W3Cがエミー賞を受賞!
2016年2月 7日
アメリカのテレビ芸術科学アカデミーが主催している「エミー賞」という賞は、みなさんもワイドショーなどで一度は聞いたことがあるのではないかと思います。この賞は、テレビドラマをはじめとする番組や、それに関連する業績に対する様々な賞(たとえば主演男優賞、主演女優賞など)があります。実は日本のテレビドラマも、毎年のように数あるエミー賞の中の一つ、国際エミー賞にノミネートされていたりもします。
さて、そのエミー賞の中に、「技術・工学エミー賞(TECHNOLOGY & ENGINEERING EMMY AWARDS)」という賞があるのはご存知でしょうか?その名の通り、技術を使ってテレビのイノベーションに貢献した個人や企業、団体に贈られる賞です。そして、2015年の技術・工学エミー賞は、なんとW3Cが受賞しました。1か月前にラスベガスで開催された授賞式には、私がMITにいた時からお世話になっているフィリップさんが登壇してトロフィーを受け取っていました。
今回、W3Cがエミー賞を受賞したのは、TTML(Timed Text Markup Language)という技術の策定が、テレビ業界に大きく貢献したためだそうです。 TTMLは、字幕とその字幕を表示するタイミングを定義することができる技術です。TTMLの策定により、テレビ業界における字幕標準化への貢献をしたこと、そして先駆的開発の功績が讃えられたのです。W3Cではこれまで「Web and TV」というコンセプトで、インターネットとテレビの融合を目指す活動に貢献してきましたが、それがこのような賞のおかげで目に見える成果となるのは嬉しいことですね。
ちなみに、W3C公式HTML5講座でもこのTTMLを紹介しています。次回の開催が3月12日と迫っていますので、ご興味のある方はキャリアプロデューサーにご相談ください!
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