インターネット・アカデミー オフィシャルブログ
About

2016年に学ぶべきIT知識 ~HTML5編~

2016年1月 7日

2016年にHTML5を学ぶべき

2016年に学ぶべきオススメ講座や技術についてご紹介するシリーズの第2弾として、 今回は、HTML5技術をご紹介します。

パソコンやスマートフォンで表示するWebサイトに限らず、家電製品や時計、車など、さまざまなモノとWebとをつなぐ役割を担うとして幅広い業界から注目されているHTML5。 まずは今更聞けない基礎知識からご紹介します。

HTML5って具体的に何ができるの?

HTML5には様々な新機能や変更が存在しますが、その代表的な特徴を以下に挙げます。

・プラグインなしで動画や音楽・グラフの描写が可能に

HTML 4.01は、HTML文書の作成に主眼が置かれていました。 そのため、Webサイト上で動画や音楽を再生する際には、「Flash Player」や「Windows Media Player」といった、専用のプラグインソフトが必要でした。

これに対して、HTML5では、「動画を再生する」「音楽を再生する」「グラフィックを描写する」など、これまでのHTMLにはなかった命令を、ブラウザだけで実行可能になりました。 つまり、デバイスにとらわれないWebサイト制作が可能になったのです。

このような機能の副産物として、動画の構造をHTML5で記述すると、「どんな動画なのか」といった情報をGoogleなどの検索エンジンに伝えることができるようになります。 これにより、SEOに有利に働くなどのメリットが考えられます。

・命令の種類が豊富に

上記に挙げた以外にも、「現在位置を取得する」「大量のデータをクライアント側に保持させる」など、様々な命令が可能になりました。 今までは大規模なプログラミングを組まなければできなかったことが、HTML5の命令を書くことで開発が可能になったのです。 これにより、様々な機能をもつWebサイトを、時間も費用も抑えて制作することができるようになりました。

・長かった記述をすっきりコンパクトに

HTML 4.01までは長いコードを書かなくてはならなかったのが、HTML5では非常にシンプルな記述で良くなりました。 その分、ソースコードを見渡しやすくなり、ミスがしにくくなります。

・ルールに基づいた制作が可能に

Webサイトの構造を定義するための命令文が増強され、指定方法がより細かく、世界共通で統一されました。いままで、Webサイトの構文はクリエイターにより癖があってバラバラだったのですが、これにより一定のルールに基づいた制作が可能になりました。

何故、今年HTML5を勉強すべきなのか

ここまでは、Web制作に携わる方目線での基礎的なことをご紹介してきました。 (もっと詳しく知りたい方は、「HTML5徹底リポート」をご覧ください。) ここからは、今年HTML5を学ぶべき理由についてご紹介します。

2015年にニュースで耳にするようになったIT用語の一つ、「IoT」。 そのIoTとHTML5やJavaScriptといったWeb技術は、非常に深い関係にあります。

IoTは、「モノのインターネット」などと訳されることが多いですが、要は"すべてのモノがインターネットにつながる"ということです。 例えば家(スマートハウス)や家電製品、テレビ、車、時計やメガネといったウェアラブルデバイスなど、いろいろなものがインターネットにつながるということです。 スマートフォンも、電話がインターネットにつながったと考えるとイメージしやすいのではないでしょうか。 そのスマートフォンのように、モノがインターネットに繋がって行くことを想定して開発されたHTML5という言語は、今後のIoT市場の成長にとって欠かせない技術なのです。

IT人材全般の不足が叫ばれている昨今、成長市場であるIoTやHTML5の技術者も当然不足しています。 だからこそ、IT業界に限らずとも、早め早めにHTML5の知識や技術を習得するのがオススメなのです。

HTML5について学びたい方は、インターネットアカデミーが開催する「W3C公式HTML5講座」がお勧めです。 この講座は日本で唯一のW3C公式講座で、正確かつ最新の内容を学ぶことができます。 興味が湧いた方はぜひ一度、お問合せください。

関連講座

インターネット・アカデミー W3C公式HTML5講座

本ブログは、日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーの講師が運営するWebメディアです。 スクールの情報はもちろん、最新のWebデザイン・プログラミング・Webマーケティングについて役立つ情報をご紹介しています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

現在、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発とインターネット・アカデミーのカリキュラム開発を担当する。

海外支店責任者として、アメリカとインド、日本を行き来する。5年間、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発と普及活動を行ってきた経歴を持つ。

日本の新宿校、渋谷校インストラクター。主にWebマー ケティングとクリエイティブ系の授業を担当。

バンガロール校インストラクター。デジタルマーケティング が専門分野。

Google認定Webマーケティング講座の企画・開発に携わる。「PHPカンファレンス2011」で講演。「PHP公式資格教科書」の執筆など

バンガロール校支店長。Webプロデューサー、インストラクター、エリアマネージャを経て、現在はグローバル展開のビジネスディベロップメントを担当。

「W3C"HTML5 Tour"」での講演や、インド校にてWebデザイナーおよびチーフインストラクターを勤めた経歴を持つ、人気キャリアプロデューサー。

フランスにあるW3CのEUホスト、ERCIM(欧州情報処理数学研究コンソーシアム)に常駐し、Webの研究を行うインド人インストラクター。Webマーケティングに精通している。

テーマテーマ

最新の記事最新の記事

スタッフ別ブログスタッフ別ブログ