【2023年最新版】Pythonの資格を取得してキャリアアップを目指そう!
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- 2023/04/05
データ分析からシステム開発まで幅広く使用されているプログラミング言語「Python」。最近ではAI(人工知能)の活用方法としても人気の高い言語です。Pythonの人材需要が高まっている今、Pythonの資格を取得してキャリアアップを目指してはいかがでしょうか。
この記事ではPythonの資格試験についてご紹介いたします。
目次
日本国内で受験できるPython資格試験
2021年7月現在、受験可能なPythonの資格試験には、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が実施する 「Python 3 エンジニア認定基礎試験」と「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」、2022年5月からベータ試験が始まった「Python3エンジニア認定実践試験」の3つがあります。
基礎試験については、Pythonの文法や基礎知識を問う問題で構成され、データ分析試験については、Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法に関して出題されます。この2つの資格試験は、共にPythonとデータ分析の初心者の受験を想定した試験となっています。
さらに、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会は、上記の2つに加え、2022年2月により上位試験である「Python3エンジニア認定実践試験」を設置しました。
また関連情報として、Pythonの設計に関するイディオム集Pythonzenと標準コーディング規約であるPEP8についての「Pythonzen&PEP8検定試験」もあります。
「Python 3 エンジニア認定基礎試験」の合格率と概要
Pythonは、2022年時点で、Redmonkによるプログラミング言語の利用状況に基づくランキングで2位を獲得するなど、その人気がますます高まっている言語です。Pythonの認定試験のなかでも、Python3エンジニア認定試験は、2019年に行われた日経XTECH調査 「今、どの資格を取るべきか」調査において3位に選ばれているほど、注目度が高い資格試験となっており、受験者数は2020年9月に累計1万人(「Python 3 エンジニア認定基礎試験」と「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」の累計)を超えました。合格率は、70~80%と想定されています。 試験概要は下記の通りです。
試験時間 | 60分 |
---|---|
出題数 | 40問(すべて選択問題) |
出題内容 | 文法基礎 |
難易度 | プログラミング初心者でも合格できるレベル |
合格ライン | 正答率70% |
開催時期 | 通年受験可能 |
受験料金 | 1万円(税別)/学割5千円(税別) |
試験センター | 全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター (http://cbt.odyssey-com.co.jp/pythonic-exam.html) |
「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」の合格率と概要
Python 3 エンジニア認定データ分析試験は、2020年から開始された新しい資格試験です。Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法を問う試験で、データサイエンティストやマーケッターなどに有益な知識の証明ができます。2021年7月9日にPythonエンジニア育成推進協会が発表したデータによると、「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」の受験者数は3158人となり、試験開始1年で3000人を超えています。
また、2021年時点での合格率は86%と比較的挑戦しやすい難易度の試験と言えるでしょう。
試験時間 | 60分 |
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出題数 | 40問(すべて選択問題) |
出題内容 | Pythonを使ったデータ分析の基礎 |
難易度 | 日頃からPythonに触れていれば十分合格可能なレベル |
合格ライン | 正答率70% |
開催時期 | 通年受験可能 |
受験料金 | 1万円(税別)/学割5千円(税別) |
試験センター | 全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター (http://cbt.odyssey-com.co.jp/pythonic-exam.html) |
新試験「Python 3 エンジニア認定実践試験」の合格率と概要
Python 3 エンジニア認定実践試験は、2020年から開始された新しい資格試験です。Pythonを実践的に使っていく上で重要な仕様やライブラリの使い方を問う試験で、Pythonを仕事で使う上で、ここまで抑えていれば大丈夫かをチェックするものです。
試験時間 | 75分 |
---|---|
出題数 | 40問(すべて選択問題) |
出題内容 | Pythonを実践的に使っていく上で重要な仕様やライブラリの使い方 |
難易度 | 日頃からPythonに触れていれば十分合格可能なレベル |
合格ライン | 正答率70% |
開催時期 | 通年受験可能 |
受験料金 | 1万2000円(税別)/学割6千円(税別) |
試験センター | 全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター (http://cbt.odyssey-com.co.jp/pythonic-exam.html) |
海外のPython資格試験
ポーランドを拠点とするNPOのOpenEDG Python Instituteが、Pythonの資格試験Python Certificationsを実施しています。「Python Certifications」のレベルは3階級あり、Entry、Associate、Professionalに分類されています。Entryレベルを受験せずに、Associateレベルを受験することはできますが、Professionalレベルを受験するためには、Associateレベルに合格しなければなりません。
Entryレベルは、「Python 3 エンジニア認定基礎試験」と同じく、初心者向けのPython基礎知識を問う問題になっています。Associateレベルでは、オブジェクト指向やセマンティクスなど発展的な内容、Professionalレベルではデータベースを活用したネットワークプログラミングといったより高等な問題が出題されており、より本格的にPythonを活用したエンジニア向けの内容となっています。
試験問題は英語ですが、グローバルにPythonスキルを証明したい方、英語力に自信がある方にお勧めです。
Python Certificationsのレベル
Pythonの資格を取得するメリット
Pythonはオープンソースのプログラミング言語であるため、インターネットとパソコンを使える環境であれば、だれでも無料でPythonを使い始めることができます。 そのため、新しくプログラミング学習を始める方や、人工知能(AI)やデータサイエンス分野を視野に入れてスキルアップを図りたいエンジニアの方が、自身の能力を証明するうえで大いに役立ちます。
同じプログラムを実行するうえでも、他の言語に比べてPythonは構文がシンプルであり、フレームワークも豊富にあるという特長から、大規模なプログラミングも短時間で開発しやすいという特長があり、多くの企業がシステム開発をPythonに切り替えているという状況にもあるなか、Pythonのスキルがあることは有利にはたらくでしょう。
2020年4月からのプログラミング教育必修化や、多くの企業が社員向けのIT研修に力を入れていることを踏まえると、自身のスキルを客観的に証明するため、早めにPythonの資格を取得しておくことはメリットも大きいと言えるのではないでしょうか。
試験対策はどのように行えばいいの?
先ほどご紹介した、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会の「Python 3 エンジニア認定基礎試験」「Python3エンジニア認定データ分析試験」「Python 3 エンジニア認定実践試験」やPython Instituteの「Python Certifications」はすべてオンライン受験型の試験です。 出題形式はいずれも選択形式です。
また、それぞれの試験の受験にあたり、開催団体から認定の試験対策方法や出題範囲が公開されています。「Python試験」と「Python Certifications」の2つの試験の対策について詳しくご紹介いたします。
一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会「Python試験」
「Python 3 エンジニア認定基礎試験」「Python3エンジニア認定データ分析試験」「Python 3 エンジニア認定実践試験」の出題傾向や対策本については、それぞれの公式Webサイトで、詳しく紹介されています。
「Python3エンジニア認定基礎試験」では、オライリー・ジャパンの「Pythonチュートリアル第4版」を教材として紹介した上で、章ごとの出題率および出題数を公開しています。Pythonオンライン学習サービスPyQやPython入門2020を参考にするのもよいでしょう。
「Python3エンジニア認定データ分析試験」では、翔泳社の「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」を基に、同じく章ごとの出題率、出題数を公開しています。PRIME STUDY 動画集」などを用いて効率的に学習するのもひとつの手です。
「Python 3 エンジニア認定実践試験」は、大好評の「Python実践レシピ」を教科書として使用すると良いでしょう。
Python Institute「Python Certifications」
「Python Certifications」は、Webサイトで具体的な対策本は紹介されていないものの、認定対策コースについて触れられており、いずれも英語のみの提供にはなっていますが、オンライン講座で自習するコースや、通学制のスクールでインストラクターとともい学ぶコースなどが紹介されています。
日本から受験する場合は、日本語でのPythonの入門レベルのテキストで学びながら実際にプログラミングしつつ、OpenEDG Python Instituteの提供する学習コースを利用して理解を深めていく学習方法がおすすめです。
おわりに
ニーズの高まっているPythonの資格試験についてご紹介いたしました。試験対策の方法は、あくまで自分に適した方法で学習することが一番です。独学であれば、自分のペースで学習ができる一方、Web・IT専門スクールであれば、実践で使えるスキルを活かした就転職も踏まえて学ぶこともできます。せっかく習得するITスキルだからこそ、キャリアアップを見据えた勉強方法を選んでみてはいかがでしょうか。
1995年に開校した日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーでは、様々なプログラミング講座をご用意しており、Python試験の対策にもつながる「Python講座」を開講しています。
実践的なPythonプログラミングスキルの取得だけではなく、就転職サポートや業務サポートにもつながるマンツーマンレッスンも行っています。
そのため、一人一人の受講生にぴったりのキャリアプランや学習計画をご提案し、スキルアップを実現することができます。
また、AIやデータ分析の活用を見据えたビジネスをお考えの企業様には「Pythonプログラミング研修」を実施しております。
Web・ITスキルの資格取得を目指している方、社内のIT人材育成をお考えの企業担当者様はぜひお気軽にお問い合わせください。
Python認定スクールでWebアプリ開発スキルを習得
Python講座この講座は、文法が平易で開発がしやすいというPythonの魅力を最大限に活かしたカリキュラム構成のため、 プログラミング初心者の方でも大規模なWebアプリケーション開発が短期間でできるようになります。
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Pythonは、記述するコードがシンプルであることから初心者でも学びやすいだけでなく、Webサービスや人工知能の開発など、さまざまな場所で活用可能な、今最も人気のあるプログラミング言語です。