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インドの若者たちが目指すインディアンドリーム

2015年7月 5日

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現在、ビライ校では、近隣の工科大学の学生に向けたボケーショナルトレーニング(職業訓練)を実施しています。

中央インドに位置するチャッティースガル州のなかでも、ビライおよび隣接するライプール、ドゥルグの地域は、エデュケーションハブと呼ばれ、州をあげて学校教育に力を入れています。

そのため、インドの多くのエリアから学生が集まり、またその一方で、ここを巣立った学生たちは、インド各地へ就業していきます。

デリー、ムンバイ、バンガロール、プネーなど、インドのなかでも都市部にいけば就業機会も多くなりますので、ビライ校を卒業した受講生たちが、バンガロール校のスタッフからの就業サポートを受けて就職が決まる事例もいくつか出てきました。

おそらく高度成長期の日本もそうであったように、インドでも地方から若者が都会に流入し、さらに都市部の成長が加速していくという構図があります。

実際にバンガロールにも安い値段で長期滞在が可能なPG(Paying Guest)と呼ばれる下宿が数多く存在し、バンガロール校の受講生のなかにも、地元を離れてPGに宿泊しながら通学している方も少なくありません。

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学生たちの希望を聞くと、インド国内の大都市はもちろんのこと、アメリカや日本など、チャンスがあれば海外で就業したいという人も多いです。


マイクロソフトのサトヤ・ナデラCEOやアドビのシャンタヌ・ナラヤンCEOに象徴されるように、アメリカの大手IT企業にインド出身のトップが就くケースも珍しくなくなってきました。

最近では、日本でもソフトバンクの孫正義社長が後継者に元Googleのニケシュ・アローラ氏を指名したことが大きな話題になっています。


私たち日本人と比べてみると、もともと英語が使えて言語の障壁も低いインドの人たちからすれば、海外に出て働くということに抵抗は少ないように感じます。

今はアメリカのIT企業で経験を積んだインド人が、経済発展著しい母国インドに戻って起業するケースも目立ってきました。

インドの学生たちの目には、そうした未来への希望が輝いているようにみえ、授業を教えているこちらにまでポジティブなエネルギーを与えてくれるようです。

インターネット・アカデミーを卒業した受講生たちが、こうしたインディアンドリームを実現する日がやってくることを願ってやみません。

本ブログは、日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーの講師が運営するWebメディアです。 スクールの情報はもちろん、最新のWebデザイン・プログラミング・Webマーケティングについて役立つ情報をご紹介しています。

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現在、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発とインターネット・アカデミーのカリキュラム開発を担当する。

海外支店責任者として、アメリカとインド、日本を行き来する。5年間、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発と普及活動を行ってきた経歴を持つ。

日本の新宿校、渋谷校インストラクター。主にWebマー ケティングとクリエイティブ系の授業を担当。

バンガロール校インストラクター。デジタルマーケティング が専門分野。

Google認定Webマーケティング講座の企画・開発に携わる。「PHPカンファレンス2011」で講演。「PHP公式資格教科書」の執筆など

バンガロール校支店長。Webプロデューサー、インストラクター、エリアマネージャを経て、現在はグローバル展開のビジネスディベロップメントを担当。

「W3C"HTML5 Tour"」での講演や、インド校にてWebデザイナーおよびチーフインストラクターを勤めた経歴を持つ、人気キャリアプロデューサー。

フランスにあるW3CのEUホスト、ERCIM(欧州情報処理数学研究コンソーシアム)に常駐し、Webの研究を行うインド人インストラクター。Webマーケティングに精通している。

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