日本の民間スクールがインドでIT教育をする理由
2015年2月14日
日本のお客様に対して「インドでIT教育をやっています」とご紹介させていただくと、「先生は日本人?インド人?」「対象となる生徒はどういう人?」など色々とご質問をいただきます。
今回は私たちの取り組みと、目指していることを簡単にご説明させていただければと思います。
私たちインターネット・アカデミーは、日本でこれまで20年間、主に社会人を対象に、IT業界への就職・転職を目指す方々に向けたIT教育に取り組んできました。
私たちがインドで展開している教育事業も、基本的なコンセプトは同じです。
講師はすべて自社の正社員で、日本人とインド人の混成チームで授業を担当しており、対象となる方はIT業界への就職・転職を目指す大学生、社会人をはじめ、自営業や起業を目指すビジネスマンから主婦の方まで幅広いです。
アメリカ、ボストンのMIT(マサチューセッツ工科大学)内に常駐するW3Cフェロー(訪問研究員)からの最新情報と、IBJグループの制作ノウハウのつまった日本からのカリキュラムを通じて、国際標準かつ、実務に沿った実践的トレーニングを実施しています。
インドのIT関連産業団体のNASSCOMによれば、インドでは314万人がITサービスに従事しており、毎年100万人の理系学生が卒業しています。
ただし、いくら大学でIT関連の勉強をしたからといって、理系学生なら誰でも就職ができるというわけでもありません。
毎年インド国内のIT関連企業に採用されるのは15万人程度とされています。
ここにはIT関連以外の業種に就く方や、海外への就業をされる学生は含まれていないですが、日本などの状況とは逆に、供給が需要を上回っているというのがインドのIT就職事情の特徴といえます。
近年では、アメリカ、シリコンバレーのIT企業の管理職の6割がIIT(インド工科大学)出身者とも言われるように、インドの上位校の出身者を世界中の有力グローバル企業がこぞって採用に動いている一方で、中堅以下の大学出身者への就業機会の提供は、十分とはいえない状況です。
自分のバックグラウンドに関わらず、実力次第で成功が望めるIT系職種は、インドでも人気の職種です。
私たちのような民間教育機関が、大学以外でも広くIT教育を提供していくことで、就業機会の増加、雇用創出などさまざまな可能性が広がっていくものと考えます。
インターネット・アカデミーは、これまでも日本で25,000名を超える卒業生を輩出し、IT人材を必要とする多くの企業に提供してきました。
この取り組みを私たちは今後、世界中に広げていきたいと考えています。
「世界中の人々へ教育を」
我々は、
インターネットと教育の力が、
世界の様々な問題を解決すると信じます。
"Providing Global Learning Opportunities"
We strongly believe that the combination of Education and the Internet
has the power to solve various problems in the world.
インターネット・ビジネス・ジャパン株式会社/会社情報
http://www.ibj.co.jp/company/
本ブログは、日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーの講師が運営するWebメディアです。 スクールの情報はもちろん、最新のWebデザイン・プログラミング・Webマーケティングについて役立つ情報をご紹介しています。