メイク・イン・インディア
2014年10月13日
先日の訪日により、日本、インドの両国間でその動向が注目を集めるナレンドラ・モディ首相ですが、同氏が主導する「モディノミクス」と呼ばれる経済改革では、規制緩和やインフラ整備を推進し、外資誘致に力を入れていく考えを表明しています。
その一貫として、モディ政権が提唱しているのが「メイク・イン・インディア(インドでものづくりを)」というキャンペーンです。
9月に日本で開かれた講演会でも、モディ首相は「インドには低コストで質の高い労働力がある」ということを主張し、さらに「日本の勤勉さ、ハードウエア技術とインドのソフトウエア技術を組み合わせれば大きな奇跡を起こせる」と強調して、日本企業のインド進出に対して大きな期待を寄せていることを述べました。
インド国内でも、9月25日に「メイク・イン・インディア」キャンペーンの立ち上げイベントが大々的に開催されました。
このイベントは首都のニューデリーだけでなく、インド各州の州都などでも同時開催され、インド国内外からの注目を集めました。
インド政府が運営する特設サイトでは、メイク・イン・インディアに関連するさまざま活動を確認することができます。
MAKE IN INDIA
http://www.makeinindia.gov.in/
インターネット・アカデミー ビライ校のあるチャッティースガル州の州都ライプールでも、インド工業連盟(CII/The Confederation of Indian Industry)の主催により同イベントが開催され、そこに私たちインターネット・アカデミーも、同地域で展開する日本企業として招待を受け、参加させていただきました。
当日はニューデリーでのモディ首相の講演の様子も各地域ごとの会場に同時中継され、インド経済界におけるモディ首相の政策に対する期待度の高さを肌で感じることができました。
また、幸運にもこのイベントへの参加を機に、チャッティースガル州の州知事との会談の機会も与えていただきました。
デリー、ムンバイ、バンガロールなどの大都市圏と比べると、チャッティースガル州ではまだ進出している日系企業の数も多くはないため、インターネット・アカデミー、およびその母体企業であるIBJに対する同州政府からの期待も非常に大きなものであると感じます。
私たちも、日印両国間における経済交流の一助となるべく、チャッティースガル州における人材育成活動を積極的に展開していきたいと思います。
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