの最新動向からは目が離せません。

今回ご紹介したようなAI(人工知能)に関する最新知識をスクールで身に付けたいという方が近年増えています。 IT・Web専門スクールであるインターネット・アカデミーではAI(人工知能)についてはもちろん、ITに関する様々な知識やノウハウを提供していますので、ご興味のある方はスクールの無料体験レッスンにご参加ください。

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