世界一のオフショア開発拠点、インド
2015年5月 2日
これまでもインターネット・アカデミー インド支店の活動を当ブログを通じてご紹介してきましたが、実は私たちインド支店には現在提供している教育サービスとはまた別の一面があります。
インド支店は、弊社IBJグループ内におけるオフショア開発センターとしての機能を持っており、「GDC=Global Development Center」としても位置づけられています。
ここでは、日本やアメリカのグループ各社からのWeb制作、ソフトウェア等の受託開発を担っています。
オフショア開発とは、情報システムやソフトウェア開発における手法の一つで、主にコスト削減を目的として、本国で受注した開発業務の一部、または全部を海外子会社や海外事業者に委託、発注をおこなうことです。
ITの開発に限らず、企業のコスト削減の目的で、たとえば経理業務やコールセンター業務をよりコストの安い海外に外部委託することはBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)などと呼ばれ、今日のグローバル化したビジネスの世界においてはもはや一般的な流れとさえいえます。
インドは英語圏に属していることもあり、また優秀な理系人材のリソースが豊富なことから、世界一のオフショア開発拠点として知られています。
コンサルティング会社Tholonsが毎年発表する都市別グローバルアウトソーシング受託ランキングによれば、2014年のトップ10のうち実に6都市がインドです。
1位 バンガロール(インド)
2位 マニラ(フィリピン)
3位 ムンバイ(インド)
4位 デリー(インド)
5位 チェンナイ(インド)
6位 ハイデラバード(インド)
7位 プネ(インド)
8位 セブ(フィリピン)
9位 クラクフ(ポーランド)
10位 ダブリン(アイルランド)
なかでもバンガロールは、アメリカのシリコンバレーがあるカリフォルニアと同じように、インドのなかでも特別といえるほど一年中気候がよく世界中のIT企業が早くから参入してきた結果、一大IT産業都市を形成したこともあり、「インドのシリコンバレー」と呼ばれ、世界一のオフショア開発拠点となっています。
地勢的に見ても、世界一のIT需要国であるアメリカと、ちょうど地球の裏側という位置関係から、コストメリットだけでなく、時差を活用したシームレスな開発が可能となります。
つまり、発注側のアメリカが夜のうちに仕事をインドに投げておけば、インドで開発された成果物が朝には返ってくるという、なんとも便利な相関関係にあります。
私たちIBJも昨年から本格的にオフショア開発をスタートさせました。
オフショア開発成功の鍵は、なんといっても国を超えて行われる受発注者間、開発者同士でのコミュニケーションにあります。
インドGDCでは先日、日本、アメリカからも担当者を招いて、今後さらに開発体制を強化していくためのワークショップを開催しました。
インターネット・アカデミーの授業では、現場で実際に使われている生のノウハウを提供するということが重要なコンセプトとなっています。
グローバルなオフショア開発で得たノウハウを随時カリキュラムに反映させながら、実践的な授業を提供し、グローバル時代に通用するIT技術者を養成するという私たちの理念を実現して参ります。
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