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Webデザイナー・ディレクター必見ツールの「Prott」

2015年7月21日

Prott

Webサイトのデザインや企画を考えるとき、デザインだけでなく、ユーザー導線やユーザーアクションに応じたレスポンスなど、使い勝手や動きにも配慮が必要です。 だからこそ、平面的な発想だけでなく、操作性をイメージしながら制作をしなければなりません。 でも、その「操作性のイメージ」を人と共有するのはかなり難しいことですよね。 出来上がってみたら、思っていたものと違ったり、イメージが伝わらなくて理解を得づらい、なんてこともよくあるコトです。

そんな時に役に立つのが、プロトタイプです。

プロトタイプというのは、デモンストレーションを目的として作成する試作品のことです。 「クリックしたらどのページに飛ぶ」とか、「メニューバーなどコンテンツの一部が固定される」といったWebページ独特の動きも、プロトタイプがあればイメージが湧きやすくなります。 それどころか、制作チームとのイメージ共有やクライアントへのプレゼンテーションもしやすくなります。

しかし、そうはいってもプロトタイプを作るには、コストも時間も膨大にかかってしまうので、Webの場合は今まで作るのは決して一般的ではありませんでした。

そんな、なかなか根が深かった問題を解決してくれるWebサービスを、本日ご紹介します。 その名も、「Prott」です。

Prottの特徴

Prottは、オンライン上(PCブラウザに限らず、Android・iPhoneといったスマートフォンアプリにも対応)でWebサイトやアプリケーションのプロトタイプの作成(=プロタイピング)を行うことができます。

作業は簡単。
まず、手書きでWebページの平面的なイメージ図(=ワイヤーフレーム)を作成します。

それを撮影して、Prottに取り込むだけ。

あとは、Prottの機能で、イメージ図のボタン同士をリンクでつないだり、ボタンからメニューを開いたりと言った「動き」を加えていくことで、Webサイトのプロトタイプが完成します。

pic2_20150721_00.jpg

また、プロトタイプだけでなく、ワイヤーフレームを作成することもできます。

pic2_20150721_01.jpg

ワイヤーフレームをオンライン上で作成するツールは、これまでにもたくさんありましたが、Prottの特別なところは、プロトタイプを作成して、情報共有できるところにあります。
また、たいていこういったツールやサービスは海外発で英語表記しかないものが多いのですが、 このツールは"国産"なので、日本語対応が可能なのもとっても嬉しいところ。

30日間は無料お試し期間で、その後も1プロジェクトだけであれば無料でプロトタイプの作成ができますが、 たくさんのプロジェクトを作成したい場合やワイヤーフレームの作成をする場合は、月額\1,710~の有料会員がオススメです。

業務利用している会社も増えているとか。ぜひチェックしてみてくださいね!


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本ブログは、日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーの講師が運営するWebメディアです。 スクールの情報はもちろん、最新のWebデザイン・プログラミング・Webマーケティングについて役立つ情報をご紹介しています。

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現在、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発とインターネット・アカデミーのカリキュラム開発を担当する。

海外支店責任者として、アメリカとインド、日本を行き来する。5年間、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発と普及活動を行ってきた経歴を持つ。

日本の新宿校、渋谷校インストラクター。主にWebマー ケティングとクリエイティブ系の授業を担当。

バンガロール校インストラクター。デジタルマーケティング が専門分野。

Google認定Webマーケティング講座の企画・開発に携わる。「PHPカンファレンス2011」で講演。「PHP公式資格教科書」の執筆など

バンガロール校支店長。Webプロデューサー、インストラクター、エリアマネージャを経て、現在はグローバル展開のビジネスディベロップメントを担当。

「W3C"HTML5 Tour"」での講演や、インド校にてWebデザイナーおよびチーフインストラクターを勤めた経歴を持つ、人気キャリアプロデューサー。

フランスにあるW3CのEUホスト、ERCIM(欧州情報処理数学研究コンソーシアム)に常駐し、Webの研究を行うインド人インストラクター。Webマーケティングに精通している。

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