AdobeやMicrosoftが導入!コンテンツクレデンシャル機能とは
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- 2023/10/28
生成系AIが飛躍的な進歩を続けている中、AdobeはFirefly、Photoshop、Illustratorなどのツールにコンテンツクレデンシャル機能とその公式アイコンを導入しました。Adobeの他にも、Microsoftやライカといった企業がこの機能とアイコンを各製品に採用し始めています。
コンテンツクレデンシャル機能とは
デジタル作品に権利所在や編集履歴などの情報を埋め込むことができる機能です。この機能を利用し、アイコンと共に情報をウォーターマークとして記すことで、その作品は信頼できるコンテンツであるということを証明できます。 ウォーターマークとは、「透かし」のことで、作品に入れる半透明の文字やロゴを指します。
なぜこの機能が必要なのか
昨今の生成系AIの飛躍的な進歩により、様々な問題が浮上してきています。
Bloomberg Intelligenceによると、生成系AIの市場規模は徐々に拡大しており、2032年には1兆3000億ドル規模にまで拡大すると予測されます。このような急成長に伴って、著作権の侵害といった問題も増えてきているのです。このような問題を防ぐことができる仕組みが、コンテンツクレデンシャル機能です。
著作権侵害事例
実際にNFT作品の電子市場において、他人の作品を自分のものと偽って販売する事例がありました。 中国において、別の漫画(以下、原作)の主人公を加工して作品(以下、盗用作品)を作成・販売したユーザーがおり、その販売プラットフォームが訴えられました。盗用作品には原作著者の名義でウォーターマークが記載されていたため、盗用が明らかとなりました。 結果としてプラットフォームには監督責任が問われ、4000人民元の損害賠償が命じられました。
この事例は、ウォーターマークを通して元の作成者まで辿ることで、権利侵害の有無を証明できる一例です。コンテンツクレデンシャル機能は有用性が高く、今後利用が増えていくでしょう。
おわりに
おわりに 今回はコンテンツクレデンシャル機能についてご紹介しました。Webデザインを学ぶ人だけでなく、Web担当者やクリエイティブ関連の職業に就いている人はぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
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