アプリケーションエンジニアになるには資格は必要?アプリ開発の資格
- ツイート
-
- 2018/01/19

情報システム開発にはさまざまな専門分野を持つエンジニアが関わりますが、システム設計や開発を担当するエンジニアがアプリケーションエンジニアです。今回は、アプリケーションエンジニアを目指す方やアプリ開発の仕事に関心がある方におすすめの資格をご紹介します。
IT業界まるわかりガイドは、日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーが運営する業界情報メディアです。最新の業界情報を、初心者にも分かりやすくご紹介しています。

目次
アプリケーションエンジニアになるには資格が必要か

アプリケーションエンジニア(アプリ開発者)になるためには、資格取得が必須ということではありませんが、資格はスキルの証明及びスキルアップの手段として利用できるため、意欲あふれるエンジニアの中には勉強会に参加して資格取得に励む方もいます。
アプリケーションエンジニアを目指す方におすすめの資格
ここではアプリケーションエンジニアを目指す方におすすめの資格として、システムアーキテクト試験・Android技術者認定試験・プロジェクトマネージャ試験の3つをご紹介します。
1. システムアーキテクト試験

「システムアーキテクト試験」は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験です。旧試験の名称が「アプリケーションエンジニア」であることからも分かるように、アプリケーションエンジニアに必要な一通りの知識や技術が試されます。
コンピューターに関する基本的な知識、システム要件定義・システム設計をはじめとするシステム開発の各工程に関する知識、システム開発を行う際に必要な技術的知識、マネジメントに関する知識など、幅広い分野の知識が問われる試験内容です。
難易度はIPAが実施する試験の中でも難しい部類に入り、合格者は例年10%台(平成27年度試験の合格率は13.4%)と取得は容易ではありませんが、合格することによって確かなスキルを身に付けているという証明になります。
2. Android™技術者認定試験
日本を含む世界のモバイル端末市場ではAndroidが急速にシェアを拡大する一方、Androidエンジニアの数は不足しています。
Androidアプリ開発に関心をお持ちの方におすすめしたい資格が、Android技術者としてのスキルを認定する「Android™技術者認定試験」です。Open Embedded Software Foundation(OESF)が実施するAndroid™技術者認定試験は国家資格ではありませんが、海外でも通用する試験です。
Android™技術者認定試験では「アプリケーション技術者認定試験」と「プラットフォーム技術者認定試験」の2種類の試験、そして「ベーシック」と「プロフェッショナル」の2つのレベルが用意されています。
3. プロジェクトマネージャ試験

駆け出しのエンジニアがプロジェクトのマネジメントを意識する機会はほとんどありませんが、技術と経験を身に付けるうちにマネジメントを任されることも出てきます。したがって、これからアプリケーションエンジニアとして働きたいと考える方は、特定の技術に習熟するだけでなく、マネジメントについても学んでおくと良いでしょう。
マネジメントに役立つ資格として、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「プロジェクトマネージャ試験」が挙げられます。プロジェクトマネージャ試験は品質・コスト・納期に責任を持ちながらプロジェクトを推進するマネージャを対象とした試験ですが、マネジメント能力が問われることのあるアプリケーションエンジニアはこのようなマネジメント系資格の取得もおすすめです。
おわりに
同じアプリケーションエンジニアでも、業務系アプリの開発に携わるエンジニアとゲームの開発に携わるエンジニアとでは要求されるスキルが異なります。また、金融系システム開発では金融業務、ゲーム開発ではゲーム制作全体に対する理解が不可欠です。
自分がエンジニアとして活躍するために必要なスキルを把握した上で、自分に適した資格の取得に挑戦してください。