Kaggle(カグル)とは?データ分析・AI分野の技術進化が一気に進むと期待されるプラットフォームシステム
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- 2023/04/29
データ分析や機械学習のスペシャリストたちの中ではポピュラーなKaggle(カグル)。データ分析・機械学習分野の最適モデルを探るコンペティションである、という点が有名ですが、Kaggleとは一体どのようなもので、どんなところに魅力があるのでしょうか。今回は、Kaggleについて、その特徴やできることについてご紹介します。
Kaggleは 社内データサイエンティストの育成のために活用されている例もあります。
目次
Kaggle(カグル)とは?
Kaggleとは、データサイエンスや機械学習に関するプラットフォームです。提供しているサービスには、以下のようなものがあります。
- コンペティション
- eラーニング
- ディスカッション
それぞれ詳しく見ていきましょう。
データ分析・機械学習コンペティション
Kaggleでは、企業などが予測したいデータを提示し、参加者がその精度を競うコンペティションなどが開催されています。世界中のデータの専門家が工夫を凝らして予測モデルなどを構築し、その中で順位を付けるというものです。
一部のコンペティションで上位に入賞した個人やチームは、賞金を獲得できます。総額は数万ドル、なかには100万ドルに達することもあるほどです。
このコンペティションに参加する目的は賞金だけではありません。コンペティションで上位に入賞することで、エンジニアとして箔を付けることができ、スキルを証明することもできます。
また、コンペティション終了後に上位者のコードが公開されるため、精度の高いモデルの構築手法などを参考にすることもできます。
初心者も勉強できる環境が整っている
Kaggleには、初学者用にデータ分析や機械学習のためのラーニングプラットフォームも用意されています。テキストはもちろん、PythonやRなどの環境が備わったエクササイズもあり、オンラインで実際にコードを実行しながら学習ができるのが特徴です。
エクササイズでは、実際にコーディングをする問題が出され、エラーを出さずに正しい答えを出力できるようにコードを書かなければなりません。
コードやデータセットなどの参照も
また、公開されているデータセットやコード、モデルを参照して、自習をすることもできます。これらの中には、企業が持っている生のデータが多くあり、実践的な練習をすることができるのは貴重です。
ディスカッション
Kaggleには、「ディスカッション」という掲示板機能もあります。これは、世界中のエンジニアたちが分析手法などについて議論をする場です。質問などをすることによって、自身の疑問を解決したり、世界中のデータサイエンティストやエンジニアの議論を見て参考にすることもできます。
Kaggleでの使用言語はすべて英語
さまざまな機能を利用できるKaggleですが、対応言語は英語のみです。プラットフォームの利用やディスカッションにも英語を使います。ただし、世界規模のコンペティションプラットフォームであるため、他の日本のプラットフォームよりも情報量や参加者のレベルは高いため、英語圏以外でも多くのユーザーを擁しています。
おわりに
Kaggleでは、機械学習やデータ分析の実践的な勉強をしたり、身についた後はコンペティションを通して実践力をさらに磨くことができます。この分野は多くのフィールドで活用でき、ニーズも高いため、データサイエンスを勉強してみてはいかがでしょうか。
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