クロステック(X-Tech)とは?注目のITトレンドについてご紹介
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- 2023/10/21
様々な技術が日進月歩の勢いで進化する現代。高度なテクノロジーを活用した新しいビジネスは、技術者にとって目が離せないものとなっています。これらは「クロステック」と総称され、IT業界のトレンドとなっています。
FinTechやMedTechなどの総称ですね。一体どんなものなのか、なぜ注目を集めているのかを一緒に見ていきましょう!
目次
クロステックとは
クロステック(X-Tech)とは、既存の業界のビジネスと最新テクノロジーを掛け合わせて、新たな製品やサービスを生み出す分野のことを指します。
技術の飛躍的な進歩によって、様々な「不可能」が「可能」になり、コストパフォーマンス及びタイムパフォーマンスが向上しました。また、コロナウイルスのパンデミックによって遠隔での行動が求められたことも、クロステックの拡大を後押しした要因のひとつです。
クロステックの具体例
FinTech
金融(Finance)× 技術(Technology)
FinTechとは、従来の金融システムの改革を行う分野です。ビットコインを代表とする暗号通貨によってニュースになったため、クロステックの中では知名度が最も高い分野のひとつです。
- モバイル決済、バーコード決済
- 仮想通貨
- PEM:個人財務管理
- クラウドファンディング
関連記事:フィンテック(FinTech)で広がる金融とWebサービスの連携の可能性
MedTech
医療(Medical)× 技術(Technology)
医療現場の効率化もちろん、これまで机上の空論とされていた手法の実現や関係者の負担軽減など、医療の質の向上にも大きく貢献している分野です。超高齢社会である日本にはまさに必要な分野だといえます。
- 電子カルテなどの管理、データ分析、AI支援
- 遠隔診断プラットフォーム
- 治療用アプリ
AgriTech
農業(Agriculture)× 技術(Technology)
熟練の技能や蓄積された経験がなくても農産物の育成や収穫を可能にしたり、省力化したりするための分野です。スマート農業とも呼ばれています。就農人口の高齢化と不足を解決するとして、昨今注目を集めています。
- 熟練農業従事者のノウハウのデータ化・可視化
- 温湿度センサーによる水分・日照量の自動制御
- AIによる作物の育成状況の判断
EdTech
教育(Education)× 技術(Technology)
教育の充実と効率化を主な目的として展開される分野です。生徒向けの学習支援システムをはじめ、プログラミングなどをオンラインで学習できるサービス、さらには教師のための授業支援システムなども含まれます。
- MOOC:誰でも無料で受講できるオンライン講義
- アダプティブラーニング:個人に対応した学習方法
- LMS:生徒の学習進捗を管理するシステム
AI・IoTとのつながり
ここまでクロステックの具体例についてご紹介してきましたが、その中でも特にIoTやAIに関する事例が多いことがお分かりいただけたと思います。
FinTechのモバイル決済やバーコード決済、AgriTechの温湿度センサーによる水分・日照量の自動制御などにはIoTが必須ですし、MedTechの電子カルテ分析、AgriTechの熟練農業従事者のノウハウのデータ化・可視化、作物の育成状況の判断などにはAIが不可欠です。
このように、AIとIoTはクロステックの核を担っているといっても過言ではなく、その技術者の補填は最重要課題だと言えます。
おわりに
クロステックは目まぐるしく成長しており、様々な分野にまたがっています。その中心にあるAIやIoTなどの最先端技術とその技術者たちは、よりよい未来へと発展していくための重要な役割を担っているのです。
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