2016年に学ぶべきIT知識~スマートフォンサイト制作~
2016年2月16日
スマートフォンでのインターネット利用がますます身近なものになってきています。 今回は、2016年に学ぶべきスキルとして、スマートフォンサイト制作がオススメな理由を具体的にご紹介していきたいと思います。
今や当たり前のスマートフォン検索
2014年にはスマートフォン端末の普及率が過半数に達したことが大きなニュースとなりました。 実は、Google検索においては、モバイル端末から検索される回数の方が、PCから検索される回数よりも多いことが公表されています。 Googleはこのような現状を踏まえ、モバイルフレンドリーなサイトを作るようサイト制作者に推奨しています。(ウェブマスター向け公式ブログ「検索結果をもっとモバイル フレンドリーに」より)
2015年4月半ばからは、モバイル端末を使った検索結果には、「モバイル端末での表示を考慮しているウェブページ」が優先的に表示されるよう仕様が変更されています。 つまり、モバイルフレンドリーでないサイトの場合、スマートフォンで検索すると下位に表示されてしまうことがあるのです。
関連ブログ記事「モバイルゲドンがやってきた!」written by ささくらはなび
これは、Webサイト制作者にとっては看過できない事態であり、昨年大きなニュースとなりました。 これから自分のサイトを作る方はもちろん、自分のサイトをお持ちの方で、モバイル対応がまだの方は、早急に自サイトをモバイル対応にすることをオススメします。
どうすればモバイルフレンドリーになるの?
Webサイトをスマートフォン対応にするには、いくつかの方法があります。
1・レスポンシブWebデザインのサイトに作り替える
レスポンシブWebデザインとは、閲覧者の端末に合わせて、パソコン用の画面にもスマートフォンの画面にも対応できるデザインのことです。 同じコンテンツで端末の種類に応じた複数のページを用意しなくてすむので、サイト構造がシンプルになり、修正にかかる手間が少なくなります。 この方法は同一の情報が複数のページに散らばらないという点で、検索エンジンが情報を収集しやすくなり、Googleでも推奨されています。
CSS3のMedia Queries(メディアクエリ)という技術を使用するため、CSSの基本的な知識が必要になります。
2・モバイル用サイトを作る
レスポンシブWebデザインの場合、新しくサイトを作る際はいいのですが、以前からあるサイトを改装する場合、多くの情報や膨大なページ数が存在すると、全て作り替えるのは大変かも知れません。
その場合にオススメなのが、今あるパソコン用サイトの他に、一からスマートフォン用のWebサイトを作るという方法です。 この場合、パソコン版サイトとモバイル版サイトとの関連を示す方法(アノテーション)を、パソコン版・モバイル版双方のWebページのHTML内(head要素内)に記述しておく必要があることを覚えておきましょう。 これをすることで、検索サイトに重複サイトだと判断されなくなり、検索上不利に扱われるのを防ぐことができます。
まとめ
モバイル用のサイト制作は、Web制作に携わる人にとっては今や必須のスキルと言えます。 モバイル端末はどんどん新しいものが発売されますし、その新しい端末のそれぞれの特性を把握した上で、サイト制作をする必要がありますので、情報収集やそれに合わせたスキルアップが欠かせません。
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