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今、脚光を浴びる職業「データサイエンティスト」とは

2015年12月 8日

データサイエンティストとは

「データサイエンティスト」という言葉を聞いて「どんな職業?」と首を傾げる方も多いかもしれません。 それもそのはず、データサイエンティストは2007年に新語として登場したばかりの職業名です。 一般的な認知度はまだ低くても、既にWeb業界やIT業界に身を置いている方ならば"21世紀の最もセクシーな職業"として注目を浴びていることをご存じでしょう。 高いニーズがあるとされながら、日本ではまだまだ人材が少ないとされるデータサイエンティストとは、どんな職業なのでしょうか。

注目されるビックデータ

データサイエンティストという職業を知らなくても、ビックデータという言葉をご存じの方は多いでしょう。 ビッグデータとは、既存の技術では管理することが困難な大量で多様なデータのことを言います。 例えば、コンビニのローソンは「Ponta(ポンタ)カード」の利用状況から収集可能なデータをマーケティングに活用しています。 また、ビッグテータはビジネスだけではなく、行政や防災への活用でも注目されています。 2013年から4回に分けて放送されたNHKスペシャル「震災ビッグデータ」では、NHKやGoogle、Twitterなど8つの企業や団体が、東日本大震災に関わる膨大なデータを持ちより、解析を試みて防災に役立てる活動をしていることが紹介されていました。 情報のデジタル化やクラウド化が進んだことで、ビッグデータが活用される環境が整い、今後ますます様々な場で活用が進むことが想定されてます。

データの山からお宝を見つけ出す専門家

データサイエンティストは、そんなビックデータを扱い、分析する職業です。 データ処理やコンピュータサイエンス、統計処理を得意とすることはもちろん、データを構造化しながら整理し、企業が目的を達成するためにどうすればよいのかを体系立てて考え、解析結果を導き出したり、予測モデルを立てることが求められます。

データサイエンティストは、膨大な情報から企業にとって役に立つデータを導き出すスペシャリストであり、大量に集まるデータから、すぐに対策を打つべき問題や、商品開発に繋がるアイデアを見つけたり、消費者動向の変化を読み取ります。 企業にとってみれば、いわば玉石混淆の市場からお宝を見つけてくる目利きのようなものです。

コンピュータはデータを解析することはできますが、その中から企業の目的に結びつく興味深いデータを発見するためには、人間のひらめきが必要になります。 そして、役立つデータを発見したデータサイエンティストは、発見した情報の意味や価値を、適切でわかりやすい表現で他の人(企業の管理職など)に伝えることも大切な役割と言えます。


企業のニーズは高く、高収入も見込める

収集したデータの有用性に注目が集まっている今、データサイエンティストには大変 多くの人材ニーズがあります。 技術力や専門スキル、知識が求められるからこそ、求人情報を確認すると、年収250万円くらいから900万円くらいと、能力や経験に応じてかなり幅が広いことがわかります。 しかし、経験を積めば年収1000万円以上になることも珍しくない職業です。 さらに、今後ますます需要も年収相場も高まっていくことが予想されています。

データサイエンティストになるには

実は、データサイエンティストには明確な定義がありません。 統計学、数学、プログラミング、ビジネススキル、コンピュータサイエンスなど求められる知識は大変幅が広く、全ての分野に精通する人材はなかなかいないとも言われています。 そのため、勤める企業の規模によっても求められる専門性や知識簿幅の広さが異なったりします。

少なくとも、プログラミングやサーバといったITエンジニアで求められる知識は必要不可欠であるため、インターネット・アカデミーでも、市況のニーズに応え、データサイエンティストの育成に貢献すべく、エンジニア系講座のラインナップを取りそろえ、随時カリキュラムの改定や強化を図っています。 データサイエンティストは、今やどの業界であっても、企業が喉から手が出るほど欲しい人材です。データサイエンティストに興味がある方も、そうでない方も、エンジニアの知識を持っておけば、マーケティングでもサイト制作でも、必ず役立つときが来ます。

データサイエンティストを目指したい、エンジニアの知識を身につけたい、社内の人材育成をしたいという方は、ぜひ一度インターネット・アカデミーにお問合せください。


本ブログは、日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーの講師が運営するWebメディアです。 スクールの情報はもちろん、最新のWebデザイン・プログラミング・Webマーケティングについて役立つ情報をご紹介しています。

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現在、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発とインターネット・アカデミーのカリキュラム開発を担当する。

海外支店責任者として、アメリカとインド、日本を行き来する。5年間、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発と普及活動を行ってきた経歴を持つ。

日本の新宿校、渋谷校インストラクター。主にWebマー ケティングとクリエイティブ系の授業を担当。

バンガロール校インストラクター。デジタルマーケティング が専門分野。

Google認定Webマーケティング講座の企画・開発に携わる。「PHPカンファレンス2011」で講演。「PHP公式資格教科書」の執筆など

バンガロール校支店長。Webプロデューサー、インストラクター、エリアマネージャを経て、現在はグローバル展開のビジネスディベロップメントを担当。

「W3C"HTML5 Tour"」での講演や、インド校にてWebデザイナーおよびチーフインストラクターを勤めた経歴を持つ、人気キャリアプロデューサー。

フランスにあるW3CのEUホスト、ERCIM(欧州情報処理数学研究コンソーシアム)に常駐し、Webの研究を行うインド人インストラクター。Webマーケティングに精通している。

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