Android版ChromeがWebVRに正式対応
2017年2月12日
2016年12月から試験的にAndroid版ChromeのWebVR対応が導入されていましたが、今回、Googleから正式にWebVRに対応したことが発表されました。
- Experience Virtual Reality on the web with Chrome (Google公式ブログ)
WebVRについては、これまでにも何度かメリットを書かせていただきましたが、一言で言うと、「アプリのインストール不要で、WebブラウザのみでVR体験ができる」ということです。これにより、1コンテンツ、1コンテンツがアプリ化されるのではなく、WebVRコンテンツのリンクURLさえ辿っていけば、Webブラウザー上で複数のVRコンテンツを行ったり、来たりすることができることになります。
WebVRという言葉の使われ方としては、W3Cが標準化を進めている技術的な仕様である「WebVR API」を指す場合と、Webブラウザー上でVR体験ができるコンテンツを総合してWebVRと呼ぶ場合もあります。今回のAndroid版ChromeのWebVR対応というのは、WebVR APIへの対応のことを意味していて、これにより標準化が進んでいる技術をピュアに使用して実装が可能になっていくということになります。
すでにMozillaを中心として開発が進められている「A-Frame」など、WebVRの開発フレームワークが出てきていますので、これからのWebVRの急速な普及を楽しみにしたいと思います。
ちなみに、インド支店xLabのWebサイトでも「WebVRモード」を実装していますので、ぜひご確認ください。
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