インターネット・アカデミー オフィシャルブログ
About

働くママが輝く社会のために ~#HappyBackToWork WEEKS発表会レポート~ 後編

2016年3月26日

働くママが輝く社会のために ~#HappyBackToWork WEEKS発表会レポート~ 前編

前回のブログに引き続き、3/14に行われた、Googleが主催する「Women Willプロジェクト #HappyBackToWork WEEKS発表会」の様子を今回もご紹介したいと思います。

サポーター企業による取り組み

第一部の後半では、サポーター企業による、女性の復職支援に関する様々な試みが紹介されました。

・ABC Cooking Studio

「家事育児は『手伝う』ではなく『一緒にする』もの」として、家事シェアのための様々な試みをされています。たとえば、夫・パパのための料理教室や、「好き」を仕事にしたい女性をサポートするための、食の情報発信メディアや料理教室のマッチングアプリの提供など。 この発表では、「家事シェア」という考え方が新しくて素敵でした。また、こういった料理の分野でも、情報発信やアプリといったWeb技術は欠かせないなということも感じました。

・NTTドコモ

#HappyBackToWork WEEKS発表会 NTTドコモ

2006年に「ダイバーシティ推進室」を発足し、ダイバーシティ=女性のための活動、という誤った認識をなくし、「ダイバーシティ推進活動は、経営上の戦略的課題である」という認識の元に、女性活躍支援や働き方改革を実践しているそうです。 なかでも、勤務時間の繰り上げなどにより、男女ともにフルタイムで働きながら子育てと勤務を両立できる体制づくり「スライドワーク」や、育児休職中の職場とのつながりとキャリアの継続をサポートする仕組み「ドコモ・スマイルリレー」を実践されています。 この発表では、「時短」よりも「スライドワーク」の方が活用されているというのが印象的でした。育児をしながらでも、フルタイムで働きたいという人が多いという表れですね。

・東急電鉄

制度、風土、マインドの観点から取り組みを進め、「産休・育休者へのモバイルPC貸与」により、休職期間中に情報から隔絶されてしまう問題の解消や、「イクボスセミナー」「職場復帰セミナー」などの活動を実践、そうした取り組みを積極的に情報発信されています。 女性社員が働く上で、モバイルPCの貸与が制度上欠かせないということからも、ITやパソコン、そしてインターネット社会そのものが女性の味方なんだだという実感を強くしました。

インターネット・アカデミーでは...

セッションの中にあったわけではありませんが、インターネット・アカデミーがサポーター企業として取り組んでいることをここでご紹介させていただきます。

開校以来20年間、25,000人以上の受講生のWeb・ITスキルの習得や転職活動の支援を続けてきました。そんな中で、最近では、「結婚・出産後も働き続けたい」「育休明けの復職のためにスキルアップしたい」「子供に好きな仕事をしている自分の姿を見せたい」と考えて、通ってくださる女性の皆様が増えてきています。

スキル次第で働き方を自由に選べるのがWeb・IT系の仕事の魅力であり、ライフイベントの多い女性にとって、習得しておくと心強いスキルであることは間違いありません。 だからこそ、Women Willの活動を通じて、ライフイベントに併せてフレキシブルに、そして活き活きと働き続ける女性を増やし、支援していけるよう、期間限定の受講料割引キャンペーンを実施しています。(詳しくはブログの最後でご紹介します。)

経済産業省の取り組み

第一部の最後に経済産業省の藤澤秀昭さんが登壇され、「成長戦略としての女性活躍の推進」が発表されました。

#HappyBackToWork WEEKS発表会 経済産業省

発表の中では、現在の日本の状況や、女性活躍の必要性、経済産業省の取り組みなどが紹介されました。 たとえば、「ダイバーシティ経営企業100選」「なでしこ銘柄」といった、女性の活躍に力を入れている企業の表彰、女性起業家の支援などが、経産省主導のもと実施されています。 最後に、経済産業省も一つの組織として、働き方改革を進めている現状についても紹介がありました。
国の後押しがある、それの事実は非常に心強いですよね。

第二部・ディスカッションタイム

第二部では女性活躍を推進している8つの企業から、8名の方が壇上に立ち、事前に来場者が記入したメッセージカードの内容を実現するにはどうしたらよいか、ディスカッションを行いました。

#HappyBackToWork WEEKS発表会 ディスカッション

その中で紹介されたアイディアの1つをご紹介します。

【家事と仕事だけではなく自分が『輝く』時間を確保すること】

これを実現するためには、「まず前提として職責を果たすことの大切さ」や、「ハウスキーパー・ベビーシッターの活用」「夫のサポート(子育てのシェア)」「趣味やお出かけを楽しむ姿勢の大切さ」などが意見として挙げられました。 そのうち印象に残ったのが、「プロの保育者に預けると子供も刺激を受けて輝く」という意見です。 仕事で子供を預けることを後ろめたく思わずに、子供が様々な大人に触れるよい機会だと発想を転換することが大切だということですね。

最後に、発表会に参加した企業の担当者が並び、記念撮影が行われました。

#HappyBackToWork WEEKS発表会 写真撮影

まとめ

Women Willの活動テーマは、"テクノロジーにより女性が直面する問題の解決を目指す"というものです。 日本では、出産などを機にさまざまな理由で女性が仕事をやめてしまう状況を改善する上で、やはり、Web・ITの技術促進、そして個々人のスキル習得が大きな意義を持っていると、発表会に参加して改めてその思いを強くしました。

インターネット・アカデミーでは、「#HappyBackToWork WEEKS」のサポーター企業として、期間限定のキャンペーンを実施しています。 Webスキルを身につけることにより、より柔軟で自由な働き方を選べるようになります。 今までWebに興味がなかったという方も、将来のことを最近意識しだしたという方も、ぜひこの機会に一度ご来校下さい。

当校のキャリアプロデューサーが、親身になってご相談を承りますよ☆
皆様からのお問い合わせ、お待ちしています!

関連サイト

関連ブログ記事

本ブログは、日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーの講師が運営するWebメディアです。 スクールの情報はもちろん、最新のWebデザイン・プログラミング・Webマーケティングについて役立つ情報をご紹介しています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

現在、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発とインターネット・アカデミーのカリキュラム開発を担当する。

海外支店責任者として、アメリカとインド、日本を行き来する。5年間、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発と普及活動を行ってきた経歴を持つ。

日本の新宿校、渋谷校インストラクター。主にWebマー ケティングとクリエイティブ系の授業を担当。

バンガロール校インストラクター。デジタルマーケティング が専門分野。

Google認定Webマーケティング講座の企画・開発に携わる。「PHPカンファレンス2011」で講演。「PHP公式資格教科書」の執筆など

バンガロール校支店長。Webプロデューサー、インストラクター、エリアマネージャを経て、現在はグローバル展開のビジネスディベロップメントを担当。

「W3C"HTML5 Tour"」での講演や、インド校にてWebデザイナーおよびチーフインストラクターを勤めた経歴を持つ、人気キャリアプロデューサー。

フランスにあるW3CのEUホスト、ERCIM(欧州情報処理数学研究コンソーシアム)に常駐し、Webの研究を行うインド人インストラクター。Webマーケティングに精通している。

テーマテーマ

最新の記事最新の記事

スタッフ別ブログスタッフ別ブログ