電子書籍の広がりとHTML5
2015年1月13日
インターネット・アカデミーでは、明日1月14日(水)に「HTML5最新活用事例!進化する電子書籍」セミナーを実施します!(※ご参加いただけるのは、インターネット・アカデミーの受講生と卒業生が対象です。)
そこで、今日はセミナーの予習がてら、電子書籍とHTML5の関係性についてご紹介します。
スマホ市場より大きい電子書籍市場
みなさんも肌で感じていらっしゃるかもしれませんが、電子書籍の市場規模は拡大傾向にあります。
2014年度は前年度比23.5%増、金額にして1,050億円市場になると見込まれており、3年後の2017年度には1,910億円まで拡大すると予想されています。1,000億円市場っていうと、なんとスマートフォン・タブレット市場(802億円)よりも市場規模が大きい、ということになります。
HTML5が電子書籍で果たす役割
日本で急拡大中の電子書籍ですが、電子書籍のフォーマットが多様化しており、フォーマット次第で対応できるデバイスが限られたり、レイアウトやデザイン性の高いコンテンツ配信が難しかったりなどの問題があります。
その問題を解決する役割として期待されているのが、HTML5です。
HTML5に対応した電子書籍フォーマットであれば、レイアウトやデザインの配慮がWebデザインと同様に比較的楽に行うことができるようになるのです。実際、AmazonとKoboはすでにHTML5に対応した「Kindle Cloud Reader」と「Kobo Cloud Reader」を提供しています。
また、書籍の中に動画をはめ込んだり、Webサイト上に本を埋め込んで販売・閲覧できるようにするなど、これまでの「書籍」という概念を越えた表現ができるようになるのも、HTML5を活用した電子書籍の魅力といわれています。
海外ではそんなHTML5を活用した配信事例がいくつもあります。興味がある方は下記のサイトをぜひ閲覧してみてください。
今回のセミナーの内容
今回のセミナーでは、東京書籍株式会社の長谷部直人氏をお招きしています。内容としては、高等学校デジタル教科書や教育用電子書籍ビューワ「PUBLUS Reader for Education」などを主体にした、電子書籍におけるHTML5の具体的な活用事例をデモを交えてご紹介いただくので、HTML5技術の有用性、そして電子書籍と教育事業などについていろいろと話を聞くことができると思います。
残席わずかですので、ご興味がある方はお早めにお申込みくださいネ!
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