【Java入門】if文って何?条件分岐(else、and・or・not)の使い方
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- 2023/04/12
今回は「Java入門」として、if文の概要および条件分岐の使い方をご紹介します。if文には、与えられたデータに対して条件に応じた処理を行う役割があります。if文を使うことによって、現在の時刻に応じてWebサイトの表示を切り替えたり、複数のデータの中から特定のデータに処理を施したりするなど、プログラムの機能に幅を持たせることができるようになります。
目次
if文とは?
if文はJavaの制御文の中で最も基本的なものです。if文のifには英語で「もし~ならば」という意味があり、プログラムで「Aという条件を満たすときにBという処理を実行する」という場合はif文を使います。
【if文の書式】
if(条件式){ 処理内容 }
if文には条件式と処理内容を記述し、条件式がtrueの場合に処理が実行されます。条件式がfalseの場合、処理は実行されません。ここでいうtrue(真)およびfalse(偽)はboolean型の定数です。
条件式の記述には比較演算子「==」「>」「<」がよく用いられます。
【主な比較演算子】(aとbは数値型変数)
「a == b」...aとbが等いときはtrue、それ以外はfalseを返す
「a > b」...aがbよりも大きいときはtrue、それ以外はfalseを返す
「a < b」...aがbよりも小さいときはtrue、それ以外はfalseを返す
if(a == b){ System.out.println("aとbの値は" + a + "です。"); }
if文はelseやand・or・notと組み合わせて、条件を分岐させることも可能です。
条件分岐(1)if else文
if文を使った条件分岐で基礎となるのがif else文です。if else文により、複数の条件に応じた処理を指定できるようになります。
【if else文の書式】
if (条件式){ 処理内容1 //条件式を満たす場合にのみ実行する } else{ 処理内容2 //条件式を満たさない場合にのみ実行される }
【プログラム例】(2つの数値を降順に並べる。a、b、cは数値型変数)
if(a > b){ //既に降順で並んでいるため、何もしない } else{ //2つの数値を入れ替える c = a; a = b; b = c; } System.out.println(a + ","+ b);
「if else文」は、以下のように入れ子にすることで、複数の条件式で分岐させることが可能です。
【if else文の入れ子】
if (条件式1){ 処理内容1 //条件式1を満たす場合に実行 } else { if(条件式2){ 処理内容2 //条件式1を満たさないが、条件式2を満たす場合に実行 }else{ 処理内容3 //条件式1も条件式2も満たさない場合に実行 } }
条件分岐(2)and・or・not
if文の条件式で、and(&&)・or(||)・not(!)といった論理演算子を使うことできます。論理演算子によって複数の条件式を組み合わせ、複雑な処理を実行させることが可能です。
and...条件式1 && 条件式2
「条件式1 && 条件式2」は、条件式1と条件式2が両方ともtrueのときにtrue、それ以外(どちらかの条件式がfalse)のときにfalseを返します。
【プログラム例】(a、bは数値型変数)
if((a>0) && (b>0)){ System.out.println("a="+ a + ", b=" + b + "両方の数値とも正数です"); }
or...条件式1 || 条件式2
「条件式1 || 条件式2」は、条件式のどちらかがtrueのときにtrue、それ以外はfalseを返します。
【プログラム例】(tは数値型変数)
if((t<9)||(t>18)){ System.out.println("営業時間外です"); } else{ System.out.println("営業中です"); }
not...!条件式
「!条件式」は、条件式がtrueのときにfalse、条件式がfalseのときにtrueを返します。
【プログラム例】(x、yは数値型変数)
if(!(x == y)){ System.out.println("x="+ x + ", y=" + y + "2つの数値は異なります。"); }
おわりに
今回はif文と条件分岐について見てきました。if文を用いたプログラムを書けるようになったら、elseやand・or・notによる条件分岐も試してみましょう。
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