【Java入門】プログラミング言語で何ができるの？初心者の疑問を解消！

Javaとは

1995年に誕生したJavaは、モバイルアプリや業務システムなどの開発言語として世界中で利用されています。開発元のOracleが提供するJDK（Java Development Kit）を用いて、プログラムの開発と実行が可能です。

Javaは「プラットフォームを選ばない」「オブジェクト指向」などの特徴を持ち、大規模ソフトウェア開発には欠かせないプログラミング言語であるとともに、プログラミング初心者の方でも学びやすい言語です。Google社内で用いられる三大言語（Java、C++、Python）の1つでもあります。

Javaってどんな言語？

【1】プラットフォームを選ばない

Javaの特徴の1つは、プラットフォームを選ばない点です。「Write Once, Run Anywhere（一度書けばどこでも動く）」を基本コンセプトとするJavaは、作成したプログラムがどのプラットフォームでも動作するため、幅広い分野で支持されています。

Javaで記述されたコードをコンパイル（翻訳）するとバイトコード（コードをコンピューター内部の形式にいったん置き換えたもの。中間コードとも呼ばれる）が生成され、Java仮想マシン（JVM：Java Virtual Machine）で読み込んでネイティブコード（コンピューターが理解できる言語）に変換して実行します。そのため、どのようなプラットフォームでもプログラムを実行することができ、それまで膨大な時間とコストをかけていたプログラム開発の負担を減らすことが可能です。

【2】オブジェクト指向

オブジェクトとはこの場合「モノ」を表します。オブジェクト指向は、データと処理手続き（プロセス）を部品としてまとめて扱う考え方です。

プログラムを小さな部品（オブジェクト）の集まりとみなし、新しいプログラムを作成するときは過去に作成したプログラムの部品を活用することにより、効率的に開発を進められます。大規模アプリケーション開発に携わる場合、オブジェクト指向はきわめて重要な考え方です。

【3】高いシェアを誇る

Javaの人気の高さは、数々のランキングでも証明されています。プログラミング言語の人気度の指標であるTIOBE Indexでは、2015年4月から現在に至るまで1位を維持しています（2017年9月現在）。

せっかくプログラミングを勉強しても、シェアがさほどない言語の場合は学んだことを活かせないケースもあります。企業が開発言語に採用することも多く、人気のあるJavaを学ぶことをおすすめします。

Javaはどのようなところで使われている？

Javaは汎用性が高く、スマホアプリはもちろん、家電製品や機械などの組み込みシステムからスーパーコンピューターの開発まで、さまざまな分野で利用されています。

また、Twitter、国内大手ECサイト、旅行サイト、掲示板などの私たちに身近なWebサービスでも使われています。この他にも、大規模データの取り扱いが可能であることから、大企業を支えるシステムや電気やガスなどのライフラインの管理システム、宇宙開発でも採用されています。

Javaが広く利用されている大きな理由は、インターネットとの親和性の高さにあります。HTMLの中にアプレットタグを使ってプログラム（Javaアプレット）を埋め込んだり、Webサーバー上でプログラム（Javaサーブレット）を動作させたりすることができます。
ただし、Javaサーブレットの動作や、HTMLの中にサーブレットを埋め込む仕組み「JSP（Java Server Pages）」を活用するためには、TomcatなどのWebサーバーが必要です。

おわりに

インターネットとの親和性の高いJavaは、今後も世界でシェアを拡大していくでしょう。急速に需要が増加するJavaエンジニアは不足しており、特に売り手市場の今はチャンスと言えます。
インターネットアカデミーでは、現場を知るプロ講師から直接指導を受けることができます。Javaは初心者でも学びやすい言語ですが、エンジニアとして通用するレベルに達するには相当の勉強が必要です。ぜひプロのサポートを受けられる環境で学び、最短距離で将来のビジョンを実現させてください。