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レスポンシブWebデザインとグローバルマーケットにおけるその重要性

2014年8月25日

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事実:2014年時点において、世界に17.5億人のスマートフォンユーザーが存在します。

事実:インドは1億1700万人という世界第3位のスマートフォンユーザー数を誇る国です。

レスポンシブWebデザインとは、スマートフォンやその他のモバイル機器などの画面サイズに合わせて提供されるWebサイトのデザインのことです。実際に、デスクトップPCの画面に合わせてデザインされたWebサイトは、モバイルユーザーに対してはとても小さく、見えづらいものです。

インターネット・アカデミーのインドのWebサイトへのトラフィックをモニタリングしてみて分かることは、全体のおよそ50%のユーザーはモバイル機器を通じて私たちのサイトへアクセスしているということです。これは驚異的なユーザー数です。ユーザーは情報に素早くアクセスし、詳細を知りたいと願っています。ですから、最近の傾向として、明らかにこれらの個人に対して最高のユーザーエクスペリエンスを提供していくことが求められています。

あらゆるWebサイトにおいて、訪問者に彼らが選んだ好みの機器を通じて、いつでもコンテンツを利用することを可能にするユーザーエクスペリエンスのように、ページのコンテンツ内容と見つけやすさがWebサイトにとって最も重要な指標となっています。従って、ユーザーの満足度を高めることがそのまま売上をあげることに直接的に関係しています。

私はインドにおいて、これを実現するための先駆者となることをとても幸せに思います。私たちはモバイルページをデザインすることにおいては、完全に異なるアプローチを採用しなければなりません。心にとどめておくべき重要なポイントの一つとして、モバイルを通じてページにアクセスしているユーザーは、その多くが移動中であるということです。彼らはただ到着までに探している情報を取得して、またそこを出発したいと思っています。レスポンシブWebページで成功するためには、すべての関連情報とセールスポイントを一目で見られるように表示しておくべきであることを覚えておいてください。

現在、世界のWebサイトのたった11%だけがレスポンシブに対応していますが、それらのWebサイトの72%以上が、画面サイズに関わらず同じだけの量の情報を提供しています。これは、モバイル機器のユーザーも、デスクトップユーザーと同じだけのデータ量をダウンロードする必要があることを意味します。これは、特にグローバルマーケットに提供するためのWebサイトとしては、駄目なデザインの一つの例です。なぜなら訪問者のモバイルの通信速度が低い場合、そのWebサイトを読み込むのに長い時間がかかってしまい、訪問者は待つことができずにそのページから去ってしまいます。

この問題に対処するための一つの手段としては、「m.」というサブドメインを使うか、javascriptを操作してモバイルユーザーに関連するデータだけを提供することです。それらは現在ではFacebookやYoutubeなどのように、世界中のユーザーに提供する必要のあるサイトで使われています。

the number of mobile users

最後にお伝えしたいのは、将来は多くのサイトで必ずレスポンシブWebデザインが採用され、それが当たり前になるということです。Think Responsively(レスポンシブに考えましょう)!

本ブログは、日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーの講師が運営するWebメディアです。 スクールの情報はもちろん、最新のWebデザイン・プログラミング・Webマーケティングについて役立つ情報をご紹介しています。

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現在、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発とインターネット・アカデミーのカリキュラム開発を担当する。

海外支店責任者として、アメリカとインド、日本を行き来する。5年間、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発と普及活動を行ってきた経歴を持つ。

日本の新宿校、渋谷校インストラクター。主にWebマー ケティングとクリエイティブ系の授業を担当。

バンガロール校インストラクター。デジタルマーケティング が専門分野。

Google認定Webマーケティング講座の企画・開発に携わる。「PHPカンファレンス2011」で講演。「PHP公式資格教科書」の執筆など

バンガロール校支店長。Webプロデューサー、インストラクター、エリアマネージャを経て、現在はグローバル展開のビジネスディベロップメントを担当。

「W3C"HTML5 Tour"」での講演や、インド校にてWebデザイナーおよびチーフインストラクターを勤めた経歴を持つ、人気キャリアプロデューサー。

フランスにあるW3CのEUホスト、ERCIM(欧州情報処理数学研究コンソーシアム)に常駐し、Webの研究を行うインド人インストラクター。Webマーケティングに精通している。

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