インド人が額に付ける赤い印
2015年10月15日
今日は、ちょっとした日常の発見(?)を。
一昨日、ヒンドゥー教の同僚が額に赤い印を付けていました。
それを見て、
「そういえば、あの赤い印って何の意味があるんだろう」
「既婚女性が付けるっていう話を聞いたことがあるけど、その同僚は男性だしなあ」
そんなことをふと思ったので、インド人の同僚に詳細を聞いてみました。
あの額の赤い印は「ティーカ」(Tika)と呼ばれるそうです。
お寺やお祭りなどでヒンドゥー教やジャイナ教の神様にお祈りをささげる際、
お米や人工塗料などで作る赤い粉を神様の額に塗り、
そして、お祈りをする人の額にも塗ります。
つまり、お祈りのための神聖な印なのです。
その同僚もそうでしたが、
ビジネスパーソンは日中にお寺へ行けないので、
出社前に近くのお寺に寄るのが一般的です。
大きなお祭りのときは、
1週間ほど休暇を取って、
遠くの大きなお寺までお参りに行くこともあります。
そして、そこから帰ってくると必ず、
額にあの赤い印「ティーカ」があります。
また、
誰かに贈り物を渡すときに「ありがとう」の気持ちをこめて付けたり、
女性が結婚や既婚を示す際にもティーカを付けます。
インドで過ごしているとティーカを毎日のように見かけるので、
正直、これまであまり気にしていなかったのですが、
今回はじめてその意味を知り、
身近なことでも、まだまだ知らないことがたくさんあるなあと思いました。
ちなみに、ここインド・バンガロール校が、来月で開校3周年を迎えます!
その際には、
受講生や卒業生の皆さま、
そしてこれまでご協力いただいてきた多くの皆さまへ最大の感謝の気持ちをこめて、
私の「ティーカ」姿がお届けできればと考えています!
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