インターネットを、もっと楽しみたい人のための新ブラウザ「Vivaldi」
2015年5月28日
Vivaldi(ヴィヴァルディ)という名前の新しいブラウザを使ってみたら、素直に「良い!」と思えたので、今日はそのVivaldiの紹介をさせていただきます。
新ブラウザ、Vivaldi
Vivaldiは、ノルウェーのVivaldi Technologies ASという会社が開発しているインターネットを閲覧するためのブラウザソフトで、開発途中ではあるものの、現在公開されている「Technical Preview 3」をダウンロードし、使用することができます。
最たる特徴としては、「Opera(オペラ)の創業者が、Opera以上にワクワクするブラウザを作ろうとして開発した」という背景にあります。
「オペラ」から「ヴィヴァルディ」へ
一般的なブラウザソフトとしての認知度やシェアについては、現在Internet ExplorerやGoogle Chromeが圧倒的に高いのですが、Operaはパソコンに詳しい「パワーユーザー」向けとして人気が高いブラウザソフトです。
1つのウィンドウ上でタブを使うことで、複数のWebページを閲覧できる「タブ型ブラウザ」は今やどのブラウザでも当たり前に採用されていますが、その草分け的な存在だったのがOperaでもありました。
また、Operaはモバイル機器やデジタル家電などへの組み込みにも適していることから、ニンテンドーDSやWiiなどの各種ゲーム機、ハイビジョンテレビなどにも組み込まれて使用されてきました。
そんなOperaの創業者で元CEOのヨン・フォン・テッツナー氏がOperaを離れ、新しく作ったブラウザが「Vivaldi」なのです。(名前の由来は、もちろん作曲家として有名なアントニオ・ヴィヴァルディからだそうです)
高速だけれども機能が豊富で柔軟性があり、ユーザーに沿っている。そんな革新的なブラウザになるというのが、Vivaldiのコンセプトです。
魅力はデザインと機能の両立
私もVivaldiをインストールして実際に使ってみたところ、表示の軽快さはいうまでもなく、フラットデザインを採用した使い勝手の良いUI(ユーザーインターフェース)と、パワーユーザをうならせる高機能性が両立していて、今後が楽しみ!とワクワクする気持ちになることができました。 (Technical Previewなので、機能についてはまだまだ開発中のものもあり、すべて装備はされてはいませんのであしからず)
具体的に便利!と感じたのは、タブをまとめて管理・表示できる「タブスタック」機能やタブごとに色が変わる「カラータブ」、そしてアドレスを入力する部分にコマンド(Vivaldi URLs)を打つことで、ブラウザが得ているあらゆる情報を閲覧することができるなど、あげればきりがありません。
▼Vivaldi 「タブスタック」
▼Vivaldi URLs
インターネットをプライベートでも仕事でもどっぷり使う「玄人」が満足するような工夫があちこちに用意されていますので、興味がある方はぜひぜひインストールして試してみて下さい☆
それにしても、ブラウザというものが生まれて以来、常に過激なシェア競争が繰り広げられていますが、先日このブログでもご紹介した「Microsoft Edge」とこの「Vivaldi」の登場により、また新たなブラウザ戦争時代が幕を開ける...そんな気がしてなりません。
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- ・「IEに代わる新ブラウザ「Microsoft Edge」が気になる」written by ささくらはなび
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