「イノベーション25」から見る現代社会でのITの必要性
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- 2024/01/18
高度なIT技術の進化により、私たちの社会は発展し続けてきました。今回紹介する「イノベーション25」は、2025年までの達成を目標とした指針ですが、この実現にはIT技術が不可欠です。
「イノベーション25」は、人口減少や自然災害など、現代社会が抱える課題に対応することを目的として作られた指針です。
目次
イノベーション25とは
イノベーション25とは、2025年までに人口減少が嘆かれる中でも、技術革新や新しいアイデア・ビジネスなどによるイノベーションで持続的成長と豊かな社会を実現することを目標に政府が設定した戦略指針です。
第一次安倍政権時の所信表明演説に盛り込まれた公約の一つであり、大きな特徴は以下の3つです。
- 2005年から2025年までを見据えた20年にわたる長期戦略
- 「社会システム」と「科学技術」の一体的戦略
- 世界のリーダーの一員として、戦略イノベーション25で実現できる社会像として設定された
イノベーション25で実現を目指す社会とは?
イノベーション25が実現されると、私たちの生活はどう変わるのかな?
例1:食品の安全情報が一目でわかる
食品に電子タグなどをつけることで、購買者が買い物の際に生産からの流通履歴データを確認、飲食店で注文する際にアレルギー情報などの確認が可能になります。 これにより、食物の安全情報を知ることができ、食品の安全性が確保されることが期待されています。
例2:センサネットワークで地域の安全を守る
GPS、ロボット、ユビキタスセンサネットワークなどの技術活用で「高度みまもり技術」の開発と整備を行います。子どもや高齢者の安全確保のために地域ぐるみの努力もなされることにより、安心して生活できる環境の実現を目指します。
※ユビキタスセンサネットワークとは、数多くの小形センサが無線を介してネットワークに接続し、取集した環境の情報や、装着された人間の行動など計測された情報を基に様々なアプリケーションやサービスを提供するネットワークのことです。
例3:地震発生後の15秒緊急対応
地震計と各種社会基盤や家電製品等をネットワーク化することにより、地震発生から揺れまでの15秒間を利用して自動的に交通機関やガス、電化製品の稼働を止めることが可能になると考えられています。これにより地震により発生する二次災害を防ぐことができ、被害を最小限に抑えられることも可能になります。
イノベーション25を実現するためには?
今あげた例の実現にはIT技術が不可欠です!
イノベーション25は内閣府をはじめとした複数の省庁が取り組んでいます。厚生労働省があげたイノベーション25の実現のための課題の中には、以下のようなIT技術に関するものが多くあります。
例えば...
- ユビキタスネットワークや民生用ロボットの本格的な普及に向けた環境整備
- 高度道路交通システム(ITS)の導入・普及に向けた環境整備
- 地震や火山、洪水等の自然現象、あるいは人為的事故に伴う災害の危険性を住民が認識、理解し、行政と協力して減災策を構築できるシステム
- 防災、防犯、介護支援機能に加え多様なサービスを利用者に提供する生活支援型ロボット等を活用した家庭用セキュリティシステムが相互に接続された地域セキュリティシステム
政府が目指すイノベーション25の実現には、IT技術が必要不可欠なのです。
おわりに
今回はイノベーション25についてご紹介しました。技術の発展によってこれまでは不可能と思われていたことも実現可能になり、私たちの生活はより便利に、豊かに変化していきます。そのカギを握るのは、他でもなくIT技術です。めまぐるしく進化していくITのことをもっと知ることができれば、身の回りの生活をより便利にできるのではないでしょうか。
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「イノベーション25」ってどうして設定されたのかな?