無料で使えるオンラインコードエディタ3選
2015年9月13日
以前に「無料で使える便利なコードエディタ5選」という記事を書かせていただいたことがあります。今回は、「無料で使える便利なオンラインコードエディタ」を紹介したいと思います。
オンラインコードエディタは、簡単に言うと、Webブラウザ上でコード編集ができるエディタのことです。コードエディタだけでなく、アプリケーションの開発に必要な環境を整えた IDE(統合開発環境) と呼ばれるものもあり、最近ではとても注目が集まっています。オンラインコードエディタを使うメリットとしては、自分のコンピュータ上には一切の準備をしなくても、いきなりコーディングがスタートできるというところでしょう。また、オンライン上にデータも保存できるので、どのコンピュータからでも編集ができたら、共有をすることも可能です。ちょうどMicrosoft のWord やExcel に対してのGoogle ドキュメントをイメージしていただけると良いかもしれません。
それではさっそく見ていきましょう。
Thimble
Firefox ブラウザを開発しているMozilla がオープンソースで公開しているオンラインコードエディタです。HTML、CSS、JavaScriptに対応していて、デスクトップ、モバイルでのライブレビューもできるなど、フロントエンドの開発に最適化されています。自分のパソコンのローカル上に保存していたWebサイトのデータをアップロードしてThimble上で編集を行うこともできます。
Nitrous
オンラインエディタの雄と言っても良いくらい定番となっているNitrousです。Nitrousの特徴は、ローカルコンピュータと完全に同期させることができるという点でしょう。お気に入りのデスクトップコードエディタがある場合、普段はデスクトップのコードエディタで作業をしておき、ちょっとしたとき、たとえばタブレット端末しか手元にないけど、少しだけ編集したい、なんてときにはブラウザ上から編集を!なんてことができるわけですね。
Cloud9
オンラインコードエディタの最大の魅力の一つは、共同編集機能でしょう。複数のディベロッパーが同じコード画面を同時に編集していく。また、テキストチャット機能がついていて、会話をしながら編集作業を進めていける。多くのオンラインコードエディタが共同編集機能を持っていますが、Cloud9の場合には、複数ファイルを同時に共同編集していけるなど、コラボレーションに力を入れています。フリーランスのように自宅で仕事をする環境や、海外のディベロッパーとの仕事など、開発環境さえあればどこでも仕事ができるWeb制作の現場だからこそ遠隔地で、1つのプロジェクトを進行することが増えてきています。そんなときに、共同編集というのは、大きな味方になってくれそうですね。
個人的には、AdobeのBracketsをベースにしているMozilla製のThimbleを推したいところです。もちろん、Bracketsに搭載されているWebplatform.org のドキュメント参照機能も入っています。まずは一度、使ってみてください。
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