AWS(アマゾン ウェブ サービス)とは?Amazonが提供するWebサービスをわかりやすく解説!
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- 2023/05/13
AWSとは、Amazonが提供する様々なITリソースをオンデマンドで利用することができるサービスです。クラウドサービス世界シェア1位のAWSですが、具体的にどのようなサービスなのでしょうか。
今回は、AWSとは何なのかを始め、AWSでできることや活用事例をご紹介します。AWSについて知りたいという方や、自社サービスにAWSを導入しようとお考えの企業担当者様はぜひご一読ください。
目次
AWSとは?
AWSとは「Amazon Web Services」の略称で、Amazonが提供する様々なWebサービスのことを指します。Amazonがネットショッピング事業を展開するにあたって、大量の商品の在庫管理やデータ分析を行うために構築したインフラやアプリの技術を一般公開したことが、AWSの始まりです。AWSはクラウドコンピューティングの1事例であり、類似のサービスにはAzure(Microsoft)、Alibaba Cloud(Alibaba)、IBM Cloud(IBM)、GCP(Google)などもあります。
クラウドコンピューティングとは?
クラウドコンピューティングとは、インターネットを経由して様々なサービスを貸し出す方法のことで、一般的には、「雲」を意味する英語「クラウド」と呼ばれています。
クラウドコンピューティングにはIaaS、PaaS、SaaSなどの種類があります。ユーザーが利用するフロントから、それを支えるバックエンドまで、どの範囲までを包含するかに応じてその種類を使い分けることができます。
AWSの世界シェアは第1位!
MicrosoftやGoogle、Alibaba、IBMなどクラウドを提供する企業は数多く存在しますが、その中でもAmazonのAWS世界シェアは第1位(2022年2月時点)です。 AWSは世界クラウド市場の約3分の1を占めており、2位のMicrosoft Azureを大きく突き放していることがわかります。
Canalys Cloud Channels AnalysisAWSの4つの特徴
AWSが世界シェア1位を保ち続けている要因は、一体どこにあるのでしょうか。AWSの特徴を4つご紹介します。
1. 信頼できるセキュリティ
AWSは、医薬品や金融機関、政府機関などのさまざまな規制を満たす高いセキュリティを保ち、各国の規制やコンプライアンスにも対応しています。
2. 余計なコストをかけずに済む
AWSでは、通信料や利用時間に応じて利用した分だけ費用を支払います。自社にサーバーを設置したりする手間がかからないため、初期費用は掛かりません。また、使わないサービスに無駄な出費をする必要がなく、途中で自由にサービスの範囲変更も行うことができます。
3. パフォーマンス力が高い
AWS のデータセンターは、リージョンと呼ばれ、アベイラビリティーゾーン(AZ) という複数のデータセンター群で構成されています。リージョンを構成する AZ はさらに1 個以上の複数のデータセンターで構成されています。2019 年 3 月現在、世界で 20 のリージョン、61 の AZ を展開し、アカウントを開設した時点で、世界中のデータセンターにシステムが展開可能です。ソフトウェアもハードウェアも定期的に最新の状態に更新されるため、絶えず高パフォーマンス力が実現されています。
4. 柔軟性・拡張性が高い
AWSでは、ストレージ、データベース、ネットワーキングのみならず、データ分析(アナリティクス)やアプリケーションサービス、人工知能(AI)、セキュリティなど多岐にわたるサービスが利用可能です。必要な機能を組み合わせて導入することで、さまざまなサービスを柔軟に利用することができます。また、サービスを素早く簡単に追加したり、削除したり、設定を変更したりできます。
AWSの活用事例にはどのようなものがある?
画像引用:AWS クラウド製品
ビジネスの様々な場面で活用することができるAWSですが、どのような活用用途があるのでしょうか。 AWSは、コンピューティング、ストレージ、データベース、分析、ネットワーキング、モバイル、開発者用ツール、管理ツール、IoT、セキュリティ 、エンタープライズアプリケーションなど、様々な活用事例があります。これらのサービスを使用すると、組織はより迅速かつ低い IT コストでスケールすることができます。AWS は最大規模の企業と注目を集めている新興企業から信頼されており、ウェブアプリケーション、モバイルアプリケーション、ゲーム開発、データ処理、データウェアハウス、ストレージ、アーカイブなど多様なワークロードを支援しています。
まとめ:AWSを自社サービスに活用しよう!
AWSの特徴や活用事例をご紹介しました。AWSは数多くの企業に導入されており、セキュリティもパフォーマンス力も信頼できるサービスです。システム上の業務効率化や安定化、データ管理・分析をお考えの企業担当者の方々は、それらを実現できるAWSの導入を考えてみるのも良いでしょう。今まで以上に質の高い自社サービスの提供が可能になるかもしれません。
企業への導入に多くのメリットが見込めるAWSですが、実際のユーザーからは次のような声も上がっています。
AWSユーザーの声
- サービスの種類が非常に多いので、自社にとってどのサービスが必要なのか、どのようにサービスを組み合わせれば良いのかわからない。
- AWSではインフラを提供してくれるだけなので、何かトラブルが発生したときには自社で対応しなければならない。
上記のようなデメリットをカバーしAWSを有効に活用するためには、AWSについて十分に理解する必要があります。クラウドコンピューティングなどあらゆるIT分野の知識・スキルを個人で身につける、有能なIT人材を雇用する、AWSについて専門の企業に研修を依頼する、などといった方法で自社サービスにAWSを導入する準備をすると良いでしょう。
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