プロンプトエンジニアとは?仕事内容・必要スキルを解説!文系でも目指せるって本当?
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- 2024/11/30
今回は、プロンプトエンジニアの仕事内容、必要なスキルについて解説します。将来的なキャリアパスについても解説しているので、プロンプトエンジニアに興味がある方はぜひ参考にしてください。
プロンプトエンジニアは、他のエンジニア職に比べて、文章力などの文系スキルが求められる職種です。IT知識がない方でも目指すことができますよ。
目次
プロンプトエンジニアとは
プロンプトエンジニアとは、ChatGPTのようなAIが最適な答えを返せるような指示文(プロンプト)を開発・改良するエンジニアです。
質問によってAIから得られた情報を評価し、AIにとって最適なプロンプトを作成します。すなわち、AIのパートナーとしてやりとりを繰り返しながら開発・改良を行い、商品紹介やチャットボットなど、さまざまなシーンに合わせて最適なテキストを自動生成できるようにAIを調教するのが仕事です。
アメリカで年収4500万の求人が話題に
2023年5月、グーグルが出資するスタートアップ、アンスロピックの求人広告ではサンフランシスコ在勤の「プロンプトエンジニア兼司書」の年間報酬を最大33万5000ドル(日本円でおよそ4700万円)とされたことが話題になりました。このニュースからも、プロンプトエンジニアが国内外から注目されていることがうかがえます。
プロンプトエンジニアの将来性・年収は?
先述したように、年収約4,500万円のオファーがあるなど、プロンプトエンジニアは市場価値の高さが特徴です。
日本でのプロンプトエンジニアの年収は最低でも400万円、高いものだと1400万円以上のものがあります。(2023年7月doda求人情報より)
プロンプトエンジニアの市場価値が高い理由として、AI技術の急激な進化と、それに伴う技術者の不足が挙げられます。多くの企業がAI技術を活用して競争優位を築こうとする一方、専門的なスキルや資格をもつ人材の数は追いついていないのが現状です。 2025年度のAI市場規模は、現在の2倍近い1,200億円に達すると予測されており、このことからも今後もさらにプロンプトエンジニアの需要が高まることが予想できます。
未経験でもプロンプトエンジニアを目指せる?
AIと深く関わるプロンプトエンジニアは、理系知識がないと難しいイメージを抱くかもしれませんが、実は文系の方にぴったりな職種です。
プロンプトエンジニアに求められるスキル
- AI知識
- 自然言語処理(NLP)知識
- ドメイン知識
- プログラミングスキル
- 国語力
AI(人工知能)
プロンプトエンジニアとして仕事をする際、AIについての知識は必須です。AIがどのように学習し、どのように答えを導くかを理解していなければ、AIから必要な情報を引き出すためのプロンプトを作成できません。具体的には、ChatGPTの言語処理の仕組み、深層学習モデルや強化学習といったアルゴリズムへの理解が求められます。
自然言語処理(NLP)知識
また、プロンプトエンジニアを目指すなら、自然言語処理(NLP)に関する知識も必要です。自然言語処理(NLP)とは、人間が日常的に使っている自然言語をコンピューターに処理させる技術のことで、AI が回答を生成する際に使われます。
スムーズに自然言語処理を行なうためにも、自然言語処理(NLP)に必要な文章構造を深く理解しておきましょう。
ドメイン知識
プロンプトエンジニアには、ドメイン知識も必要です。ドメイン知識とは、特定の業界・業種に特化した事業の知見・情報のことを指します。
プロンプトエンジニアに求められるのは、課題に対して専門性を持ったうえで、技術とドメイン知識を駆使して解決策を導き出すことです。AIを使って企業の課題を解決するためには、その企業の事業や業務に関する深い知見が必要です。そういった観点でも、プロンプトエンジニアにとってドメイン知識は必須のスキルだと言えるでしょう。
プログラミングスキル
プロンプトエンジニアは、自然言語処理(NLP)技術の実装や、フレームワークとの連携でプログラミング言語を用いる場合があります。そのため、PythonやJava、C++など、AIを形作るプログラミングの知識も必要です。
国語力
プロンプトエンジニアに求められるのは「思考やアイデアを言語化する国語力」です。たとえば、ChatGPTでは、質問の文章力次第でAIの回答の内容や質が大きく変わってきます。
また、これからのAI界隈では、プログラミング言語のような機械的な言語より、人間の感性による国語力・表現力がものをいうとまで言われています。 そのため、文系でAIに馴染みがない方や、未経験の方でも、スキルを身につければ誰でもプロンプトエンジニアを目指すことができます。プロンプトエンジニアになるための資格については、こちらの記事で解説しています。
おわりに
今回は、プロンプトエンジニアについてご紹介しました。これまでITに携わったことがない方も、文系だからエンジニアを諦めていたという方にとっても挑戦しやすい職種なのではないでしょうか。
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