モバイルサイトを高速化!「AMP HTML」誕生!
2015年10月17日
Google は、10月7日にモバイルサイトのパフォーマンスを高速化させるためのプロジェクト「Accelerated Mobile Pages」プロジェクトを発表しました。このプロジェクトは「AMP」と略され、「アンプ」と発音するそうです。
このプロジェクトでは、ビデオやアニメーションなどを使用したコンテンツが増えていく現在の流れを汲み、コンテンツがリッチになっていっても、処理速度は高速化し、モバイルをWebサイトをのパフォーマンスを高めることを目的としています。TwitterやPintrest、LinkedInといった大手SNSプロバイダーなどが協賛しており、これからさまざまなプランが練られていく予定だそうです。
そして、このプロジェクトの最初の取り組みとして、AMP HTMLというフレームワークが発表されています。AMP HTMLでは、通常のHTML5に加えて、AMP HTML独自のカスタム要素というものが定義されています。とくに画像やビデオを表示するための img 要素や video 要素は、amp-img 要素や amp-video 要素へと置き換えられ、モバイルでのパフォーマンスを上げる要因となっていくようです。またhtml 要素も少し変わっていて、通常は<html>のように記述するところを、<html ⚡>と記載することで、AMP HTMLを使いますと定義をすることができるようです。その他のAMP HTMLの要素が気になる方は「AMP HTML Tag Addendum」のページがオススメです。
他にもAMP HTMLのフレームワークではAMP JS library や AMPバリデーションなども用意されていくようです。SEOなどでもモバイル対応というのが非常に重要視されている昨今、このAMPの今後の動きはチェックしておかなければいけなそうですね。ただ、ここで気になるのはW3Cがどのように絡んでくるかということです。この辺りは、W3C/MITに駐在しているニシャンツ先生に情報提供してもらいたいと思います。
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