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キャリアアップして年収の高いWebディレクターを目指すには

2015年11月26日

キャリアアップして年収の高いWebディレクターを目指すには

Webディレクターは、Web業界で人気の職種の一つです。年々需要が増え、年収や地位も確実に向上しています。 着々と年収を伸ばすWebディレクターがいる一方で、伸び悩んでいる人がいることも事実のようです。 クライアントに評価され、社会に実力を認められ、年収の高いWebディレクターとなるためには、何が必要なのでしょうか?


Webディレクターとは

まずは、Webディレクターがどんなことをする職業なのかということをおさらいしましょう。

ディレクターとは、Web制作のディレクション業務をする人のことで、「監督」や「指揮を行う人」のことを指します。 クライアント(依頼主)の要望を聞き、デザイナーやライター、プログラマーなどの制作スタッフと連絡を取り、進行管理や品質の管理を行います。 スペシャリストとしての技術だけでなく、Web制作に関するゼネラリスト的な役割も背負っており、幅広い知識や技術と問題解決能力が要求される仕事です。

Webディレクターを目指すのであれば、最低限のスキルと素養を身につけていれば、あとは現場で鍛え、伸ばしていくことが可能です。


幅広い知識や技術が必要

Webディレクターには、Web制作に関する知識が必要です。 制作の知識があればあるほど、最適な進捗管理と人員配置をすることができます。 また、制作メンバーとのやりとりもスムーズになります。 さらに、クライアントからの戻しがあった時に、微修正で済むのであれば自分で直すこともできます。

デザインやコーディング、プログラミングや音楽、映像編集、ライティングなどのスキルや知識を日々蓄えていきましょう。 技術や流行は日々変わっていくので、それをキャッチアップしていくことが重要です。

また、経営学のスキルやアクセス解析のスキル、情報収集のスキルや法律の知識などを備えていることも求められます。

もちろん、全てのスキルに深くまで精通する必要はありません。 Webディレクターに必要なのは、幅広い知識を持ったジェネラリストであることです。 特定の分野で問題が起こったときに「何が問題になっているか」を把握し、「どう対処すればよいか」を瞬時に判断し、周囲の協力を仰ぐだけの知識が必要なのです。


自分の「ウリ」を認識する

さて、Webディレクターに必要なスキルはわかりましたが、これらのスキルを全て持ってさえいれば、直ちに年収の高いWebディレクターになれるのでしょうか?

「何でもそつなくこなせるWebディレクター」は、それなりに仕事を受注して生きていけるでしょう。 しかし、年収の高いWebディレクターとなるには、何か一つ「自分にとってのウリはこれ」と、アピールできるようなポイントがほしいところです。

スポーツにたとえると、「何でもこなせるオールラウンドプレイヤー」は、よほど各能力が高いレベルを維持していない限り、目立たずに埋もれてしまいます。 「盗塁ならこの人」「守らせたらこの人」というように、一つ大きな強みをもってそれを育てていくと、目立ちやすくなり、アピールがしやすくなります。

自分自身のことをよく知り、Webディレクターに必要とされるスキルのうち、自分にとって強みと言えるものを発見し、それを伸ばしていきましよう。


人との繋がりを大切にする

Webディレクターにとって、何よりも大切なのは、クライアントや制作スタッフとの交渉を円滑に行うコミュニケーションのスキルです。 コミュニケーションの基本は、人の話をよく聞き、正しく理解することです。

そして、「この仕事は何が目的(ゴール)か」を常に念頭に置き、その目的に沿って戦略を練ることです。 人脈を大切にし、出会いを大切にしましょう。一人で何もかもできるようになる必要はないのです。

制作等の専門的な分野で問題が生じたら、相談できるスペシャリストが知り合いにいればいいのです。 困ったときに相談できる人脈を多く持っているかどうかが、良いWebディレクターになれるがどうかのポイントとなります。 その際、一方的に利用するだけの関係や、ビジネスライクなだけの関係では、人は離れていってしまいます。 誕生日にプレゼントを贈るとか、ツイッターで些細なやりとりするとか、そんなささやかな「人間として」の繋がりを維持していくことが大切なのです。


まとめ

ここまででご紹介してきたように、ディレクターは知識と共にコミュニケーション能力に長けていることと、バランス感覚が求められます。

「自分を知り他人を知る」ことが、優れたWebディレクターになる道です。 日々の行動が自分のキャリアに大きく影響する職種とも言えますので、努力を積み重ねることを惜しまず、知識についても人間関係も研鑽を積んでいきましょう!

本ブログは、日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーの講師が運営するWebメディアです。 スクールの情報はもちろん、最新のWebデザイン・プログラミング・Webマーケティングについて役立つ情報をご紹介しています。

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現在、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発とインターネット・アカデミーのカリキュラム開発を担当する。

海外支店責任者として、アメリカとインド、日本を行き来する。5年間、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発と普及活動を行ってきた経歴を持つ。

日本の新宿校、渋谷校インストラクター。主にWebマー ケティングとクリエイティブ系の授業を担当。

バンガロール校インストラクター。デジタルマーケティング が専門分野。

Google認定Webマーケティング講座の企画・開発に携わる。「PHPカンファレンス2011」で講演。「PHP公式資格教科書」の執筆など

バンガロール校支店長。Webプロデューサー、インストラクター、エリアマネージャを経て、現在はグローバル展開のビジネスディベロップメントを担当。

「W3C"HTML5 Tour"」での講演や、インド校にてWebデザイナーおよびチーフインストラクターを勤めた経歴を持つ、人気キャリアプロデューサー。

フランスにあるW3CのEUホスト、ERCIM(欧州情報処理数学研究コンソーシアム)に常駐し、Webの研究を行うインド人インストラクター。Webマーケティングに精通している。

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