東京メトロのアートで最先端を行くWebアプリ「metrogram3D」
2015年3月15日
東京の地下に蜘蛛の巣状に張り巡らされている、地下鉄。
その運行データをもとに作られたユニークなWebアプリケーション「metrogram3D」が、今話題になっています。 (アプリケーションとは言っても、何かをダウンロードする必要はなく、最新のWebブラウザがあればWebサイトとして見ることができます)
このアプリケーションでは、1日に600万人以上もの人々を運び続けている東京メトロの路線・位置・時刻表などのデータをもとに、電車の動きがシミュレーションされています。
駅と電車が重なるときの光が、蛍の光を見ているようで、なんだか愛おしくなってきます。
このWebアプリケーションのポイントは、最新のWeb技術である「WebGL」を使っていること。 WebGLとは、Webブラウザ上でる3Dの表現をするための標準仕様をさします。
ここからはちょっと受講生向けの難しい話になってしまいますが、技術としては、JavaScriptとOpenGLと呼ばれるAPIを使っている上、HTML5から登場したcanvas要素を必要としています。 つまり、HTML5ができたからこそ、生まれることができた表現なのです。
Web技術の進化により、表現力が豊かになればなるほど、何でも発想次第でアートになっちゃいますね。 ぼんやり眺めていると、Webの進化をしみじみと感じます...。
ちなみに、「metrogram」というアプリケーションもあります。
こちらは「東京メトロ オープンデータ活用コンテスト」に応募された作品で、「metrogram3D」はそのバージョンアップ版として公開されました。 そちらもぜひ見てみてください。
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