スマホで手軽に高品質なグラフィックスが作れる「Adobe Post」が新登場
2015年12月21日
Adobeが新しいクリエイティブツールとして、スマホアプリ「Adobe Post」をリリースしました。 このツールは、短時間でクオリティの高いグラフィックスを"誰でも"作れるというのがウリ。 つまり、プロのクリエイターでなくても、デザイン性の高いバナーやブログ記事画像、SNSの投稿画像がさくっと作れるという優れものアプリなのです。 また、Postを使って作った画像は、TwitterやFacebook、Instagram、PinterestなどのSNSで簡単に共有することができます。
さくっと使い方紹介
初心者はもちろん、PhotoshopなどのAdobe製グラフィックソフトに触れたことがある方なら、Postの操作は分かりやすいことこの上ないはず。 まずは、既存のテンプレートの中から、好きなレイアウトを1つ選択。 フォントや装飾は、プロが選んだ素材ばかりなので、文字を打ち替えれば短時間でハイクオリティなグラフィックスの出来上がり。 もちろん、フィルタなどの機能が装備されている上、タイポグラフィや切り抜き型も選べます。
また、Postのさらに凄いところが、背景画像の色を判別し、その組み合わせとして最適な色を自動的に選んでユーザに提案する機能があるところ。 色選びに自信がない方、時間がかかってしまう方も安心です。
今後デザイナーの価値は増す!?
最近、高品質なグラフィックが初心者でも簡単に作れる無料アプリケーションや写真加工サービスが増えてきました。 たまに入校相談などで、「簡単に作れる」ことを懸念したり、それで十分なのではないかとおっしゃる方もいます。 でも、実は、「誰でも一定の品質のグラフィックが作れるソフトやツール」が増えることによって、デザイナーの価値が下がってしまったり、仕事がなくなることはありません。 むしろ、何も変わらないどころか、クライアントの求めるクオリティラインが上がっていき、本当にプロフェッショナルとして実力のあるデザイナーが評価され、デザイナーの仕事の価値は上がっていくと、私個人としては考えています。
なぜなら、"誰でも作れるレベル"のグラフィックでは満足できないクライアントが増えていくでしょうし、一枚のSNS向けの画像を作るのと、本当に成果のでるWebデザインや広告向けグラフィックスを考えるというのは、天と地ほどの差があるからです。 また、ツールに頼らず良いデザインが分かっている人は、デザインに対し根拠をもって説明することができるため、信頼感が全く違います。 だからこそ、実力のある、仕事のなくならないWebデザイナーを目指すなら、手軽なグラフィックツールが増えつつある今こそ勉強を始めて早くから経験を積むべきなのです。
成果の出るグラフィックやWeb画像を作りたい!と思ったら、Webデザインのノウハウを基礎からしっかり学びましょう。
まとめ
とはいえ、Adobe Postが便利で使えるツールであることは間違いないでしょう。 Webデザインを一生懸命勉強中!という方も、すでにWebデザインの仕事をしているという方も、Postを賢く活用してソーシャルの「ポスト」などに役立ててくださいね♪
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