アプリケーションエンジニアになるには資格は必要?アプリ開発の資格
- ツイート
-
- 2023/08/25
情報システム開発にはさまざまな専門分野を持つエンジニアが関わりますが、システム設計や開発を担当するエンジニアがアプリケーションエンジニアです。今回は、アプリケーションエンジニアを目指す方やアプリ開発の仕事に関心がある方におすすめの資格をご紹介します。
目次
アプリケーションエンジニアになるには資格が必要か
アプリケーションエンジニア(アプリ開発者)になるために、資格取得が必須ということではありませんが、資格はスキルの証明及びスキルアップの手段として利用できるため、意欲あふれるエンジニアの中には勉強会に参加して資格取得に励む方もいます。
アプリケーションエンジニアを目指す方におすすめの資格
ここではアプリケーションエンジニアを目指す方におすすめの資格として、「システムアーキテクト試験」・「Android技術者認定試験」・「App Development with swift」・「プロジェクトマネージャ試験」の4つをご紹介します。
1. システムアーキテクト試験
「システムアーキテクト試験」は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験です。旧試験の名称が「アプリケーションエンジニア」であることからも分かるように、アプリケーションエンジニアに必要な一通りの知識や技術が試されます。
コンピューターに関する基本的な知識、システム要件定義・システム設計をはじめとするシステム開発の各工程に関する知識、システム開発を行う際に必要な技術的知識、マネジメントに関する知識など、幅広い分野の知識が問われる試験内容です。
難易度はIPAが実施する試験の中でも難しい部類に入り、合格者は例年10%台(令和3年度試験の合格率は16.5%)と取得は容易ではありませんが、合格することによって確かなスキルを身に付けているという証明になります。
2. Android?技術者認定試験
日本を含む世界のモバイル端末市場ではAndroidが急速にシェアを拡大する一方、Androidエンジニアの数は不足しています。
Androidアプリ開発に関心をお持ちの方におすすめしたい資格が、Android技術者としてのスキルを認定する「Android?技術者認定試験」です。Open Embedded Software Foundation(OESF)が実施するAndroid?技術者認定試験は国家資格ではありませんが、海外でも通用する試験です。
Android?技術者認定試験では「アプリケーション技術者認定試験」と「プラットフォーム技術者認定試験」の2種類の試験、そして「ベーシック」と「プロフェッショナル」の2つのレベルが用意されています。
3. App Development with Swift
iPhoneやMacOS向けのアプリ開発に関心をお持ちの方におすすめしたい資格が、「App Development with Swift」です。2014年にApple社がリリースしたオープンソースプログラミング言語Swiftの基礎知識などを証明する資格です。合格することで対外的にSwiftプログラミングスキルを証明できるようになります。
試験の難易度は、Swiftを用いた開発経験者にとってはそこまで高くはありません。しかし開発未経験の場合は、実機を用いた開発の流れを把握しづらいため、難しいと感じるかもしれません。
また、App Development with Swiftでは「英語の試験しか用意されていない」ので注意が必要です。
4. プロジェクトマネージャ試験
駆け出しのエンジニアがプロジェクトのマネジメントを意識する機会はほとんどありませんが、技術と経験を身に付けるうちにマネジメントを任されることも出てきます。したがって、これからアプリケーションエンジニアとして働きたいと考える方は、特定の技術に習熟するだけでなく、マネジメントについても学んでおくと良いでしょう。
マネジメントに役立つ資格として、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「プロジェクトマネージャ試験」が挙げられます。プロジェクトマネージャ試験は品質・コスト・納期に責任を持ちながらプロジェクトを推進するマネージャを対象とした試験ですが、マネジメント能力が問われることのあるアプリケーションエンジニアはこのようなマネジメント系資格の取得もおすすめです。
おわりに
同じアプリケーションエンジニアでも、業務系アプリの開発に携わるエンジニアとゲームの開発に携わるエンジニアとでは要求されるスキルが異なります。また、金融系システム開発では金融業務、ゲーム開発ではゲーム制作全体に対する理解が不可欠です。
自分がエンジニアとして活躍するために必要なスキルを把握した上で、自分に適した資格の取得に挑戦してください。
大規模Webシステムをオラクル認定校で学ぶ
Java講座スマートフォン用アプリケーションやクラウド型の業務システム、AI(人工知能)にも用いられるなど世界中で開発に利用される汎用性の高いJava。プログラミングの基礎から、顧客管理システムやファイル共有システム、セキュリティに特化したログイン認証機能を持つ大規模なWebシステムの開発まで学びます。
相談してコースを選びたい方はカウンセラーに無料で相談
※無理な勧誘は一切ありません
無料で相談してみる