収入UPの転職を目指す方へ

PWA(Progressive Web Apps)とは?PWAの機能や導入メリットを徹底解説!

  • 2022/11/30
PWA(Progressive Web Apps)とは?PWAの機能や導入メリットを徹底解説!

Webサイト制作の現場において、「PWA(Progressive Web Apps)」という単語がトレンドになっています。PWAはスマートフォンにおけるWebサイトとユーザーとのエンゲージメントを高めてくれることや、Webマーケティングへの効果が期待されています。 今回は、PWAの機能や導入メリットについて徹底解説していきます。ぜひご一読ください。

AIちゃん
AIちゃん

PWAを導入すればWebサイトを見てもらいやすくなるということかな?

有村先生

PWAは、スマートフォンユーザーのインターネットアクセスの利便性を高める技術です。この機会にぜひ覚えておきましょう。

目次

PWAとは?

PWA(Progressive Web Apps)とは、モバイル端末上で、Webサイトをスマートフォン向けアプリのように使える仕組みのことです。Googleが提唱し、普及に力を入れています。PWAを導入することで、ホーム画面へのアイコンの追加やプッシュ通知(メールやLINEの通知 etc.)など、スマートフォンアプリの特徴的な機能を、Webサイトに追加することができます。そのため、ユーザーはアプリを起動するようにWebサイトを閲覧・利用することができるようになります。しかし、通常のアプリとは異なりURLを直接開くため、スピーディーに読み込むことができます。

PWAの機能とは?

この章では、PWAの具体的な機能についてご紹介します。

ホーム画面にアイコンを表示できる

スマートフォンなどのホーム画面に、Webサイトに直接アクセスするためのアイコンを表示することができます。
通常のアプリのようにアイコンをタッチするだけでWebサイトを開くことができるため、ユーザーとしては容易にサイトへアクセスすることができるようになります。

プッシュ通知が可能

プッシュ通知が可能

Webサイト運営側がユーザーにお知らせなど新着情報を伝えたい場合、プッシュ通知は有効な方法の1つです。従来のWebサイトではプッシュ通知はできませんでしたが、PWAを導入することで可能になりました。(2022年11月現在ではChrome+Androidの環境に限られており、iOSは2023年から対応予定です。)

Webサイト表示の高速化・オフライン対策

PWAの重要な特徴の1つに、オフライン・サポートがあります。 外出中は、インターネットに接続できなかったり、インターネット接続が不安定であったりします。せっかくユーザーがWebページにデータを入力していたにも関わらず、インターネット接続の影響でページを更新した際にデータが飛んでしまえば、ユーザーは不快に感じてしまい、再入力の手間を惜しんでしまうかもしれません。

しかしPWAを導入したサイトであれば、一時的にWebサイト閲覧に必要なデータをブラウザなどに保存しておくことができるため、高速にWebサイトを表示したり、オフライン状況でもWebサイトを閲覧したりすることができるのです。

PWAのコンセプトは「Webアプリでネイティブのモバイルアプリと同等のユーザー・エクスペリエンスの提供を目的とする」、つまり、もともとスマートフォンに組み込まれているアプリケーションと同様にユーザーが使用できることを目的としています。そのため、PWAを導入すれば、Webサイトもオフラインで閲覧することができたり、インターネットの速度に関わらず高速にWebサイトを表示することができたりするため、ユーザーの高い満足度を得ることができる可能性を高められるのです。

PWAを導入するメリットは?

Webサイトにアプリ機能を実装できるPWAですが、Webサイト運営者がPWAを導入するメリットには次のようなものが挙げられます。

アクセス数の改善

アクセス数の改善

メリットの1つとして「ユーザーのサイトアクセス数の改善が見込める」ことが挙げられます。
「PWAの機能とは?」で紹介しましたが、PWAを導入することでWebサイトのアイコンをホーム画面に表示することができます。ユーザーはアイコンをタッチするだけで簡単にWebサイトを閲覧することができるため、ブラウザで検索する場合に比べてサイトへのアクセスが容易になります。ひと手間省けるわけですからアクセス数の増加が見込めると言えるのです。

サイト直帰率の減少

PWAの導入によって、Webサイトの高速表示化やオフラインでのサイト閲覧が可能になり、「ユーザーのサイト直帰率の減少」が見込めます。直帰率とは、「ユーザーが閲覧を始めたページから他のページに移動することなくサイトを離脱したセッション(訪問)の割合」のことです。つまり、最初に表示されたWebページしか閲覧せずにサイトを離れた人の割合を指します。 マイナビニュースによると、Webサイトの読み込み時間が2秒まではユーザーの直帰率が9%程度でとどまる一方、5秒になると38%まで増加するという調査結果が出ています。 サイト読み込み時間に伴って直帰率が増加する傾向がみられるので、サイトの読み込み時間を短くすることでユーザーの直帰率を抑えることが期待できるのです。

アプリサイトの審査が不要

通常のアプリの場合、アプリを使えるようにするときにApp StoreやGoogle Playの審査が必要なため、配信するまでにはコストや時間がかかってしまいます。しかし、PWAを導入すればアプリサイトの審査が不要でWebサイトから直接インストールしてもらうことが可能なため、手軽に、そして素早く配信することができます。

PWA導入にあたって注意すべきポイントは?

iOSでは機能に一部制限がある

iOSでは機能に一部制限がある

iOSではAndroidに比べて次のような制限があるため、注意が必要です。

  • オフラインのデータ容量は50メガバイトまでに制限される。
  • アイコンのバッジ、Siriの統合は使えない。

PWAの活用事例「日経電子版」

日経電子版は日本経済新聞の電子版サイトです。 「Webページの表示速度をあげる」という1つの指標を掲げた際、必然的にService Worker(PWAに欠かせない技術)が選択肢に挙がり、PWAの導入に至りました。 導入の成果は以下のようです。

  • パフォーマンスが2倍に改善
  • 読み込み時間が75%改善
  • アクセス数を約2倍増加

PWAを導入することはWebマーケティング対策にもなるため、企業担当者の方は導入を検討してみても良いでしょう。

Web専門のスクールでPWAを学ぼう!

PWAを導入することで、Webサイト運営者はWebサイトへのアクセス数や問い合わせ数などを改善することが期待できます。しかし、導入する際にはPWAについてだけでなく、HTMLやCSS、JavaScriptはもちろん、サーバーやネットワークなどのサイト制作に関わる幅広い知識やスキルが必要です。というのも、PWA導入初期には様々なバグの修正やソースコードの最適化などをしていかなければならないからです。PWAを大いに活用するためにも、HTMLの基礎からPWA対応まで体系的にWebの知識を学ぶことが欠かせません。
体系的なWebスキルを効率的に習得したい方にはWeb専門のスクールがオススメです。学習に行き詰ったときに、専門のスクールに通っていればその場ですぐに解決できますし、さらなるスキルアップも期待できるでしょう。

おわりに

PWAについて、機能や導入メリットなどをご紹介しました。PWAを導入することで、Webサイトでさらなる成果が期待できます。個人でWebサイトを運営されている方や企業のWeb担当の方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

インターネット・アカデミーは、日本初のWeb専門スクールです。母体であるWeb制作会社のノウハウをカリキュラムに還元しており、実践に即したWebスキルを効率よく習得することができます。個人の方はもちろん、法人の方向けにもPWA対応などの最新のWeb技術に対応したWebサイト制作・運営に関する講座もご用意しております。研修ではカリキュラムのカスタマイズにも対応しておりますので、ぜひお気軽にご相談・お問い合わせください。

HTML LS 対応、Webサイトの必須スキルと最新技術

ホームページ制作講座

Webサイト制作に必須のHTMLやCS3、ユーザーの操作に合わせてページに動きを加えるための言語であるJavaScriptの基礎、Webサイト制作ツールDreamweaverの活用方法などを学びます。

相談してコースを選びたい方はカウンセラーに無料で相談

カウンセラーに無料で相談

※無理な勧誘は一切ありません

無料で相談してみる