AIエンジニア必見!E資格(エンジニア資格)とそのメリットとは?
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- 2024/04/27

年々需要が拡大しているAIエンジニア。IDCが2024年に発表した「国内AIシステム市場予測」によると、2023年~2028年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は30.0%で推移し、2028年には2兆5,443億6,200万円になると予測されています。AIエンジニアとしてのキャリアを始めるにあたって、現場で使える知識があることを証明するために資格の取得を目指す方も増えています。おすすめの資格の1つが「E資格」です。今回はこのE資格の概要と資格取得のメリットについてご紹介します。
目次
E資格(エンジニア資格)とは
E資格とは、「JDLA Deep Learning for ENGINEER」の略称です。これは一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催するエンジニア資格で、ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを認定します。
試験範囲は4分野あり、試験の主な内容は下表のようになっています。
応用数学 | 確率・統計 情報理論 |
---|---|
機械学習 | 機械学習の基礎 実用的な方法論 強化学習 |
深層学習 | ニューラルネットワーク 生成モデル 深層学習の適用方法 メタ学習など |
開発・運用環境 | ミドルウェア エッジコンピューティング 分散処理 アクセラレータ 環境構築 |
E資格取得のメリット
AI・ディープラーニングの専門知識を得られる
試験範囲からもわかるように、E資格は、高度なAI・ディープラーニングの内容が試される資格です。さらに、試験ではPyTorchやTensorFlowを利用した実装までも扱うため、E資格の勉強をすることでAIやディープラーニングの基礎知識を体系的に学べるだけでなく、実装レベルの専門知識まで身につけることができます。
就活・転職活動で優遇される
E試験は専門的な内容が含まれているため有用性が高く、この資格を有することで就業経験がなくともAIエンジニアの技術レベルを証明できます。また、E試験は、IT業界を中心に知名度が高まっている試験です。実際、2018年には300人台だった受験者数が、現在では1,000人を超えているということからも、注目度の高さをうかがえます。そのため、資格を持っていることでIT企業で即戦力として採用される可能性も高くなると考えられます。
高収入の仕事に就ける
経済産業省による「我が国におけるIT人材の動向」には、「優秀なデジタル人材の新卒・中途採用を行う際に、通常よりも高い報酬水準を設定する例がみられるようになっている」とあります。
実際、NECでは、AI等の分野で大学時代の論文が高い評価を得た新卒者を対象に年収1,000万円以上を提示しています。
AIやIoTなどで高い専門性を持つ人材の中途採用においても、富士通やNTTグループ会社などでは3,000万円~4,000万円という高待遇が用意されているほどです。このことからも、専門性の高いE資格を有する人は、高収入の仕事の担い手になれる可能性を十分に秘めていると考えられます。
E資格の概要
試験概要
試験時間 | 120分 |
---|---|
出題形式・数 | 多肢選択式・100問程度 |
受験資格 | JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了している人 |
受験費用 |
|
試験日程 | 年に2回(2月中旬、8月下旬) |
申込期間 | 試験日約2ヵ月半前~試験日前日23:59まで |
- 申込はこちらから
合格率
E試験の合格率は約70%とやや高めです。数字だけ見ると難易度が高くないように感じられるかもしれませんが、試験の受験者の過半数はすでにエンジニアとしての経験がある方のため、難易度は高めです。
開催回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2023 #1 | 1,112 | 807 | 72.57% |
2023 #2 | 1,065 | 729 | 68.45% |
2024 #1 | 1,194 | 867 | 72.61% |
おわりに
今回は、AIエンジニアを目指す方におすすめのE資格についてご紹介しました。
E資格は有用性が高いため専門的な知識が多く、難易度も高めの試験なため、独学での試験勉強は合格にたどり着くことが難しいかもしれません。
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