Twitterのツイートボタンが変わる
2015年10月10日
今年の11月20日をもって、ツイートボタンのツイート数表示ができなくなるという旨を、Twitterが発表しました。 ツイートボタンというのは、Webサイトに訪問したユーザーがTwitterを使ってコンテンツを共有するためのボタンです。 クリックをすると、そのWebページのURLを紹介するツイートをすることができるような仕組みで、このブログにも設置しています。
Twitterのみならず、今やSNSボタンと呼ばれるコンテンツ共有のためのボタンは、Webサイトに当たり前に設置されるようになっているため、このニュースは、多くの企業やWebサイト運営者が衝撃を受けたことでしょう。
なぜ、ツイート数を非表示にするのか
今回発表されたツイートボタンの変更点は、次の3つです。
- ・ツイートボタンの表示デザインの変更(立体ボタンからフラットデザインへ)
- ・ツイートボタンからツイート数表示をなくす
- ・ツイート数を取得するために使われていた非公式APIのエンドポイントを停止
ツイート数表示には、カウントAPIと呼ばれる、ツイート数をカウントするためのAPI(プログラムのかたまり)が必要です。 そのカウントAPIは、実は公式のものはなく非公式のものであり、サポートの対象として確約できないこと、さらに、開発リソースの問題でこの機能の継続を廃止することにした、ということが廃止の理由と述べられています。 そもそも、カウントAPIで表示されるツイート数は、リプライや引用ツイートなどの数が含まれないことや、フォロワー数が何人の人にツイートされたかなど、正確な意味でのコンテンツの価値や影響力を測るものではない、ということも、廃止の理由に含まれるようです。
詳細は、Twitterの公式ブログ記事「持続的なプラットフォームのための難しい決断」に記載されています。
大事なことは11月20日以降どうするかということですが、多くの企業は模索中のようです。 ツイート数が表示されなくなると、レイアウトなどデザイン上も変更が余儀なくされるため、マーケティング的にもデザイン的にも、いろいろと考えて準備をすることが求められます。
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