最新テクノロジーを使ったミュージックビデオ
2015年6月 7日
最新技術というものは、特定の場所にとらわれることなく、いろんな場所・分野で使われています。特に変化の早いIT業界では、新しい技術が次々に生まれてきますが、「この技術をそう使うか!」というアイデアに驚かされることが非常に多くあります。
今回、ご紹介していきたいのはミュージックビデオです。最近では、面白い工夫をしてインターネット上でミュージッックビデオを公開することが増えてきています。面白いものができれば、あっという間にFacebookやTwitter上で話題になり、宣伝効果が抜群だからです。昨年で言えば、Pharrell Williamsの『Happy』という曲で24時間ミュージックビデオが話題になり、カンヌ広告祭でもデジタル部門で受賞をしていたのが特に目立っていたところかもしれません。この記事では日本のアーティストに絞って、いくつか紹介をしていきたいと思います。
安室奈美恵:Anything
実は、この記事を書こうと思ったのは、6月4日に安室奈美恵さんのニューアルバム「_genic」に収録されている『Anything』のGoogle Chrome版ミュージックビデオが公開されたことがきっかけでした。そもそも「Google Chrome版」って??というのがほとんどの方の感想だと思います。Google Chromeには、Extentionという拡張機能がありまして、Google Chromeの様々なパーツを操作したりできるのです。
このミュージックビデオでは、安室奈美恵さんがブラウザのウィンドウ内を左から右に歩いて行くと、隣のウィンドウにそのまま移動してしまうといった効果が組まれています。他にも、通常はURLが表示されているロケーションバーに歌詞が流れてくるという細部にこだわった仕掛けもあり、とても楽しくミュージックビデオが観れるのではないかと思います。最後の最後までミュージーックビデオを観ると・・・。それは観てからののお楽しみです。
color-code:Hands Up!
レディー・ガガのファッション・ディレクターを務めていたニコラ・フォルミケッティ氏がプロデュースする3人組のガールズユニットであるcolor-codeのミュージックビデオも面白いです。『Hands Up!』という曲名のとおり手を上げないと曲が聞けないという仕掛けになっています。このミュージックビデオは、スマートフォンやタブレット専用となっていますので、iPhoneやAndroid携帯などで試してみてください。
倖田來未:Dance in the Rain
少し前のトピックの紹介となりますが、倖田來未さんの2014年10月22日に発売された『Dance in the Rain』のミュージックビデオを紹介します。こちらはイベントもすでに終了してしまっているのですが、「世界初のバーチャルリアリティ・ミュージックビデオ」と謳っていて、オキュラスリフトという360度の映像世界を体験出来る機材を使って観るミュージックビデオです。360度映像ということで、撮影カメラに決められた一方向からの映像ではなく、自分自身が首を横に振ったり縦にふることで、映像が上下左右に移動しながらミュージックビデオを楽しむことができます。バーチャルリアリティは一つのトレンドになりつつあるので、これからこういった仕掛けは増えてくるかもしれませんね。
以上、今後も次々と新しい技術を使ったミュージックビデオが登場してくると思いますので、そのときにはまた紹介させていただきます。
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