遠距離恋愛とテクノロジー
2016年10月14日
「パートナー」と呼べる相手にはやっぱり面と向かって会いたいものですよね。
心理学的にも、「会いたいけれど会えない」などというところからくる感情的な抑圧や、日常的に活動を共にするのが難しいと言う日常的な側面などから、カップルにとって物理的な近距離というのはやはり大切らしいです。
ただ、近年テクノロジーの発達によって、遠距離恋愛になってしまっても、既婚のカップルであれば単身赴任や出張になったりしてしまっても、SkypeやLINEのビデオ通話など、お互いの顔を合わせて話が出来るようにはなりました。
現在のテクノロジーはさらに進んできており、遠距離の関係にあっても、物理的に近くにいるという感覚を助けるプロダクトが開発されています。
今日ここで紹介したいのが、『Pillow Talk』。
このPillow Talkは、主に寝ている間に愛する人のハートビート、鼓動を感じさせてくれるというものです。
Pillow Talkは、リストバンドと枕の下やすぐ横における小さなスピーカーとセットで使います。使い方は簡単で、パートナー同士リストバンドをして、スピーカーを枕の辺りにおいて寝るだけです。
リアルタイムで、リストバンドが検知した鼓動を、相手のスピーカーに届けてくれます。
鼓動というのは、「生きている」という感覚を感じさせてくれるので、Skypeなどの出来ない寝ているときでも、繋がっている感覚や安心感をお互い感じて与えることが出来ます。
このPillow Talkを開発したのは、ジョアンナ・モントゴメリーというスコットランド人。彼女は大学卒業に当たってLittle Riotという小さな会社を設立し、このPillow Talkを開発したそうです。
彼らは、今までのテクノロジーが成り立たせている、スクリーン越しや顔の見えないメッセージ越しで繋がっている人間同士の関係性をより良いものにしていくことに挑戦をしているといいます。
物理的な交流という人間の根源的な側面をテクノロジーを使ってサポートするという試み。
今のテクノロジーのあり方を問う素敵な取り組みだと思いました。
WebやITの学びはこのようなIoTにつながります。
みなさんもぜひ、人間や生物の原点に立ち返って、新たなよりよいテクノロジーの活用に一緒に挑戦していきましょう!
参考サイト
本ブログは、日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーの講師が運営するWebメディアです。 スクールの情報はもちろん、最新のWebデザイン・プログラミング・Webマーケティングについて役立つ情報をご紹介しています。