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プログラマーとエンジニアの違いとは?仕事内容&資格・スキル比較

  • 2018/10/24
プログラマーとエンジニアの違いとは?仕事内容&資格・スキル比較

「プログラマー」と「エンジニア」、どちらの名前もよく耳にするものの、何が違うのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、プログラマーとエンジニアについて、それぞれの仕事内容や業務上求められるスキルを比較しながら、具体的な違いをご紹介します。

目次

プログラマーとエンジニアの違い(仕事内容)

まずは、仕事内容を軸にエンジニアとプログラマーの違いを見てみましょう。
エンジニアといっても多岐にわたるため、今回はプログラマーと比べられることが多いシステムエンジニア(通称SE)を例に違いをご紹介します。

プログラマーの仕事内容

プログラマーの仕事内容

プログラマーの主な仕事内容は、一言でいうとプログラミング言語を用いてシステム開発を行うことです。Java、PHP、Pythonなどさまざまなプログラミング言語がありますが、どれを用いるかはプロジェクトにより異なります。
プログラマーは、仕様書に基づいてプログラムを組み、設計通りにプログラムが動作するかを確認します。この作業は、システム開発の一連の流れでいうと「下流工程」にあたります。

システムエンジニア(SE)の仕事内容

システムエンジニア(SE)の仕事内容

システムエンジニア(SE)の仕事は、クライアントから「システムを使って何をしたいのか」という要望をヒアリングし、それに基づいて仕様の決定と大まかな設計を担当することです。設計には基本設計・詳細設計の2段階があります。設計後、プログラマーによりプログラムが組まれます。
プログラミングが完了し、システムが設計通りに動作するかテストを行う工程もシステムエンジニアが担当します。これらの作業は、システム開発の流れでいうと「上流工程」に相当します。

職場によっては、プログラマーとシステムエンジニア両方の役割を、1人の技術者が兼任して行うこともあります。また、業務における「上流」「下流」とは、開発フロー(作業の流れ)で分類した呼び名であるため、仕事の優劣を指すものではありません。

プログラマーとシステムエンジニアの違い(資格・スキル)

プログラマー、システムエンジニアのどちらも「絶対に持っておかねばならない資格」はありません。ただし、資格は一定の技術が身についていることの証明になるため、就職・転職する際に資格を取得していれば、選考に有利にはたらく可能性があります。 また、資格とは別に業務を行う上で求められるスキル(能力)があります。
プログラマーとシステムエンジニアそれぞれについて、おすすめの資格や求められるスキルをご紹介します。

プログラマーを目指す方におすすめの資格・スキル

資格

プログラマーを目指す方におすすめの資格には、以下のようなものがあります。どのプログラミング言語を扱うかによって対象となる資格も変わるため、人気のプログラミング言語を選んだり、希望する職場や業界でよく使われている言語を調べてから資格取得のスケジュールを考えると良いでしょう。

  • PHP技術者認定試験
  • Oracle Certified Java Programmer(Bronze SE 7/8、Silver SE 8、Gold SE 8)
  • C言語プログラミング能力認定試験
  • Ruby技術者認定試験制度
  • Javaプログラミング能力認定試験

スキル

    プログラマーに求められるスキルには、一般的に次のようなものがあります。

    論理的に考える力

    プログラマーが設計したシステムをもとに最適なプログラムを書き出すには、プログラミングの知識に加えて論理的に考える力が必要です。

    向上心

    プログラミングは日進月歩で進化しています。新しい技術を学び続ける意欲が求められます。

    コミュニケーション能力

    ある程度のコミュニケーション能力があると、エンジニアや他のプログラマーと共に円滑に業務を進める上で役立ちます。

    注意力

    不備やプログラムの誤動作を防ぐには注意力も必要です。

    システムエンジニアにおすすめの資格・スキル

    資格

    システムエンジニアにおすすめの資格には、以下のようなものがあります。

    • 基本情報技術者試験
    • システムアーキテクト試験
    • ネットワークスペシャリスト試験
    • Oracle Certified Java Programmer(Bronze SE 7/8、Silver SE 8、Gold SE 8)

    スキル

    システムエンジニアに求められるスキルとして、以下の4点が挙げられます。

    ヒアリング能力

    システム要件を決める上で、クライアントに対し精度の高いヒアリングを行う能力はシステムエンジニアにとって必須のスキルといえます。

    提案力

    ヒアリング能力の他、的確な提案力もあると歓迎されます。そのためには確かな専門知識が必要です。

    コミュニケーション能力

    クライアントの要望をくみ取り、プログラマーに伝えるためにもコミュニケーション能力が求められます。

    マネジメント力

    プロジェクトが円滑に進むよう、進行管理を行うマネジメント能力も欠かせません。

    このように、プログラマーとシステムエンジニアでは、求められるスキルが異なります。プログラマーは技術者としての論理的思考力や技術力が重視される一方、システムエンジニアはクライアントとの折衝やプロジェクトを円滑に進めるためのマネジメント能力が重視される点が、大きな違いであるといえるでしょう。

プログラマーとシステムエンジニアのキャリアパス

プログラマーとシステムエンジニアのキャリアパス

プログラマーとシステムエンジニアは、それぞれ将来的にどのようなキャリアプランを想定することができるのでしょうか。最後にプログラマーとエンジニアの一般的なキャリアパスについてご紹介します。

プログラマーのキャリアパス

プログラマーからのキャリアアップとして、システムエンジニアになるケースが一般的といえるでしょう。知識やスキルを活かして「プロジェクトマネージャー」に転身する方もいます。
また、昨今のシステムの多様化・複雑化にともない、プログラマーとしての高い専門知識を活かし、技術を極めて「エキスパート系プログラマー」になるケースも多く見られます。

システムエンジニアのキャリアパス

システムエンジニアから「プロジェクトリーダー」や「プロジェクトマネージャー」になるケースが主といえます。プログラマーと同様に、最近ではより専門性が求められるようになったことから「ITスペシャリスト」や「ITコンサルタント」「ITアーキテクト」などへの転身を目指す方も増えています。

おわりに

今回は、プログラマーとエンジニアの違いについて、仕事内容や資格・スキルの比較を通してご紹介しました。プログラマーもエンジニアも、特別な学歴や資格を必要とせず、誰でも目指すことができます。しかし、より良い条件で就職・転職するには知識やスキルを身に着けていることが必要不可欠です。

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参考

PHP技術者認定試験(一般社団法人PHP技術者認定機構) Oracle Certified Java Programmer/Bronze SE 7/8、Silver SE 8、Gold SE 8(Oracle) C言語プログラミング能力認定試験(サーティファイ) Ruby技術者認定試験(Rubyアソシエーション) Javaプログラミング能力認定試験(サーティファイ) 基本情報技術者試験(IPA 独立行政法人情報処理推進機構) システムアーキテクト試験(IPA 独立行政法人情報処理推進機構) ネットワークスペシャリスト試験(IPA 独立行政法人情報処理推進機構)