ICTとは?IT・IoTとの違いをご紹介
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- 2022/10/14
近年、ICTやIoTなどといったワードをテレビやネット上でよく見かけるようになりました。なんとなくの意味は分かるけれども、正確な意味は分からないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ICTの意味や活用事例をIT・IoTとの違いを踏まえながらご紹介していきます。
ICT、IT、IoTという3つの言葉は、情報化社会を生きていく上でとても大切な言葉なので、ぜひこの機会に覚えてくださいね
目次
ICTとは?
ICTとは「Information and Communication Technology」の略語で、「情報伝達技術」や「情報通信技術」などと訳されます。「Communication」というワードがあるように、「ヒトとヒト」「ヒトとモノ」それぞれの間で情報や知識を共有することを意味しています。
ICTというワードにあまり馴染みがないという方もいらっしゃるでしょう。しかし、世界に目を向けてみるとICTは広く普及しており、「IT」ではなく「ICT」というワードを使うのが一般的です。日本では、国を挙げてICTの普及を行っている段階で、総務省では「ICT成長戦略会議」という、グローバル展開を視野に入れつつ、ICTを日本経済の成長と国際社会への貢献の切り札として活用していく方法を検討する会議も設置されています。
IT・IoTとは?
ICTと似たようなワードとしてIT・IoTというものがあります。ICTとの比較のためにここで簡単にご説明します。
IT
ITとは、「Information Technology」の略称で、「情報技術」と訳されます。コンピューターやネットワークといった情報処理に関する技術の総称で、インターネットを用いた様々な技術をまとめて「IT」と呼んでいます。IT(Information Technology)にコミュニケーション(Communication)機能を付加するとICT(Information and Communication Technology)になります。
医療分野や交通機関、農業分野、自動車分野などあらゆる分野でITは活用されています。ITについて詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をご一読ください。
IoT
IoTとは「Internet of Things」の略称で、日本語では一般的に「モノのインターネット」と呼ばれています。「身の周りのあらゆるモノがインターネットにつながる」仕組みのことで、モノが相互に通信し、遠隔からも認識や計測、制御などが可能になります。
ICT・IT・IoTの違いは?
ICT・IT・IoTについて簡単に説明しましたが、何が違うのかピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
IT(Information Technology)とICT(Information and Communication Technology)はほぼ同義のワードですが、ITはコンピュータに関する技術、ICTはコンピュータに関する技術の活用方法を指すワードとして使い分ける場合もあります。日本ではITのほうがICTよりも人々に浸透していますが、国際的にはICTを用いるのが一般的です。近年では、省庁がITからICTへと呼び名を変える動きがあるので、今後はICTがより身近なワードになってくるでしょう。
IoT(Internet of Things)は、ITやICTが意味する範囲に含まれるワードです。IT・ICTより具体的な言い方としてIoTというものがあると捉えれば問題ありません。
ICTの活用事例
それでは最後にICTの活用事例をご紹介していきます。すでに多くの企業でICTが活用されていますが、ここではその中でも代表的な例を2つ取り上げ簡単にご紹介します。
意思決定の迅速化
・スカイプなどのLIVE配信システムを用いて、離れた場所でもリアルタイムで会議をすることができる。
・決裁処理などの手続きを電子化したワークフローシステムを用いて、社外からでも各種申請の承認が行える。
柔軟なお客様対応
・Webサイトを用いることで、場所・時間に関係なく商品の注文やお問い合わせができる
・サービス利用者の方からでも携帯端末を用いて社内システムにアクセスでき、商品の在庫や納品などの確認ができる
これらのほかにもあらゆる場面でICTは人々の生活をより便利にしてくれているのです。
まとめ
ICTについてIT・IoTの内容を交えてご紹介しました。
著しく発展を続けている日本の情報社会の中で、情報通信技術に関する知識を学んでいくことは非常に大切です。ICTとはどのようなものなのかを、1つの知識としてこの機会にぜひ覚えておきましょう。
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