お祭り大国インド
2015年11月 6日
こんにちは!インターンシップ生の荒木です。
インドに滞在しているとお祭りの多さに驚きます。
日本人の感覚では、お祭りは年に数回行く程度ですが、
インドでは毎月のように何らかのお祭りが開催されています。
有名なものでは、
日本のカラフルランのような「ホーリー(Holi)」、
新年を祝うお祭り「Diwali(ディワリ)」などがあります。
インドの人々にとって、お祭りは一つ一つが盛大で、生活には欠かせない大事なものだと感じます。
ちょうど先週、ディワリの20日前に行われる「Dussehra」(ダシェラ)と言うお祭りがありましたので、今回はそちらをご紹介いたします。
善が悪に勝利した日
Dussehraの"Dus"はヒンディー語の「10」という意味です。
これは、ヒンドゥーの英雄ラーマが、
3人の悪魔ラーヴァナ、クンバカルナ、インドラジットと10日間にわたり戦いを繰り広げ、
ついにこの日勝利したという神話に由来するお祭りだそうです。
各地で、英雄ラーマと戦った3人の悪魔の大きな張りぼて人形が作られ、
10日目のダシェラの日に、悪魔たちが倒される場面を再現した劇を行ったり、
爆竹や花火とともに3人の大きな張りぼて人形を燃やしたりします。
私が滞在している宿泊先の広場にも、その人形があり、子供たちがおもちゃの弓を使って遊んでいる光景が見えました。
悪魔の人形を燃やすと、自分の中に存在する悪やエゴを燃やし去ることができると言い伝えられています。
そして悪やエゴを燃やし去ったこの日は、新しいことを始めるのに一番適した日だと考えられています。
私も心の中に潜む邪気(無いと思っていますが)を祓い、心機一転したいと思います!!
伝統を知る
今回、インドの人々が、家族や古くからの地域の伝統をとても大切にしている様子を伺い知ることができました。
一方、私たちが住む日本にもたくさんのお祭りがあります。
各々に必ず由来があり、それを知ることで地域の歴史や文化を学ぶことができ、
お祭りもいつもより楽しく感じるかもしれません。
私たちが海外旅行などで外国に訪問した際、
海外の文化に興味が沸くのと同様に、
海外の方も日本に来た際、同じ感情を抱くと思います。
ですので、日本人の私も、
日本の文化を理解し、守り、伝えていくことが必要だと改めて考えさせられました。
日本の歴史あるお祭りに参加している際、外国の方と出会い、「なにを祝っているの?」と聞かれたとき、その由来をちゃんと答えられるようにしておきたいものです。
おまけ:旅で出会った外国人の疑問
以前ブラジルの方に「日本の漫画のキャラクターはなぜあんなに目が大きいの?」と聞かれて、
答えることができませんでした。
答えは目で感情表現するかららしいです。
例えば、何か思いついた時、目がキラリとなったり、呆然としてる時に目が点になったりする表現は、
日本独特のものらしいです。
人によって絵に対する感情の受け方は違います。
ですが、漫画の世界では感情表現の受け方に差があっては内容がまったく別のものになってしまう場合があります。
なので目が大きく描かれているものがあるんですね。
普段なにげなく見ているものに多くの疑問が隠れています。それを教えてくれるのが外国の方です!
みなさんも外国の方との交流を楽しんでみてください!
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