VI(ビジュアルアイデンティティー)とは?企業ロゴのデザインに欠かせない知識を学ぼう!
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- 2022/12/30

企業がブランディングを行う際に大切な要素となるVI(ビジュアルアイデンティティー)。企業側がVIデザイン作成をWebデザイナーに依頼するケースが近年増加していることもあり、デザイナーもVIについての知識を持つことが欠かせなくなってきています。今回は、VIとその重要性について、実際の企業のVIを紹介しながらご説明します。

VIは、企業やサービスのロゴマークなどを視覚的に表現したデザイン全般をまとめたものです。今回はVIの色々な具体例をご紹介していきますよ!
目次
VIとは
VI(ビジュアルアイデンティティー)とは、企業の理念やビジョンを可視化した、ロゴデザインやブランドシンボルなどのデザイン全般を指します。ロゴやシンボル以外にも、ブランドカラーや指定書体、グラフィックなどの総合的なビジュアルイメージが構成要素です。
VIは、企業の理念や独自性をイメージなどで伝えるCI(コーポレートアイデンティティー)の視覚部分を担います。CIとは、企業の理念や独自性、ビジョンをイメージやデザインなどで社会に発信することを指します。CIと一貫性の感じられるデザインをVIとして提示することで企業のイメージを強化することができるため、企業のブランド力の形成にも役立てることができます。
VIの重要性
VIは、企業の想いやブランドイメージを、視覚からダイレクトに伝える重要な役割を担います。人間が受け取る情報のうち、8割は視覚からの情報だといわれていますが、それは企業やサービスに対する印象も同じです。VIが重要視されるのは、企業が大切にしている想いやビジョンを一目で認識してもらうことを可能にするからです。VIを作成する際は、企業の理念やコンセプトの特性や魅力を最大限に引き出すことのできるビジュアルイメージを作成することが重要です。
VIの具体例
日本では、マツダが1975年に日本で初めて本格的にCIを取り入れたことがきっかけとなり、CIやVIが注目されるようになりました。1980年代には「CI ブーム」が起こったことで一般にも広く知られるようになり、1990年代にかけてさまざまな企業がCIを導入するようになったという歴史があります。ここからは、現在VIがどのように使われているのかについて、企業が自社のVIを公開している事例をピックアップしてご紹介します。
note
2022年12月にロゴデザイン、モーショングラフィックス、サウンドロゴをリニューアルし、オリジナルフォントを新たに作成したことで話題になりました。この変更で、「あらゆる人がオンラインでの活動拠点に使うプラットフォームとしてnoteが進化する」ことを宣言しています。
ヤマト運輸
「"次の運び方をつくる"ヤマトグループの意思表明」として、なじみ深いクロネコのシンボルマークとロゴタイプ、コーポレートカラーを2021年に再整備しています。グループ各社の社名には、全て専用に開発されたロゴタイプが使われています。

「note」と「ヤマト運輸」の2つのVIをデザインしたのは、日本を代表するグラフィックデザイナーであり、日本デザインセンター(NDC)の原研哉さんです。
三井住友銀行
シンボルとカラーが印象的な三井住友銀行。上昇カーブを描くライジングマークと2色のコーポレートカラーで、企業の目指すビジョンや与えたい印象を表しています。
Qiita
2019年にVIを再定義し、ロゴや各種ビジュアルを一新しました。印象を大きく変えずに、従来のロゴが持つ課題を解決しています。また、VIに企業が大切にしている思想を組み込むことで、視覚的に伝わりやすくしています。
VIに注力する企業は年々増えています。ご紹介した企業のように、VI専用のサイトや動画を作成し、対外的にアピールしている企業も少なくありません。このことからも、VIの持つ力や重要性についてご理解いただけるのではないでしょうか。
おわりに
企業やブランドにとってのVIは、ブランディングやPRの上でも非常に重要です。VIのデザインを作成する際は、企業の理念やビジョンを深く理解し、メッセージを正確に汲み取ってデザインに反映させる力が不可欠です。デザイン力はもちろん、コミュニケーションスキルも向上させて、齟齬なく企業の求めるものをデザインできるようになるのが理想ですね。
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