Web制作で使えるIDEとは？メリットと無料ソフト「Visual Studio」をご紹介！

IDEとは

IDE（統合開発環境）とは、Web制作やアプリケーションの構築のために必要なプログラミングのツールをひとつにまとめたソフトウェアのことを指します。Web制作には通常、コードやビルド、デバック、分析、学習など複数のツールを使用することが必要ですが、IDEを使うと、これらの作業をひとつのソフトウェア上で完結させることができるようになります。ツール間を移動する手間やタイムラグが省けるため、効率よくWeb制作を進めることができるようになるのです。

IDEを使うメリット

前述した通り、IDEを使うことでプログラミングやWeb制作の際に複数のツールを手動で設定したり、統合したりする必要性がなくなります。実際の画面のプレビューを見ながらコーディングの修正を行うことができるため、作業時間の短縮にもつなげることができるでしょう。また、ほとんどのIDEには、間違っているコードの間違いを指摘したり、自動で修正する機能が備わっています。IDEのさまざまな機能を使うことでエラー修正の手間や修正にかかる時間もぐっと減らすことができます。

おすすめの無料IDE「Visual Studio」

ここからは無料で使えるソフトウェア「Visual Studio」についてご説明していきます。Web制作のプロが使用している「Adobe Dreamweaver」も併せてご紹介しますので、ぜひソフトウェア選びの参考にしてみてください。

Visual Studio

Microsoft社が開発・提供するIDE「Visual Studio」は、Webアプリケーションやクラウドサービスだけでなく、Windows、Android、iOS向けのアプリケーションを作成するための機能を装備した拡張可能なIDEです。特徴として挙げられるのはソフトの持つ柔軟性です。クロスプラットフォームのアプリ開発ができるだけでなく、制作の際に複数のプログラミング言語の中から好きな言語を選んで制作を進めることも可能です。

Visual Studioには複数の種類があり、用途に応じて選択することができます。中でも「Visual Studio Community」は最も一般的なIDEで、先述した柔軟性の高い機能を無料で使うことができます。また、テキストエディタやコード編集機能に強みを持つ「Visual Studio Code」も無料で使うことができます。

昨今、Web制作現場ではプロも使用するIDEとして知名度が高まっている今最も注目のIDEといっても過言ではありません。

Adobe Dreamweaver

Adobe Dreamweaverは、Adobe社が提供しているIDEです。その便利さと柔軟性から、Web制作のプロが使用していることも多いソフトウェアとして有名です。リアルタイムでコーディングのミスを指摘してくれるだけでなく、コードのヒントを表示する機能もあるため、制作時間の大幅な短縮につながります。また、モードを切り替える必要なくシームレスに編集することができるので、短時間で柔軟にコーディングすることも可能です。

カスタマイズ可能なテンプレートも用意されているため、Webサイトやブログ、ポートフォリオページをすばやく構築することもできます。また、Adobe DreamweaverはAdobe Creative Cloudの一部に含まれているため、ライブラリやAdobe Stockの素材を簡単にWebサイトに利用できる点も特徴として挙げられるでしょう。

まとめ

IDEについてご説明してきましたが、Web制作においての重要なツールであることがお分かりいただけたでしょうか。開発環境を整えることはWebクリエイターやプログラマーの生産性向上につながります。Adobe DreamweaverやVisual Studioなどの便利なIDEツールを使いこなせるようになれば、効率的にWeb制作を行える環境を整えることができます。さまざまなプログラムが開発できたり、スキルアップして転職やフリーランスのエンジニアを目指すこともできるでしょう。

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