本当に女性のキャリアアップは難しいのか？家庭と両立できるおすすめ職業３選！

女性のキャリアアップは難しい？

難しい理由１：ライフイベントが負担になりやすい

女性のキャリア形成に影響を及ぼす原因として考えられるのは、結婚や出産などのライフイベントによる生活環境の大きな変化です。
内閣府の「平成30年版少子化社会対策白書」によると、妊娠・出産を機に女性が退職した理由は「仕事を続けたかったが両立が難しく辞めた（正社員22.5％、非正社員13.5％）」が、2番目に多い項目となっています。

特に大きな原因として考えられるのは勤務時間です。

結婚や出産によって家事・育児の負担が増えてくると、ワークライフバランスが取れなくなり、仕事との両立を諦めざるを得ない女性も多いのです。キャリアアップすると業務内容や責任の大きさも変わってくるため、特に既婚女性の社内昇格は負担が大きいというイメージが強くなっていると言えるでしょう。

難しい理由２：ワークライフバランスと安定した収入の両立

ワークライフバランスとは、「仕事と私生活の両方を充実させること」を意味します。誰もが各自のライフステージに合わせ、やりがいを持って働き続けられることをめざす考え方であり、働き方改革やウェルビーイングの追求、SDGsなど、さまざまなテーマと深く結びついています。

ワークライフバランスを重視すると、正社員としての勤務が難しかったり、出産や子育てのために求職や退職し、その後またのキャリアに納得がいかないなどの問題が起こりがちです。

フリーランスでの雇用は安定した収入を得ることが難しいイメージがあるかもしれませんが、スキルを身につけ、需要の高い職種を選ぶことで、自宅にいながら無理なく安定して仕事の依頼を受けることができます。

結婚、出産、子育てなど、ライフイベントがあり、スキルアップが難しいと感じてしまう方もいるかもしれません。ですが、選ぶ職種を工夫することで、家庭と両立しながらキャリアアップすることも可能です！！

女性におすすめの職業と身につけるべきスキル

上記で紹介したようなワークライフバランスを大事にしたい方や、出産や結婚などのライフイベント後も継続して活躍したい方におすすめの職種を３つご紹介します。

おすすめの職業：Webデザイナー

現代は、インターネットが当たり前のように浸透し、どの業界でもあらゆるビジネスの場においてWebサイトの作成や運用に関する需要がある時代です。Webデザイナーの仕事に必要なのは、基本的にインターネット環境とパソコンのみということもあるため、在宅勤務やフリーランスで活動しやすいというメリットがあります。

一般的に、フリーランス雇用は安定した収入を得にくいとされることもありますが、矢野経済研究所が2021年に実施した調査によると、インターネット広告市場は、2018年から右肩上がりになっており、今後もその勢いが続くと予測されています。インターネット広告や、その先のページを作る役割を担っているのはWebデザイナーです。このことからもWebデザイナーの需要が伸び続けることが予測することができます。そのため、フリーランスであってもWebデザイン系の仕事であれば、比較的安定して依頼を獲得することができるでしょう。

矢野経済研究所|インターネット広告市場に関する調査

必要なスキル：デザインスキル・コーディングスキル

デザインスキル

Webサイトを制作する際に必要となる図形や写真、イラストなどをグラフィックソフトを活用して制作するスキルです。また、ユーザーにとって使い心地の良いシステム・ビジュアルを通じて顧客体験をデザインすることも求められます。

コーディングスキル

Webデザインには、HTMLやCSS、JavaScriptをはじめとするコンピューター言語を使用します。コーディングスキルがあれば、実装した場合、Web上でどのような動きをつけられるかといったイメージがしやすく、制作の際に活かすことができます。

未経験からWebデザイナーになる方法とは？

おすすめの職業：広告運用担当者・Webマーケッター

広告運用とは、各種媒体に出稿した広告をリアルタイムで運用・管理する仕事です。クライアントの意向に沿って、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告の運用を行います。また、Webマーケッターは、広告運用に限らず自社のWebサイトに集客し、成果を出すためのアクセス解析や施策を行う職業です。インターネットがつながっている環境があれば、どこでも仕事をすることができるのもこれらの職種の魅力です。

必要なスキル：マーケティングスキル

Webマーケティングは、デジタルマーケティングの一部であり、Webサイトに特化したマーケティング活動のことを指します。Webサイトのアクセス履歴を活用してWebコンテンツの充実や機能性を高める施策を実施することで、Webサイトを通じた商品やサービスの売上向上を目指します。

Webマーケティングスキルを習得すると、上記で紹介した広告運用以外にも、SEO対策、オウンドメディアの運営、メールマーケティング等の業務にも携われるようになります。

マーケティングとは？Webマーケティングの目的と手法まとめ

おすすめの職業：プログラマー

プログラマーとは、プログラミング言語を用いてさまざまなシステムやソフトウェアを実装する職種です。プログラマーは新卒で就職する女性ばかりではなく、社会人経験のある人が転職したり、収入アップや将来性を考慮したうえで新たに学ぶことを目指した際に選ばれるケースも多いです。技術職のため復職もしやすく、スキル重視の仕事だからこそ、成果が年収にも反映されやすいといった特徴があります。

必要なスキル：プログラミングスキル・デバッグスキル

プログラミングスキル

専門職であるプログラマーはプログラミングに関するスキルが不可欠です。ただし、企業によって求められるスキルレベルは異なり、開発するシステムやアプリケーションによって使用するプログラミング言語も異なります。幅広い言語を高いレベルで習得できていれば、その分活躍の幅も広がります。

デバッグスキル

デバッグとは、プログラムのバグ・欠陥を見つけて修正する作業です。システム開発においてシステムの品質を保つために必要不可欠な作業です。

プログラマーになるためには？プログラマーの種類と将来性

おわりに

今回ご紹介した職種はどれも、さまざまな雇用形態に対応できる仕事です。産休・育休はもちろん、フレックスタイムや在宅勤務、キッズ休暇などを備えている会社も多く、家庭との両立が図りやすい傾向にあります。そのため、ライフステージの変化に備えて、ITスキルを活かした就職を目指す女性も増えています。

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