【Unity入門】ゲームを作る開発エンジン「Unity(ユニティ)」とは?
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- 2018/01/19
最近はスマートフォンやPCのブラウザでプレイできるゲームも増え、自分で作ってみたいと思う方も多いのではないでしょうか。ゲーム開発と聞くとハードルが高く感じられますが、無料でダウンロード可能なUnity(ユニティ)を利用すれば、手軽にゲームを制作することができます。今回はゲーム開発エンジンUnityについてご紹介します。
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目次
ゲーム開発エンジン「Unity(ユニティ)」とは
Unity(ユニティ)とは、Unity Technologies社が開発する、ゲームを作るための統合開発環境の1つです。通常のゲーム制作では、グラフィックやキャラクターの動きといったゲームの基盤となる機能の整備に膨大な時間と労力を割かなくてはなりませんが、Unityを利用することにより、ゲームの本質的な部分の制作に集中できます。
Unityには初心者やホビーユース向けの「Personal」、クリエイター向けの「Plus」、プロフェッショナル向けの「Pro」、企業向けの「Enterprise」の4つのライセンスがあります。
Personalライセンスは無料で、ダウンロードしてすぐに利用することが可能です。一方、Plusライセンスは月額4,200円/1ライセンス、Proライセンスは月額1万5,000円/1ライセンス、Enterpriseは問い合わせが必要です(2016年12月現在)。1ライセンスで2台のPCにインストールすることができます。
Personalライセンスの場合、ゲーム起動時に「Made With Unity」というロゴが表示されます。ただし、すべての機能が利用可能で、継続的なアップデートも受けられるため、ゲーム制作を十分楽しめるでしょう。
Unityで開発するときに必要なスキル
Unityで必要とされるスキルは、C#やJavaScriptを扱えることです。どちらの言語でも開発できるため、WebプログラミングでJavaScriptの経験があれば慣れも早く、すぐにゲーム制作を始めることができます。
ただし、Unityで使用されるJavaScriptは通常のJavaScriptとは異なり、UnityScriptと呼ばれます。そのため、普段通りにJavaScriptのプログラミングを進めていくと正常に動作しない可能性があるため、注意が必要です。
データ型、変数、演算子、配列、for文、if文、関数といったJavaScriptの基本は変わりませんが、一部相違点があります。ドキュメントやレファレンスには、一度目を通しておくことをおすすめします。
Unityの開発事例
Unityを使えばアクションやアドベンチャ―、ロールプレイング、パズルやクイズ、シミュレーションゲームを開発できます。ポケモンGOがUnityで開発された話は有名です。Android、iOS、Windows、Mac OSなど、あらゆるプラットフォームのゲームを制作できます。
ゲーム以外にも、学習や生活に役立つ実用的なアプリケーションも制作できる点がUnityの魅力です。大学の研究室がUnityで制作したVR(仮想現実)を体験できるアプリケーションもあります。
おわりに
Unityは無料で利用できるため、ゲーム開発入門に最適です。Unityはドキュメントやレファレンスも多く、JavaScriptを理解していればスムーズに制作に取り組めるでしょう。Webサイト制作などでJavaScriptの経験がある方は、Unityでゲーム開発にチャレンジされてはいかがでしょうか。
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