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ウイルスを防ぐために実行すべき2つの対策

2015年3月 8日

コンピュータウイルスを防ぐ

皆さん、こんにちは。 本日はウイルスについてご紹介いたします。

ウイルスとは

情報セキュリティにおけるウイルスとは、他のプログラムに寄生することをその特徴とする、 悪意あるプログラムまたはプログラムの断片です。

ウイルスは単独で実行したり、自己増殖を行うことができず、 他のプログラムに寄生することではじめて実行可能となり、自己増殖をすることができます。 その様子が宿主を必要とし、他の生物に感染して増殖していく生物学上のウイルスと似ているので、 コンピュータウイルスと呼ばれています。

ウイルスは寄生したプログラムの動作を妨げたり、コンピュータやパソコン、システムに対し、 ユーザの意図に反する有害な作用を及ぼします。

マルウェア(正常なパソコンやシステムに損害や情報漏洩をもたらす、悪意あるプログラムの総称)の代表格であり、 広い意味では独立して自己増殖可能なワームも含めてウイルスと呼ぶことがあります。

1990年に通商産業省(今の経済産業省)が制定した「コンピュータウイルス対策基準」によれば、 ウイルスとは、第三者のプログラムやデータベースに対して、意図的に何らかの被害を及ぼすように作られたプログラムであり、 以下のいずれかの機能を1つ以上持っていることが定義となっています。

(1)自己伝染機能
(2)潜伏機能
(3)発病機能

 

ウイルスによる攻撃

現在のようなかたちのウイルスが出現したのは、諸説あるものの、1980年代ごろといわれています。 ウイルスは、ウイルスに感染したプログラムを実行することによって感染が広がっていきます。

1990年代前半までは、電子メールに添付されたファイルや、フロッピーディスクなどの記録媒体がウイルスに感染しており、 それらを開くことで感染するタイプがほとんどでした。

しかし、1990年代後半頃から、インターネットの普及に伴い、Webサイトを閲覧しただけで感染したり、 インターネットからダウンロードしたファイルから感染するケースが増えました。 最近ではパソコンに限らず、スマートフォンやタブレット(多機能携帯端末)の被害も増加しています。

ウイルスは日々複雑化・高度化しており、またほとんどの場合、 ユーザはウイルスに感染していることに気がつかずにパソコンを使い続けるため、 知らないうちにウイルスを他のユーザのパソコンにうつしてしまうことがあります。

ウイルス対策とその限界

ウイルスを防ぐ対策は、主に2つあります。

まず1つ目は、コンピュータやプログラムの更新をこまめに行うことです。 コンピュータやプログラムは、脆弱性が見つかる度に修正され、更新が提供されます。この更新を忘れずに行うことが第1の対策です。

2つ目の対策は、ウイルス対策ソフトの導入です。 ウイルス対策ソフトにより、ファイルの安全性を確認し、 ウイルスに感染していた場合はこれを検出し除去することができます。

ウイルススキャンプログラムには、「ウイルス定義ファイル」が入っています。 これは、ウイルスに感染したファイルやワームの特徴を収録したファイルで、パターンファイルとも呼ばれています。そのパターンファイルを使って、ウイルス対策ソフトはパターンマッチングを行っています。 つまり、収録されているウイルスのパターンと、検査対象となっているファイルを照合して、 パターンと一致していると判断すると、そのファイルがウイルスに感染していると判断します。

しかし、ウイルススキャンプログラムは、知られていない新しいウイルスを防ぐことはできません。 また、 あらゆるウイルスをガードするような、完璧なソフトというものも存在しません。結論として、ウイルス対策ソフトを導入することは有効な手段ではありますが、 万一ウイルスに感染しても被害を最小限に抑えるような対策も考考えておかなければなりません。

本ブログは、日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーの講師が運営するWebメディアです。 スクールの情報はもちろん、最新のWebデザイン・プログラミング・Webマーケティングについて役立つ情報をご紹介しています。

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現在、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発とインターネット・アカデミーのカリキュラム開発を担当する。

海外支店責任者として、アメリカとインド、日本を行き来する。5年間、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発と普及活動を行ってきた経歴を持つ。

日本の新宿校、渋谷校インストラクター。主にWebマー ケティングとクリエイティブ系の授業を担当。

バンガロール校インストラクター。デジタルマーケティング が専門分野。

Google認定Webマーケティング講座の企画・開発に携わる。「PHPカンファレンス2011」で講演。「PHP公式資格教科書」の執筆など

バンガロール校支店長。Webプロデューサー、インストラクター、エリアマネージャを経て、現在はグローバル展開のビジネスディベロップメントを担当。

「W3C"HTML5 Tour"」での講演や、インド校にてWebデザイナーおよびチーフインストラクターを勤めた経歴を持つ、人気キャリアプロデューサー。

フランスにあるW3CのEUホスト、ERCIM(欧州情報処理数学研究コンソーシアム)に常駐し、Webの研究を行うインド人インストラクター。Webマーケティングに精通している。

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