夏休みの自由研究テーマにぴったり!簡単にできるプログラミングのネタ3つ
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- 2018/01/14
近年、インターネットの発達により、AI・ロボットといったITが重要視されるようになりました。エンジニア・プログラマー育成のため、2020年度から小学校の新学習指導要領にプログラミングの授業が登場するかもしれません。
プログラミングと聞くと、「難しそう」「専門的な知識がないとできなそう」というイメージがあるかもしれませんが、簡単なプログラムであれば小学生でもすぐに作ることができます。夏休みの自由研究として、プログラミングを勉強してみてはいかがでしょうか。授業が正式に始まる前にプログラミングに取り組んでおけば、将来きっと役に立つでしょう。
そこで今回は、小学生でも手軽にできる夏休みの自由研究として、簡単なプログラミングをご紹介します。
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目次
JavaScriptでプログラミング
プログラミングをするには、プログラム言語が必要です。今回は「JavaScript(ジャバスクリプト)」というプログラミング言語を使用していきます。JavaScriptは、テキスト形式のソースコードをそのままプログラムのように実行できるため、内容をブラウザ上ですぐに確認することが可能です。結果がすぐ分かり、初めての方でもプログラミングの楽しさを簡単に体験することができます。
ブラウザ上に数字と文字を表示させる
まずは、ブラウザに文字を表示させてみましょう。
「メモ帳(Macではメモ、またはテキストエディット)」に下記ソースコードを記入します。
<script language="javascript"> document.write(1234); </script>
記入後、「suuji.html」というファイル名で保存してください。その後、実行(ファイルをダブルクリック)するとブラウザ上に「1234」と表示されます。たったこれだけの記述で、ブラウザ上に数字を表示することができます。
それでは、次に文字を表示させてみましょう。
<script language="javascript"> document.write(文字を表示させてみましょう。); </script>
上記を記入し実行してみると、何も表示されないことに気がつきます。なぜかというと、JavaScriptが理解できない命令だったからです。文字を表示させる場合、文字の前後に「" (ダブルクォーテーション)」をつける必要があります。
それでは「"」をつけた形で実行してみましょう。
<script language="javascript"> document.write("文字を表示させてみましょう。"); </script>
この記述でブラウザ上に「文字を表示させてみましょう。」と表示されます。
命令の仕方が1つでも間違っているだけでエラーになるため、ソースコードを記入する際は、実行前に確認することが大切です。またプログラムがうまく動作しない場合も、どこかの記述が間違っている場合があります。プログラムが動作するか確認しつつ、命令を書き進めていくことがプログラミングの基本です。
ブラウザ上に計算結果を表示させる。
今度は計算結果をブラウザ上に表示させてみましょう。文字を表示させるのと同じくらい簡単に、計算をさせるプログラムを作ることができます。
「メモ帳(Macではメモ、またはテキストエディット)」に下記ソースコードを記入します。
<script language="javascript"> document.write(5+1); </script>
記入後、実行するとブラウザに「6」と表示されたかと思います。これは「5+1を計算した結果を表示せよ」という意味の命令を記述したからです。
document.write(5+1);
この「()」の中の計算式を「(131+21)」「(12.1+31.1)」など、さまざまな数字に変えてみてください。足し算の他にも、引き算、掛け算、割り算も同様に、「()」の中に計算式を入れることで計算結果をブラウザ上に表示させることができます。
注意点は、足し算は「+」、引き算は「-」という普段使用している記号を利用しますが、掛け算は「×」ではなく「*」を使用し、割り算は「÷」ではなく「/」を使用する点です。「×」や「÷」を使用してもJavaScriptが理解することができず、計算結果は表示されません。
簡単なゲームを作ってみよう
今回ご紹介したプログラミングは基礎コードの1つにすぎません。しかし、夏休みの自由研究として、プログラミングの基礎を一通り覚えてしまえば、下記のような簡単なゲームを作ることもできます。
1. 計算機
ブラウザに計算式を入力して、計算結果を表示するプログラムです。関数evalが入力された計算式を評価します。with文を利用することでオブジェクト名を短縮しています。
2. じゃんけんゲーム
じゃんけんゲームは、制御構造、配列(array)、数学の計算(Math)、乱数(random)などを理解することで作成できます。グー、チョキ、パーをクリックすると、じゃんけんの結果が画面上に表示されます。
3. 宝くじ抽選機
宝くじ抽選機は、制御構造、配列、数学の計算、乱数の他にsetTimeoutやclearTimeoutなどのタイマーを理解することで作成できます。宝くじ番号の最小値と最大値を指定し、抽選をクリックすると指定した値の範囲内でランダムに番号を抽選し、当選番号を表示させるプログラムです。
おわりに
今回は小学生でもできる簡単な初歩のプログラミングとプログラム事例を3つご紹介しました。プログラミングは一度原理が分かれば、あとは同じ作業の繰り返しです。今は専門用語が分からなくても、簡単な動作から1つ1つ覚えていけば問題ありません。
特に感受性が豊かな子供は、「自分の打ち込んだプログラムがちゃんと動いた、もっとやってみよう」という感動によって、よりプログラミングに興味を持つことができます。 夏休みの自由研究を機会に子供と一緒に親御さんもプログラミングにチャレンジし、子供とコミュニケーションを取りながら学んでみてはいかがでしょうか。
習い事としてプログラミングを勉強することもおすすめです。Webスクールでは、無料の体験レッスンも行っています。この機会にぜひ親子でプログラミングを始めましょう。
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